11/24 「ダウ平均が上昇、ナスダックが下落」の番勝負・・・

2021/11/24 15:19

　昨日は「ダウ平均が下落、ナスダックが上昇」となっていたので、今日は「ダウ平均が上昇、ナスダックが下落」の番でした。まさに株屋用語の『目先を変えるための循環』です。
　ハッキリ言って、今、株式市場には『新鮮な話題が不足』している状況です。が、しかし、それでもNY株式市場へは投資資金が刻々と流入して、時価総額が増加し続けているのです。

最大の敵が再び出現、高バリュエーション株は利回り上昇に警戒を

　ブルムバーグの記事に「最大の敵」との表現がありましたので、これを取り上げてみます。今、株式市場ではざっと挙げると、次の懸念事項があります。

「金利の上昇」
「新型コロナ感染の再拡大」
「エネルギー価格の上昇」
「供給網の切断」

　ここで言う「最大の敵」とは「金利の上昇」を意味し、噛み砕いて補強すると、次のような文言です。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-23/R312HAT0G1KY01?srnd=cojp-v2

　ゴールドマン・サックスは、『金利上昇 = 債券利回り上昇を受けて、急成長しているが利益実績が伴わない個別銘柄の売却を推奨、長期先の期待値だけで今評価されている急成長企業への投資を避けよ』と警告を発しました。記事には、次のような大原則が並んでいます。
金利上昇は将来的な利益の現在価値を低下させる傾向があるため、バリュエーションが最高水準にあるテクノロジー株が最大の打撃を受けやすい。
11/22、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数が最高値水準から1.2％下げたことがそれを示している。
　「こうした銘柄は金利上昇や期待外れな売上高のリスクに対してより脆弱（ぜいじゃく）だ」と分析している。

　ゴールドマン・サックスの助言は【予言】と解釈しても過言ではなく、自らの顧客には既に通知済みで、これを粛々と実践してくると見た方がベターです。

Myポートフォリオ時価等

　株式評価総額は960,777.71ドル（円貨換算110,604,730円）、手許資金と合わせ983,819.00ドル（円貨換算額113,257,243円）でした。株式評価損益額は前週末から4,356.00ドル増、前月末から2,910.84ドル増、年始からみると158,244.58ドル増の184,708.15ドル（円貨換算額21,263,602円）です。
　ポートフォリオ内のETF構成比率は81.89％、為替相場（円/ドル）は、115.12円/ドルと数年ぶりに115円台が出現しています。

本日の取り引き状況

　ハイテク系銘柄が前日終値から値を下げて推移していましたが、小幅な動きに終始していたので、興味をそそることも無く傍観姿勢でした。既に、GAFAM株価は相当高値まで上っていますし、半導体銘柄はどの範囲が適正株価水準なのか、さっばっ分からないので・・・。

フィリップモーリス株の買い増し

　９０ドル割れの株価は安値水準との判断で、続落中のフィリップモーリス株を２１株、追加購入しました。世界の喫煙者数が右肩下がりで人気離散していますが、① タバコ一箱単価の切り上げで利益水準を維持できていること、② 近い将来に同業の「アルトリア」との合併期待を込めて資金投下しました。ここまでで、総投資額が３万４千ドルを超えました。

インテル株の新規購入

　ハイテク系の中で古くからのお気に入りである「インテル株（INTC）」が、終盤間際に４９ドルそこそこまで下落していたのと、売買出来高が既に２千万株を超える勢いでしたので、購入を決意して７４株を買い入れました。
　取り巻く環境と業績の落ち込み、将来見通しの悪さなどが重なっていることがありますが、かつての時代の寵児が一人置いてきぼりとは、何と悲しいものです。