12/22 オミクロン株の鎮静後を睨む米国株・・・
直接的なさしたる理由もなく、ダウ平均は前日まで3日続落して1000ドル近く下げていました。さすがに、今日はこの反動もあり『買いマグマ』が渦巻くが如く、プレ市場の段階から関係者の鼻息が高かったようです。
3大株価指数が反発
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発、前日比560.54ドル(1.6%)高の3万5492.70ドルで終え、ナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反発して、前日比360.143ポイント(2.4%)高の1万5341.087で終了しました。
旅行・レジャー関連株に関心が高まる
一言で申し上げて、米国株式市場では「オミクロン株」は、既に過去のものになりりつつあります。昨晩、『ファイザーとメルクのコロナ経口薬をFDAは今週承認へ動いている』との報道がありましたが、両社とも本取引で株価が下落するなど、市場の関心が他所に向いていることを証明するかのようです。
今日の取り引きでは、旅行・レジャー関連株を中心に幅広く買いを集め、特にコロナ禍で最大の被害を被っている「クルーズ旅行の3大銘柄」の株価が、昨日に引き続き高騰するなど、市場参加者は、「年明け」 + 「オミクロン株の鎮静後」を睨んで動き始めています。
米国の個人の金融資産は約1京2900兆円
ど肝を抜かれるような記事をご紹介して、米国株を支える「金融資産」がベラぼうに存在することをお伝えしたいと思います。これじゃ、本格的な米国株の下落を待ってから投資を考えること等、幻や夢物語になりそうです・・・。
日本政府(財務省を含む)は民間から資金を吸い上げることにご執心ですから、とても太刀打ちできません。
常に、個人が資金の出し手であること
この点をキッチリ掴んでおかないと、① 平均株価の上昇は外国人まかせ、② 上がる下がるは彼らの気分次第、③ 日本人資産の吸い上げと持ち去り、④ 残るは灰と泥水だけ、となってしまいます。
米国の個人金融資産は114兆ドル(約1京2900兆円)
米国の個人金融資産は114兆ドル(約1京2900兆円)で、国民1人あたりでみても(日本の)約2.5倍の資産を持つ。金融資産の半分強が株と投信で、株高が国民の資産や消費を押し上げてきた。
日本の金融資産は約30年で2倍になったが、米国は6.7倍に膨らんだ。家計マネーが新興企業などにも向かいやすく、イノベーションの素地にもなっている。(日経新聞 2021年12月20日 13:41)
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は943,209.49ドル(107,619,260円)、手許資金と合わせ974,501.84ドル(円貨換算額111,189,686円)でした。株式評価損益額は前週末から▼1,118.36ドル減、前月末から11,995.35ドル増、年始からみると135,387.14ドル増の161,850.71ドル(円貨換算額18,467,004円)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は73.90%、為替相場(円/ドル)は114.10円/ドルと、数日振りに114円台へ戻しました。115円台へ到達は高くて遠い感じです。
本日の取り引き状況
税の締め月である12月、年末時期であることで、年明け以降の金融政策一部変更を睨んで「配当受領」に舵を切っていることから、次の2種類のETFを全て成行売却して、手許現金化しました。
- ポートフォリオ S&P500 ETF ( SPLG) 228株
- S&P 500グロース株式 ETF ( SPYG) 86株
- トータル ワールド ストック ETF ( VT) 40株(一部売却)
追加購入については、全般的に平均株価の上昇度合いが強かったこともあり、ブラジル籍のデジタル銀行銘柄である「ヌー ホールディングス (NU) 77株」に止まっています。
【番外編】日本株の購入
21日の東京市場では、日経平均株価が一人反発を見せました。これは大変珍しく、米国株価が下落した翌日は「連れ安(米国株式市場は1日の下落、しかし日本市場は2日連続の下落)」となるのが通例です。ホンに年に数回しか見られない現象です。それだけ、日米ともに昨日の株価下落は意味の薄い動きであったということの査証です。
Myポートフォリオ構成比率分析グラフ
「ポートフォリオ S&P500 ETF」と「S&P 500グロース株式 ETF」を売却したことで、ぽっかりと空洞が生じたように見えてしまいます。配当率の低いETFは、保有し続けても最後は売却とならざるを得ません。この点、悲しくなることがあります。
編集後記
『噂で買って、事実で売れ』の相場言葉があります。今回、『ファイザーとメルクのコロナ経口薬をFDAは今週承認へ動いている』という報道が出たとたん、両社株が売られ始めました。それまでは、両銘柄共にけたたましく上昇してたのでもう一押しがあるのか、と気をもんでいましたが・・・。
さぁ、いよいよ、12月も押し迫ってきました。「クリスマス商戦用の電子機器類が半導体不足で店頭から消え去って品薄」との報道が出るくらい、引っ張りだこになっています。ここらが「品薄 = インフレ = 物価高」と言われる所以でしょうか?
気になる時事記事
欧州ガス価格、過去最高に ロシア産ガス輸送が要因
バイデン氏、オミクロン対策発表 ワクチン・検査場増設 キット5億個配布
対トランプ前政権との対比を強調、負けん気でシャカリキになっているバイデン政権です・・・。
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