コラム:中国債務危機、次の火種は地方政府 裏付け弱い資金調達も

中国で最も手ごろな価格で不動産を取得できる地域の1つは、ロシア国境沿いに流れるアムール川の南岸だ。北京なら寝室2つのマンション1戸の平均価格は100万ドル(約1億1500万円)だが、当地の鶴崗市は同じタイプが1万ドルで買える。その鶴崗市の地域経済は炭鉱からの収入ほぼ一本に依存しており、ここ何年も青息吐息が続いていたが、新型コロナウイルスのパンデミックでついに引導を渡されてしまったようだ。昨年12月23日に同市は、職員の新規採用を凍結し、財政再建に乗り出すと発表した。恐らく中国の地方都市で初めてのケースだろうが、そうした事態が同市だけで終...

https://jp.reuters.com/article/china-property-kaisa-grp-hldg-idJPKBN2JL0EH