米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

11/25 NY市場は、「材料難」と「祝日前」で低調...

 時間経過と共に戻り基調に引き寄せるパワーはNY市場の真骨頂の最たるもので、本日も崩れそうで崩れない底力を感じました。ダウ平均は値下がり、ナスダックが値上がる展開は、前日と正反対(前日 : ダウ平均↑、ナスダック↓)の結果でした。まさに、目先換えの番勝負です。


11/25 3大株価指数

円/ドルの為替状況

 日中の東京市場では、115円を挟んだ軟調な動きでしたが、NY市場のオープンと共にジリジリと115円を離れ始めて115円50銭まで到達、NY市場終了の現地時間の午後4時頃には、すっかり115円半ばで鎮守してしまいました。
 ユーロ/ドルもユーロ安なので、世界的に「ドル高」の基調であることが伺われます。何度も言うようですが、これを早急に戻すには『日本の利上げ』しか方法がありません。


原油備蓄の一部放出と原油先物価格の戦い

  WTI原油先物価格が一時、1バレル=79ドル台まで値上がりしました。この背景には、米国や日本などが協調して原油備蓄の一部を放出することに、産油国の反発があるのではないか、という警戒感が出ていることがあります。

 このような解説記事が目に留まりました。「反発」の内容は、「産油国が今後一切の増産拒否に傾く」などと説明されています。
 中東の産油国にとっては、次の事柄だけでも険悪化しているので、宣言なしの減産まで裏で踏み切るかもしれませんし、素振りを見せるだけで原油値段が高騰します。

  1. 米国軍は既に中東から撤退して「警察機能」を放棄している。
  2. 現米国政権は民主党であり、原油と中東の政治体制を目の敵にしている。
  3. 原油先物価格が低い時、下げている時は「知らぬ存ぜぬ」の姿勢の米国に対して不信感が極限まで高まっている。
  4. 大手石油メジャーが、原油から天然ガス、風力・太陽光にシフトし始めている。
  5. 噂の域を出ませんが、破産した米国シェール業者の資産(シェール油田)を中東産油国が安く買い叩いて、自分の息のかかった手元に置いている。
  6. バイデン大統領は選挙キャンペーン時に「脱シェール、脱原油」を宣言していた。
  7. バイデン民主党よりトランプ共和党の方が与し易く、民主党の勢いを削ぎたい。

原油高と新型コロナ禍が続く限り、NY市場のラリーは続く・・・

 もがいて進んてもゴールが移動して差が詰まらない。これが続く限り、NY株式市場の株価ラリーも止まらないと感じています。株式の大幅な調整を経ることなく、不安と期待を背負って、NY株式市場は一進一退を繰り返しながら、まだ見ぬ高値圏へ踏み出していくものと推測しています。少なくとも、『途中下車を考え、そして行動するヘッジファンドや大手投資家はいない』と考えた方がスッキリします。


11/25 NY市場は、「材料難」と「祝日前」で低調...

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は962,243.50ドル(円貨換算111,052,522円)、手許資金と合わせ986,094.00ドル(円貨換算額113,805,109円)でした。株式評価損益額は前週末から7,172.36ドル増、前月末から5,727.20ドル増、年始からみると161,060.94ドル増の187,524.51ドル(円貨換算額21,642,204円)です。
 ポートフォリオ内のETF構成比率は82.04%、為替相場(円/ドル)は、115.41円/ドルと115円台を維持しています。


11/25 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 ビザ株、マスターカード株などの景気敏感銘柄の株価がジリジリと戻り始めて来ています。高配当銘柄を主に買い増ししました。今後、オールドエコノミー企業の安定感が光って来るものと考えています。


11/25 本日の取り引き状況

ブリティッシュ アメリカン タバコ ADR(BTI)の新規買い

 英国の多国籍業である「ブリティッシュ アメリカン タバコ」を新規買いしています。世界のたばこ市場でフィリップモーリスに次いで第2位の実績を誇る多国籍企業です。「ラッキーストライク」が有名で、米国市場にも進出しています。新型コロナ禍前には少なからず保有していたので、買い戻しに近い部類です。
 同社は財政面でリッチ企業でもあり、毎年安定的に収益を上げています。50ドル前後の株価が長らく続いていたのですが、昨今は35ドル付近まで落ちてきて、配当率が何と8%台まで高まっています。今後、個別銘柄はタバコ3社と通信2社で盤石体制を維持し、発展させていきます。

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 思考錯誤の中、大分とすっきりしてきました。個別銘柄の評価損額が巨大化し始めていますが、気にしない事です。今は買い増し時期なので、株価が安いほど、たくさんの株式を手に入れることができるのですから…。BTIも大分と購入を待ちました。最低株価では購入できなくとも、安値で仕入れる事ができれば御の字です。


11/25 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

11/25 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

11月22日~26日における休場日等

  • 11月25日(木)NY市場、ナスダック市場は「感謝祭」のため休場となります。
  • 11月26日(金)NY市場、ナスダック市場はアメリカ東部時間午後1時(日本時間翌朝3時)に取引終了となります。

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