米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

12/12 週間動向(市場・投資分析)他...

まずは、週間動向を例のリストでチェックしてみましょう。

個別株

 煙草銘柄(BTI、MO、PM)の株価回復は比較的顕著ですが、通信銘柄(T、VZ、VOD)はマイナス幅が拡大している銘柄もあり「サッパリ」でした。ハイテク系銘柄買い + 通信銘柄売りの構図が見て取れます。英国籍のボーダーフォン株も然りですから、世界的に「通信銘柄 = 売り」の構図がヘッジファンド間で出来上がっているのでしょう。
 ざっくり言うと、日米英ともに『かつて、土管屋に成り下がることを嫌がった通信企業は、専門外に手を広げ過ぎて「稼いだマネー」を大方失った』ので、『今、5Gの設備投資と共に元の立ち位置へ返り咲くために喘ぎまくり中・・・』であることが、売り方に口実を与えているのです。
 ここ暫くは売りが続きそうで、投資家とっては又とないチャンス到来といえます。いつまでも同じ流れ続かないのが株式市場の常なので、いずれやって来るであろう『反転期』までに、たらふく飲み込みたいと考えている私ですが、逆に『奈落の底』まで付き合わされることも、想定しておかなくてはいけません。

ETF

 全保有銘柄の株価回復が見られます。とても強い勢いが週間を通じて助長された感じです。3大株価指数の回復と共に、ETF価格の上昇もキッチリと確認できますし、面目躍如足るものです。

12/12 週間動向(市場・投資分析)他...

【番外】日本株

 折角ですから日本株にもスポットを当ててみると、こちらも特徴が掴みにくい感じですが、NTT株とソフトバンク株の下落が目立つことから、やはり日本株も「通信」がネックとなってい感じです。
 NTTやドコモは今までの海外投資で失ったマネー総額が膨大ですし、ソフトバンクは親会社のソフトバンクグループ、いや、孫氏にいいように『金になる木 = 財布』として扱われていますし・・・。その点、KDDIは比較的堅調ですが、積極投資でグループ内の子会社数は、今や膨大になって来ているので、今後は要注意です。

週間の売買状況

12/12 週間の売買状況

「SPYG」と「SPLG」の売却

 NISA枠で保有している「SPYG」と「SPLG」以外は売却対象の最優先となっています。まだまだあるので、次週以降も株価上昇に伴い逐次売却を進めていきます。配当受領に徐々にシフト換えしてきているので、『売却』という選択肢を選んでいます。よって、全ての方にお勧めする方策ではありません。
 まだまだ、「資産形成に重きを置きたい方」はETFで長期投資を計略される方がベターですし、現金確保を考えておられる方は「年末という微妙な時期」でもあるので、売却の選択肢も理にかなっているやもしれません。

米国株セクター別の構成比率グラフ

12/12 米国株セクター別の構成比率グラフ

 個別銘柄の構成比率が22%を超えました。25%近くまで上昇するものと思われます。配当のあるオールドエコノミー銘柄を好んで取り入れています。中でも高配当銘柄へシフトして、毎期の配当受領を主眼に置いています。
 嫌悪されている「タバコ3銘柄」、設備投資に毎年膨大な資本投下を余儀なくされる「通信3銘柄」、これら6銘柄に対して性懲りもなく命の次に大事にマネーを落とし続けています。*CS株は余興です...。

12/12 米国株個別銘柄構成比率グラフ

QQQに想うこと

 ETFに取り組んでいる投資家にとって「QQQ」は避けて通れないほど有名なETF商品です。QQQとは「Invesco QQQ Trust Series 1」の略称で、「NASDAQ100指数」の値動きに連動する米国株インデックスETFのことです。運用会社は、インベスコ社になります。設定は1999年10月3日なので歴史もあり、世界中から資金が集まるETF商品です。
 なお、「NASDAQ100指数」というのは、米国のNASDAQ証券取引所へ上場する銘柄の中で、金融機関を除いた時価総額が上位の100社に絞った指数の事です。

QQQの2021/1/1以降の株価チャート

QQQの2021/1/1以降の株価チャート

 01/02以降の株価の推移(チャート)をご覧いただくと、何とも凄まじい伸び率を示しています。12/09現在で30%近い上昇です。今から「QQQ」を購入される方は、ここからが出発点となるのです。対比し易いように、他の指数も明示しました。
【紫色 : ダウ平均】
【桃色 : ナスダック総合指数】
【水色 : S&P500種】
これらの伸び率も大したものです。

チャートの窪み

 12カ月の指数チャートの中で、3回~4回ほど窪み(下落幅)が現われているのが見て取れます。長期間のチャートを作成すると、必ず一直線に株価指数が上昇するのではなく、上げ下げを交えながら上って来ているのが分かります。窪みはどの銘柄チャートを作成しても現れるのです。

高価格帯のQQQ購入方法

 今から「QQQ」への取り組みを目指している個人投資家の買い方としては、次のような方法があるでしょう。
 ① 価格を無視して、週間隔や月間隔で「QQQの定期・定量購入」を粛々と進めていく。確実に保有量が増加し続ける。
 ② 次のチャートの窪みが現れるまで買いを保留する。窪みが現われたと感じた時に買いを入れる。買えなければ買えるまで耐え忍ぶので、先々の保有量が分からない。
 ③ 他銘柄の売却益が発生した都度、スポットで「QQQの成行買い」を行う。平均購入価格が高くなるが、売却益があるので負担額が軽くなっている。

私なら・・・

 日経新聞の一面欄に『米国株(ドル)が急落』『米国株(ドル)暴落』の言葉が躍るまで買いません。何故なら、幸か不幸か100ドル台で推移していた「QQQ」を購入していた時期を経験しているからです。今のETF価格では、WEBページで【購入ボタン】を押せません。
  敢えて買い増しを行わざるを得ない状況となったのなら、上記③を第一優先として上記②を組み合わせる方法で追加購入を取り進めます。しかし、「定期・定量購入」は決して行いません。
 余談ですが、思うに「定期・定量購入」がマッチする方は、他の営利事業で定期収入を得ている方でしょう。例えば、毎月300万円の定期収入がある方なら、日々、QQQを「定期・定量購入」すれば平均購入価格を均一にすることができます。このような場合は、迷わず、①の方法がベターです。

編集後記

 刻々と12月も中旬までやって来ています。オミクロン株の特性も判明し始めて来ていますので、大幅な株価調整は望み薄となっています。逆に、先々の良好な経済指標を先取りする動きが【水面下から水面上へ】現われて来るやも知れません。
 そうなれば、クリスマスまでに1~2回の『米国株爆上げ』が見られることでしょう。仕込みを終えている方にとっては、BIGなクリスマスプレゼントになることを祈って・・・。

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