米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/6 後半に崩れる、ハイテク系銘柄の叩き売り・・・

 ダウ工業株30種平均は3、前日比392.54ドル(1.1%)安の3万6407.11ドルで終えています。ナスダック総合株価指数は続落して、前日比522.545ポイント(3.3%)安の1万5100.174で終了。ナスダックの下げ幅は2020年9月以来、1年4カ月ぶりの大きさでした。


1/6 3大株価指数

1/6 各種市場データ

米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表

 午後、FRBは昨年12月に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表しました。利上げやFRBの保有資産の圧縮を前回の緩和縮小時よりも速いペースで実施するのが望ましいとの見方があり、「バランスシートの縮小を最初の利上げ後のある時点で始めることが適切になるだろう」と考える参加者が多数であったことが判明しています。
 この結果、金融引き締めに積極的な「タカ派寄り」との受け止めから、一時、10年債券の利回りは1.71%まで上昇、昨年4月以来の水準に達しました。今や、米国の関心は「インフレの抑え込み」に集中しています。

アナリストが投資判断を引き下げ

 この時期にアナリストが投資判断を引き下げた銘柄が多数あり、市場低迷に拍車を掛けました。この方たちは売り方と同じ穴の狢です。次に引き下げられた一部をご紹介します。パーセントは、対前日終値との対比率です。

  • 顧客情報管理のセールスフォース・ドットコム : 8%安
  • ソフトウエアのアドビ : 7%安
  • 画像処理半導体のエヌビディア : 6%安
  • 電気自動車のテスラ : 5%安

ハイテク系銘柄の叩き売り

 ここ2年程、コロナ禍の中で気を吐いて来た【ハイテク系銘柄】がものの見事に売られています。理由は① 金利引き上げであり、② テーパーリング開始であったりしますが、要はファンドの『物色先の入れ替え』に他なりません。彼奴は、これらオプションの売りを既に保有していて、現物株を売り崩しているのですから...。


1/6 後半に崩れる、ハイテク系銘柄の叩き売り・・・

「買い場なのか」「売り場なのか」を洞察する目利き

 後先考えない叩き売りに近いものと映って仕方がないです。このような時は、資金管理が最も大事であるのは言うまでもないですが、「売り」を単に傍観するだけでなく、真の「売り場なのか」あるいは「買い場なのか」を洞察する目利きが大事です。考えもせずに、一緒になって売っていてはタイミングを逃がすことになります。

買い増し対象銘柄として検討

 コンマ以下の金利上昇が、優良銘柄の業績に直ちに与える影響度は微々たるもので、米国経済は常に前進する宿命を負っていますから、株価が大きく下がれば買い増し対象銘柄として検討することに損はありません。

もちろん、我慢と辛抱が必要

 事を起こした時、【我慢と辛抱】が最も大事であることは言うまでもありません。事の善悪を別にして、下げ相場で市場へ参入する場合、【我慢と辛抱】がなければ身を崩してしまい、最後は敗走せざるを得なくなるのは必定です。

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は878,074.07ドル(101,961,961円)、手許資金と合わせ996,640.81ドル(円貨換算額115,729,931円)でした。株式評価損益額は前週末から13,052.74ドル増、前月末から13,052.74ドル増、年始からみると13,052.74ドル増の157,360.86ドル(円貨換算額18,272,743円)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は65.60%、為替相場(円/ドル)は116.12円/ドルでした。

1/6 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 市場開始前から、ハイテク系銘柄への売り崩しを想定していました。それも、年末によく見られた「取引時間の後半部分」に、つまり、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した後、日本時間の午前4時過ぎた頃合いがタイミング的にはベストではないかとの思いです。

1/6 本日の取り引き状況

 次の銘柄を新規に打診買いしました。共に、お気に入り銘柄で、今まで価格が高くて、手がだし難かった銘柄達です。全て「その他」セクターへ分類しました。

  1. CINF シンシナティ ファイナンシャル 6株
  2. CRM セールスフォース ドットコム 6株
  3. MSFT マイクロソフト 10株

次のETFの買戻しをNISAを用いて行いました。

  1. SPLG SPDR ポートフォリオ S&P500 ETF 11株
  2. SPYG SPDRポートフォリオS&P 500グロース株式ETF 10株

引き続き、次の銘柄の買い増しを行いました。

  1. PINS ピンタレスト A 12株
  2. SNAP スナップ A 13株
  3. TWTR ツイッター 14株

【番外編】日本株の動向

 日経平均の上昇は30.37円と小幅に留まりました。しかし、Myポートフォリオで保有していた銘柄はオールドエコノミー企業。所謂、出遅れ銘柄の烙印を押されたものでしたから、かなりの値上がり益を短期に得ました。


1/6 【番外編】日本株の動向

誤算

 誤算はソフトバンク株で、親会社ソフトバンクG株の動向に振り回されました。具体的にはアリババ株の失速に引き摺られたこと、そして孫氏の神通力が既に消滅しているのを見抜けなかったことです。

全株を現金化

 1月5日、所期の目的をそこそこ達したので「全売却を決意」、午後場の引きなりで全株を現金化しました。これで明日以降、値上がり益を手にすることはできませんが、損失を被ることもありません。米国市場に左右される日本市場ゆえに『早逃げ』させていただきました。

  1. 評価額 : 1,032,725.5円
  2. 含み益 : 41,351.5円
  3. 含み益率 : 4.17%
  4. 銘柄数 : 11銘柄
 概ね4カ月、100万円弱の投資額で4万円程の利益ですから、年率に置き換えると12%(概ね、税込み)になります。

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 煙草、通信で固めたディフェンシブ銘柄の面目躍如でしょうか。金利上昇の局面でも損益額が1万4千396ドルまで来ています。一方、「他」セクターは流行りのハイテク系で装備しました。初日からマイナスで出発します。

1/6 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

1/6 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

 今まで気に留めながら、手を出しにくかった銘柄を買ってみました。人気のマイクロソフトが52週最高値から10%安、セールスフォース ドットコム株は同27%安、シンシナティ ファイナンシャル株は同10%安で購入しています。

1/6 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-3

1/6 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-4

1/6 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-5

編集後記

 銘柄追加をしないで、第三者のように株式市場を傍観できないのが「私の性分」で、安くなった株価につい目が止まってしまうのです。罠であると分かっていても「打診的に・・・」と自分に言い聞かせて、気に入った銘柄を『買っちゃう』のです。
 これは治らないので、今では直すことは諦めて、この短所を活かせるように振る舞いたい、と常日頃から気合を入れて臨んでいます。しかし、またまた気が重くなる時期を迎えてしまいました。。。

気になった時事記事

FOMC議事要旨:早期利上げ、バランスシート縮小の可能性に言及


FOMC議事要旨:識者はこうみる


オミクロン株が米労働力供給妨げ、大量退職で鮮明に


新型コロナ】リオの街頭カーニバル中止、シンガポール追加接種強化


シティ、早くもS&P500の年末目標引き上げ-増益は2年続く可能性