米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

11/27 突如、2円を超える円高が出現した!!

 毎朝、円/ドルの為替動向だけをチェックする方なら、突如として「2円を超える円高」となっている事実にビックリ仰天されたことでしょう。
 「何が起こったのか?」と問われても答えようがありません。何故なら、今、世界中で何も起こってはいないからです。「南アフリカで新たな新型コロナ変異株が出現した。」との報道が世界を駆け巡った以外は・・・。


11/27 3大株価指数

2020年3月に起こった株価暴落のトラウマ

 金融ワールドに籍を置く者にとっては、良し悪しを別にして2020年3月、数日間に亘る「世界の株式市場で起こった、目を覆う株価暴落のトラウマ」が頭を過ったのでしょう。
 兎に角、己自身のポジションを軽く、身軽にすべく「清算の投げ売り」が随所で見られました。これは、キャリートレード中の円/ドル為替も然りです。下図は本日の主要品目チャートです。ものの見事に右肩下りを描いています。


11/27 主要品目チャート

殿(しんがり)は米国金融市場、先陣を切るのは日本金融市場

 この種のようなロイター発報道がなされた時、決まって殿(しんがり)は米国金融市場、先陣を切るのは日本金融市場となっています。

余談ですが・・・

 日本がトップバッター故に、米国市場の「露払い」や「太鼓持ち」までさせられて、宴の最後を締めなくてはいけません。

 すなわち、米国が1度の暴落で済んでも、日本は前後2度の暴落となることが、宿命付けられているみたいなものです。

米国株式動向

 ダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前営業日の24日に比べ905ドル04セント(2.5%)安で終えました。ダウ平均の下げ幅は一時1054ドルに達し、新たな変異株の感染拡大で行動制限が強まり、消費を冷やしかねないとの警戒感が強まったからです。
 これに、米長期金利が一時1.47%と前営業日比0.16%低下したことも市場への重荷となりました。ナスダック市場総合指数も下落、S&P500種も大幅なマイナスとなりました。

市場参加者が連休で少数であった

 26日は、米国感謝祭(祝日)の翌日にあたり、米国株式市場は午後1時までの短縮取引でした。このように米国市場を取り巻く環境が特殊であった(連休取得者も多くて市場参加者が少なかった)ことも、値幅を大きくした要因と思われます。

変異株の主戦場は、29日(月)の日本市場から・・・

 この土日で、ヘッジファンドたちは「情報収集」と「マスメディアを用いた情報錯乱」を仕掛けてくることでしょう。ターゲットは29日(月)の日本市場です。
 欧米市場が開く前までにある程度の決着を付けなければいけませんから、売り・買いのボラティリティを高めて、値幅を絣取ろうと虎視眈々に狙って来ます。


11/27 突如、2円を超える円高が出現した!!

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は959,347.79ドル(円貨換算108,617,357円)、手許資金と合わせ988,789.70ドル(円貨換算額111,950,770円)でした。株式評価損益額は前週末から▼13,219.36ドル減、前月末から▼14,664.53ドル減、年始からみると140,669.22ドル増の167,132.79ドル(円貨換算額18,922,774円)です。
 ポートフォリオ内のETF構成比率は80.78%、為替相場(円/ドル)は、113.22円/ドルと一気に円高に進みました。


11/27 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 ETFは原油先物価格が暴落していたので「XLE」を買い増ししています。個別銘柄は、昨日から買い進めている「ブリティッシュ アメリカン タバコ ADR」の買い増しを強めました。その他、新規買いを含めて景気敏感銘柄である『クレジット銘柄』(米国の主要カード銘柄)を全て取り揃えてみました。

アメリカン エキスプレス 【AXP】の新規購入(買戻し)

 以前、171ドル台で売却した「AXP」の新規買いを行い、売却株価から大分と安値で18株の買戻しが叶いました。ビザ株、マスターカード株、後述のディスカバー株と蒐集が進み、米国内の主なクレジット銘柄を全て揃えました。



ディスカバー ファイナンシャル サービス 【DFS】の新規買い(買戻し)

 この銘柄も買戻しの部類に入ります。値動きの激しいところが特徴なミドル銘柄です。28株を買い下がりで蒐集しました。日本ではマイナーですが、かなり規模の大きい企業なのです。


