12/14 ディフェンシブ銘柄に資金が流入・・・
3大株価指数、終了間際に下げ幅を拡大
米国債10年利回りが1.42%近くまで低下する中であっても、今回はハイテク系銘柄への買い意欲が見られずにダウ平均、ナスダック、S&P500種の「3大株価指数は下落」しました。特に、終了間際に下げ幅を拡大した点が、週始めでもあり何かを暗示するようで気掛かりです。不意打ちを食らった投資家、コンピュータ売買が慌てて売りへ回ったようです。
15日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表の予定
12月15日、FOMCの結果が発表される予定です。この会合では、テーパリング(量的緩和の縮小)の加速が決定される見通しです。ここまでは、既に市場が織り込んでいる内容ですが、要は「テーパリング終了後に予想される利上げの開始時期やペース配分」に移ります。現在、2022年度中に2回の利上げが想定され、1回の上げ幅は0.25%が最も支持を集めていますが、インフレ超加速ともなれば年に3回~4回、上げ幅が0.5%の引き上げも視野に入ってきます。
生活必需品セクターETF (XLP)が、52週最高値を更新...。
値上がりし過ぎた「ハイテク系銘柄」から日常品を取り扱う「ディフェンシブ銘柄」へ投下資金が移っり始めた模様です。生活必需品セクターのETFである「Consumer Staples Select Sector SPDR Fund (XLP)」が52週最高値を更新、1.31%高の75.16ドルまで上昇しています。しばらくトレースしてみて下さい。更に、ヘルスケアセクターも人気を集めるなど、資金がセクター間を移動しています。
15日はFOMC議事要旨の御開帳。株式市場の転換期(利上げ実施)に向けて、準備が始まったのでしょうか?
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は951,570.16ドル(円貨換算108,079,339円)、手許資金と合わせ969,596.26ドル(円貨換算額110,126,744円)でした。株式評価損益額は前週末から▼9,624.27ドル減、前月末から13,338.69ドル増、年始からみると136,730.47ドル増の163,194.04ドル(円貨換算額18,535,579円)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は77.14%、為替相場(円/ドル)は113.58円/ドルでした。
本日の取り引き状況
売却
バンガード 米国ヘルスケア ETF (VHT)16株、S&P 500グロース株式 ETF (SPYG)3株を資金確保のために成行売却しました。
買い増し
ブリティッシュ アメリカン タバコ ADR (BTI)62株、ボーダフォン グループ ADR (VOD)158株、ベライゾン コミュニケーションズ (VZ)6株を下値の指値で追加購入しています。
【番外編】日本株の購入
少し図に乗り過ぎて、銘柄を新規購入し過ぎました。現在、初期投資総額が6千ドルを超えてしまい、持ち過ぎ状態となっています。しかし、日本株通信銘柄がここまで忌避されるとは想定外です(笑い)。
新規購入
- 4912 ライオン 4株
- 4951 エステー 2株
- 4998 フマキラー 3株
- 8801 三井不動産 2株
- 8802 三菱地所 3株
- 8830 住友不動産 2株
買い増し
- 9434 ソフトバンク 2株
Myポートフォリオ構成比率分析グラフ
『株価がピークに近づいて来た』との論評記事をチョコチョコ見受けることがあります。『そろそろ、大雨がやって来そうだ』と言っていれば「必ず的中」するのは子供でも分かることで、これは予測でも何でもなくて自然の摂理です。長雨が続いている時に『もうそろそろ、晴れ間が出てくるよ』と言っていれば「必ず的中」するのと同じです。
幾度となく申し上げますが、セクターを丸呑みするETFをコツコツ買い増して、雨風の時でもジッと抱いていれば、いつの間にやら晴れ間がのぞき、ふと気づけば資産総額が増えてるのが米国ETFなのです。長く持てば持つほど資産価値を増していきます。大事になさって下さい。
編集後記
ここ数年来の藤井竜王の活躍に刺激されたこともあり、学生時代から何十年も遠ざかっていた「将棋」をWEBで始めるようになりました。過去、将棋書籍を何度読破しても強くなれなかった私ですが、最近は自分でも「力を付けた」と感じます。その理由は『強い人の駒の指し方を、自分の目で見ることができる時代になった』からです。棋譜を盤上に並べる手間暇が省略され、コンピュータが繰り返し再現してくれるからに他なりません。
例えば、学生時代、歩と歩がぶつかれば「一歩得」+「攻撃は最大の防御」から必ず手に入れていました。しかし、AMEBAでプロ棋士の指し方をみれば、相手に歩を取らせて、その歩の真後ろに歩を指す場面を目にします。今まで、こんな手法とは全く無縁の私でした。
株式投資の上達への道は、相も変わらず名著といわれる書籍を読破して、その精神に触れることが重んじられています。今の時代、10億円程の資産を築いた方の取り引き処方(ディーリング内容)を、読み物ではなく24時間動画や1週間動画、1カ月動画などで考え方と技法、そして生活の数々を生視聴してみたいものです。将棋の上達と同じく『真似る』ことは、ある面とても大事ですから・・・。
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