米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

12/30 オミクロン株、株式市場は新聞論調と見方が異なる...

 ダウ工業株30種平均は何と6日間続伸して、3万6488.63ドルで終了。これは、11月8日以来、1カ月半ぶりの過去最高値となりました。更に、S&P500種株価指数も反発、前日比6.71ポイント(0.1%)高の4793.06で終え、ダウ平均と並んで過去最高値を更新しました。しかし、ナスダック総合株価指数は小幅に2日続落し、前日比15.508ポイント(0.1%)安の1万5766.216で終えました。過去最高値の更新ならずです・・・。


12/30 3大株価指数

12/30 各種データ

掉尾の一振(とうびのいっしん)

 12月最後の売買日となる「大納会」に向けて、株価が上昇する様子を示す証券言葉です。古代中国の名僧の逸話から来ている言葉のようで、米国では「サンタクロースラリー」とも言われています。

 12月になると、毎年「節税対策による株売り」という言葉が取り上げられます。これは含み損の出ている銘柄を売却し、1年間の利益と相殺することで節税を図る行為のことです。この節税対策売りは大納会の2営業日前まで続きます。この節税対策売りが終わると需給が好転し、掉尾の一振が期待されます。(初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券)

オミクロン株蔓延、世界中で爆発的な感染者数を記録・・・

 米国ではオミクロン株の感染拡大が続き、1日あたりの感染者数が過去最多となっています。英国やフランスでも急増して、桁が違う患者数を記録しています。しかし、米国株式市場はこれら現状を脇に追いやり、『オミクロン株のその後』に焦点を当てて幅広い銘柄に買いが入っています。
 「株式市場は半年先を見い入る」の言葉どおりの投資行動が今、我々の目の前に現われているのです。新聞の論調とは異なり、株式市場では「オミクロン株の蔓延は、米経済成長に大きく影響するものではなく、パンデミック(世界的流行)の終息を早める。」との解釈が幅を利かせています。で、貴方はどちら側に立ちますか?

12/30 オミクロン株、株式市場は新聞論調と見方が異なる...

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は858,044.56ドル(98,658,821円)、手許資金と合わせ992,004.19ドル(円貨換算額114,061,634円)でした。株式評価損益額は前週末から▼12,621.39ドル減、前月末から▼1,867.96ドル減、年始からみると121,523.82ドル増の147,987.39ドル(円貨換算額17,015,739円)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は67.70%、為替相場(円/ドル)は114.98円/ドルでした。

12/30 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 物色を多少広げた一日でした。オミクロン株が新型コロナ禍の収束を速めるのであれば、「コロナは単なる風邪」で物議を醸した大統領が率いる南米大国のブラジルに、新年度の焦点を少し当ててみようとの思いで、包括的にブラジル株ADRを新規買いしました。他に、興味を引かれた銘柄も少々加えています。

【番外編】日本株の購入

 ソフトバンク株を引き続き、午前、午後、引けの3回の定期購入を続けています。12/29は計25株を買い入れました。12/30の大納会で15株を買い増しして300株に揃えて今年を終えます。

12/30【番外編】日本株の購入

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 目標とする「個別銘柄の初期投資額30万ドル」まで、残すところ3万ドル強のところまで来ました。NISA枠を使わずに一気に行きたいところです。

12/30 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-1

 12月27日(月)のETF売却で今年度の税務対策を終了しています。よって、差し迫って「ETF売却」へ傾いている訳ではありません。今、資金的にも十分な額を保有しているので...。

12/30 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

 タバコ銘柄は3分割が効いていますし、通信銘柄はベライゾンを軸にバランスが取れています。次年度は日本株の通信3兄弟(NTT、KDDI、SB)を組み込んでみたい気もしています。しかも、狭い国土で始末屋の国民気質もあって、多くの収益を上げるのは難しそうです。いっその事、電波オークションを日本も行って、自由度の高い経営ができれば面白いのですが...。

12/30 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-3

編集後記

 昨今、『株式が長期債券類のように扱われ、そして買われている。』との主張に賛同する私です。本来、株式と債券は対極に位置して、双方の長所・短所を補うシロモノの筈です。
  かし、配当利回りの面から、流動性の観点から、信頼面の視点から、国家が発行する「国債」よりも企業が発行する「社債」のデフォルトが低いとの現実面から、好不況に関係なくひたすら右肩上がりの株式相場が、今後ともにヨチヨチ歩きながらも随所で見られる、と見ています。特に、資本主義の極致をいく米国においては・・・!

気になった時事記事

インドネシア東部でM7.3 バンダ海、津波の恐れなし

 日本経済の敵である「地震」が列島にやってくれば、その時、日本は跪いて止まってしまう気がしてなりません。


 【デンパサール共同】米地質調査所(USGS)によると、インドネシア東部のバンダ海で30日午前3時25分(日本時間同)ごろ、マグニチュード(M)7.3の地震があった。インドネシア気象当局によると、津波の恐れはない。

 東ティモールの首都ディリでは強い揺れが感じられ、人々が「地震だ」と叫びながら自宅外に飛び出して避難した。震源はディリの東北東246キロ。震源の深さは166.9キロ。

(12/30 08:06 共同通信社)


2022年の視点:市場揺さぶるビッグ3は誰か、不意打ちに要警戒=尾河眞樹氏


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 最悪の場合、「アリババ解体の第一歩」となるやもしれません。中国主席の行動を見ていると、現代共産主義への復帰を目論んでいる感じがしないでもありません。先進国らが企業を手中に収めて、富を中国へ還流させる考えかも...。