日本株の新規購入

 前日に売却した「三井住友FG株」と「テルモ株」、Goodタイミングでの売却となりました。頃合いを見て売却をしておかないと泣きを見るのが日本株ですから...。
 今回の急落に伴い、お気に入り銘柄を数株単位ですが、次のとおり後場の引け(終値)で新規買いしています。29日(月)は、買い下がりの追加購入を予定しています。

  • 1578 上場225M 3株
  • 4519 中外製 4株
  • 7267 ホンダ 5株
  • 8316 三井住友 4株
  • 8630 SOMPOHD 3株
  • 8725 MS&AD 5株
  • 8766 東京海上 3株
  • 9432 NTT 5株
  • 9433 KDDI 4株

日本株での私の失敗談

 私の実例の失敗談をご紹介しますと、三井住友FGを5千株保有していた時の話です。順調に利が乗っていて、売却すると税引きでも数百万円をゲット。これでロレックスのホワイトゴール製のデイデイト購入を考えて、カタログを眺めていては悦に入っていました。

 直ぐにでも売却すればいいものを「欲をかいて」、日銀黒田総裁の更なる金融緩和策が近々に発表との報道記事を目にすると、発表後に更に利を膨らませて売却すれば、ホワイトゴールド製ではなくプラチナ製に手が届くことが判明。「300グラムを超える重さは腕に堪えるなぁ」と笑み満々の日々でした。

 しかし、好事魔多しの譬えどおり、ここからが漫才の範疇です。黒田総裁から発表された「追加緩和策」が、何と今なお続いている悪名高い『マイナス金利政策』でした。

 発表されるや否や、ヘッジファンド等の売り方に銀行セクターは滅茶苦茶売り込まれて、私が事の重大さに気づいた時には既に手遅れ、何の対策も出来ず「莫大な評価益が全て吹っ飛び、逆に評価損が生じていた」のです。日本の政府高官は、決して個人投資家の味方ではありません。

 幻と消えたプラチナ製ロレックスの高級腕時計。それ以降、日本株は少額でも利益確定することを心掛けています。

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 個別銘柄の主テーマが「配当取り」へシフトしました。最盛期には、年間3万ドル超あった配当金が、ETF中心となって概ね1/2以下まで減少していました。
 ETFへシフト換えすると、ETF価格の上昇がメインとなるので、受け取る配当額が大きく減少してしまうデメリットが顕在化して来たこともあり、投資資金1/3程を個別銘柄へ回す方向転換を行っています。
 クレジットカード銘柄は、遅ればせながら「キャッシュレス」の更なる伸長を想定したものです。コロナ禍の解消は一足飛びではいかず、日本を含めて「自宅内で過ごす」「インターネットを主に据えた生活」が、益々盛んになると考えてのことです。


11/27 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

11/27 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

最後に

 昨日の午後、マイカーに満タン給油を行ったところです。スタンド掲示料金が163円/リットル。会員カード + 楽天カード + スマホアプリの利用で158円まで下がりましたが、週明け以降に満タン給油すればよかったかも・・・。
 昨日から急激な円高に振れ始め、FX取引のロスカットが自動作動して、実損が拡大したユーザさんも多数いらっしゃることでしょう。幸いにも儲けた方は口をつぐみ、ニヤニヤして楽しい土日になりましたね。では、心身ともにマッタリと土日をお楽しみください。

気になる時事記事

新型コロナ・新たな変異株に強まる警戒、南アは渡航制限を批判

 「批判?」とは・・・。週末に、突然に発表すればこんな結末となるは必定。今さら何言ってんですか。



新型コロナ・ドイツが制限強化を検討、マスクで感染リスクは半減


経済混乱は企業が続けてきた「ケチ経営」のツケ、事態はより悪化する


米テック企業に広がる労組結成の波、経営陣は対応に苦心


日本は、南アなど6カ国対象に水際対策を強化。27日午前0時から・・・

 期日を決めると、必ず「駆け込んで来る奴らがいる」んですよ。



中国のmRNAワクチンメーカーが資金調達、ソフトバンクVF主導

 中国資本がファンド構成比率20割前後と言いながらも、相も変わらずに「中国企業」へ一本足打法なのですね。