米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

12/29 下げない米国株、上がらない米国債券利回り・・・

 受渡日で実質の新年度(2022年)入りとなった米国株投資ですが、ナスダックスが一服気味に停滞した他は、順調に売り物を吸収して危なげない一日でした。
 ダウ工業株30種平均はオミクロン株騒動に押されながらも5日続伸、前日比95.83ドル(0.3%)高の3万6398.21ドルで終了しました。ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落して、前日比89.538ポイント(0.6%)安の1万5781.724で終えています。S&P500種も小反落でした。なお、米国では本日が今年度最終日、明日が新年度入りの初日となります。

張り付いたドル/円為替

 115円台は近くて遠い一里塚のように思えてきます。下図の24時間チャートを眺めても、115円の一歩手前で『張り付いた蝶』のように値動きが乏しかったです。上に跳び上がるのか、下にズルズルと引き下がるのか、これから24時間程で結果が分かります。


『今から米国株への投資を始めて間に合いますか?』

 某WEBサイトの投資相談コーナーで『今から米国株への投資を初めて間に合いますか?』の問いに対して、FPが次のように趣旨で回答していました。

  1. 新規投資は見合わせた方がよいかもしれません。今、米国株は高値圏にあるので、次の株価調整期間(リーマンショック騒動、新型コロナ騒動)を待ってから行うと、安値で購入することができるからです。
  2. 既に、積み立て投資を始めている方は引き続き継続されることをお勧めします。

 YESかNOで答えるなら、条件付きで「YES」です。その条件とは、『今ある投資資金を減らさずに保有し続けることができない若者ならば・・・。』です。次の株式市場の暴落時期など誰も予測できず、来年か、数年後か、全く予測不能です。
 資金の保全管理に不安のある方なら、配当を年4回受領できる(少額ならNISA利用で非課税)システムを活かして思い切って突入するのがベターでしょう。虎の子の資金を株式市場に封じ込めてしまう発想です。【虎穴に入らずんば虎子を得ず】の譬えもある通り、若者は何事もチャレンジするべきです。
 但し、① 現物銘柄に限ること。② 大型株に限ること。③ 配当率が3%超の銘柄に限ること。④ 10ドル以上の株価銘柄に限ること。①~④に合致する銘柄であり、一旦購入したなら決して売らない強い意志で運用すれば、帳簿上の資産額は毎年増加することでしょう。ストレス発散のため、ショッピングをされる方がいらっしゃるように、その感覚で株式を購入するのは「アリ」ですね。

12/29 下げない米国株、上がらない米国債券利回り・・・

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は854,019.13ドル(98,046,520円)、手許資金と合わせ993,314.13ドル(円貨換算額114,038,422円)でした。株式評価損益額は前週末から▼11,456.34ドル減、前月末から▼702.91ドル減、年始からみると122,688.87ドル増の149,152.44ドル(円貨換算額17,123,595円)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は68.07%、為替相場(円/ドル)は114.81円/ドルでした。

12/28 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 ディフェンシブ銘柄への買い意欲が優勢の中、株価が割増しとなった同銘柄でしたが、コツコツ投資を継続しました。手許資金が14万ドル超まで増加したので、今や『暴落でも何でもやってこい的な感覚』です。

12/28 本日の取り引き状況

NISA(ニーサ)の利用は12/28取引から可能に・・・

 ややっこしいですが、米国株の場合、12/28(火)の株式取引分からNISA(ニーサ)が利用可能になっています。12/28の売買成約分は、2022/1/4の引き渡しとなるからです。

【番外編】日本株の購入

 NTTが前日の引き値で下がっていたので5株を追加購入。ソフトバンクは引き続き、午前、午後、引けの3回×5株=15株の定期購入を続けています。日本株に関しては、配当予定率が5%超の銘柄構成となっているので、当分の間、この体制で臨みたいと考えています。

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 通信銘柄と煙草銘柄で2分割するセクター構成となっています。銘柄の株価上昇を狙うのではなく、これら銘柄が創出する「利益=配当」を長期に亘って得ることが目的です。
 現時点で26万4千437ドルの取得額を投下して、27万297ドルの評価額を得ています。配当予定率が取得額に対して6.06%(AT&Tの配当額に関しては、来春のスピンオフ時に半減すると表明があったので、既に1/2として計算済み)です。

12/29 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-1

 大分と寂しくなってしまった主力の【ETF銘柄】ですが、依然として損益率33.06%を叩き出している強者たちです。所得税における「損益通算で税の戻しを得たいがため」に、ここまで売却縮小しました。次年度は「QQQ」の売却を予定しています。

12/29 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

 煙草セクターは3銘柄で3分割を基本とします。なお、日本たばこ産業をポートフォリオへの取り込む予定はありません。通信セクターはベライゾン(VZ)を60割として、AT&Tを30割、ボーダーフォンを10割と考えています。

12/29 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-3

編集後記

 「QQQ」の時価が400ドル台を突破しています。新規投資の時は200ドル未満であったものが早くも2倍増に膨張です。200ドル時代にはテスラは、海のものとも山のものとも得体のしれない「誇張癖のあるCEOが率いたヨチヨチ歩きの幼児」でした。
 そして、マイクロソフト株が「株価低迷で高配当株の代名詞」となっていた懐かしい時代がありました。しかし、今やMS株はハイテク銘柄の代表格まで伸し上がり、既に高配当ETFの構成銘柄から除外されています。あちらこちらに時代の波が押し寄せて来ているんです。
 翻って、我が個別銘柄は「オールドエコノミー企業のオンパレード」で、成長性が乏しく、高配当を払い続けて投資家を繋ぎ寄せる企業として生息しています。しかし、勝負は最後の最後まで分かりません。新旧の棲み分け、何と素晴らしいことでしょうか。

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