米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/8 失業率が3.9%、米長期金利は1.80%へ迫る【追加・更新】

 ダウ工業株30種平均は小幅に3日続落、前日比4.81ドル安の3万6231.66ドルで終えています。ナスダック総合株価指数も4日続落して、前日比144.963ポイント(1.0%)安の1万4935.902で終えています。これは、昨年10月中旬以来の安値です。


1/8 3大株価指数

2021年12月の米雇用統計、雇用者数が前月比19万9000人増

 2021年12月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比19万9000人増と市場予想(42万2000人増)を大幅に下回ったたものの、失業率が3.9%と市場予想(4.1%)を下回り、平均時給の伸びは市場予想以上だったことで、FRBの施策を後押しする内容であると、市場から受け取られています。

米長期金利が1.80%へ迫る

「高PERのハイテク銘柄への売り」と「景気敏感銘柄(金融、エネルギー等)とディフェンシブ銘柄への買い」が依然として続いています。特に、米10年債券への売りが増加して利回りが急上昇、米長期金利が1.80%へ迫る勢いで市場が閉じられました。次週以降、要注意です。

1/8 米長期金利が1.80%へ迫る

ドル/円為替

 米長期金利が1.80%へ迫れば、ドル/円は117円~118円台をチャート的には迫ってもいい筈ですが、逆に下落して115.56円/ドル付近で市場が終了となりました。今、市場の関心は「為替」ではなく、「長期金利」と「高PER銘柄の保有比率減少」に焦点が移っているようです。

1/8 失業率が3.9%、米長期金利は1.80%へ迫る

そろそろ【QQQ】に投資妙味

 値動きの激しい「ナスダック総合株価指数100」をベースにしたETF「QQQ」も大分と値ごろ感が出て来たようです。本日、1株だけ買い増ししてみました。次週以降も、下落傾向が続くならば、NISA枠を絡めて買い増しすると面白そうです。

1/8 失業率が3.9%、米長期金利が1.80%へ迫る-2

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は$903,031.58ドル(104,354,330円)、手許資金と合わせ$1,006,083.62ドル(円貨換算額116,263,023円)でした。株式評価損益額は前週末から$22,105.45ドル増、前月末から同額の22,105.45ドル増、年始からみるとこちらも同額の22,105.45ドル増の$166,413.58ドル(円貨換算額19,230,753円)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は65.10%、為替相場(円/ドル)は115.56円/ドルでした。
 今日も米国市場が変調を来たしていると騒がれている割には、損益額がプラスに大きく振れています。今回の変調は、大口投資家のポートフォリオ内の持ち高調整、銘柄入れ替えによるものと推測します。

1/8 Myポートフォリオ時価等

過去最高額を更新する19,230,753円

 手許資金と合わせた株式評価額が、円安の後押しを受けながら過去最高額を更新する19,230,753円に増加しています。ハイテク銘柄への売りによる「資産減」より、ディフェンシブ銘柄への買いによる「資産増」が強く現れた結果です。

本日の取り引き状況

 売られて来る「高PERのハイテク銘柄」を、安値と思える段階でコツコツと拾い続けています。冬のバーゲンセールを楽しむ感じです。安ければ安い程(株価が下がれば下がる程)、恩恵が転がり込んでくるのです。これを喜ばずにいられましょうか...。

  • CRM セールスフォース ドットコム 1株買い増し
  • MSFT マイクロソフト 2株買い増し
  • PINS ピンタレスト A 2株買い増し
  • SNAP スナップ A 2株買い増し
  • TWTR ツイッター 買い増しできず

1/8 本日の取り引き状況

52週最安値銘柄の蒐集

 52週最安値へ接近している銘柄の【1株買い】を行っています。今日までの買い込み対象は、29銘柄にも上ります。どの銘柄がどれ程の評価損益を出すのか? 米国株を楽しむ一つの手段と割り切って始めました。


1/8 52週最安値銘柄の蒐集

【番外編】日本株の動向

 米国市場と同様に日本市場においても、「でも、買われる銘柄」と「だから、売られる銘柄」の明暗がクッキリと別れました。
 2021年度の業績回復を先取りする形でハイテク銘柄の株価が上昇していた時に、FRBの「金利引き上げ示唆」が強過ぎて、パニック症候群が米国市場から日本市場へ転写。1月7日(金)の日本市場は人気薄(出来高の少ない銘柄)を標的に、高PERのハイテク銘柄が急落して終わりを迎えました。この傾向、暫く続くような雰囲気を感じます。

3連休前の日本株の特徴

 10日(月)は成人式の祝日で日本市場は休場となりますから、7日(金)は、

  1. 週末であること。
  2. 土日祝(月)の3連休の前日であること。
  3. 木曜日の米国市場がマイナスで終わったこと。

 以上の3項目すべてに該当するので、日経平均はマイナスで推移することが確実視されていました。

グロース銘柄の購入

 エネルギーや金融銘柄が強含みで推移する中、

  1. 高PERであること。
  2. 値嵩株であること。
  3. ハイテク系グロース株であること。
  4. 対前日終値から売られていること。

 以上の条件に合致する銘柄をピックアップ、午後場からコツコツ拾いに動きました。例の如く、日本株への投資は「数株単位のミニ株投資」に徹して、「単位株(100株)での投資はご法度」です。さて、次週火曜日の日本市場が楽しみになりました。

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 日々、評価益額が増加中・・・。ディフェンシブ銘柄の保有でこのような経験は初めてです。ディフェンシブ銘柄への買いが、強く続いていることを証明しています。

1/8 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-1

XLEとXLFが評価益を稼いでくれる

 高PERハイテク銘柄の株価が下落して、併せ持つETFの基準価格が下がって来ていますが、それ以上に「エネルギーETFのXLE」と「銀行セクターETFのXLF」の価格上昇が大きく、日々評価益額が増加中です。

SPLGとSPYGのコツコツ買戻し

 「ポートフォリオ S&P500 ETF SPLG」と「ポートフォリオS&P 500グロース株式ETF SPYG」は2021年税務対策の益出しで全売却しています。嫌いで売却した訳でもなし、昨今、売値を下回って来ているので、この付近から【買戻し】をコツコツと続けています。
 幸いにも、ハイテク系銘柄へ売りが続いてる今、先行きETF価格安が見込まれるのでタイミングを逃すことなく取り組みます。

1/8 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

執拗なマイクロソフト株(MSFT)への売り

 執拗にマイクロソフト株への売り物が現われます。マイクロソフト株の弱点などが表面化したのでしょうか? いいえ、単なる持ち高整理の範囲内と捕まえているので、自信をもって安値となった株式を拾ってやって下さい。優れた米国企業は月日は掛かろうとも、過去の最高株価をいずれ超えて来ます。故あって、その株価まで買われた訳ですから…。

未だ成長過程のセールスフォースドットコム(CRM)株

 未だ成長過程にあるセールスフォースドットコム株もメチャクチャ高いPER値ですが、MSFT株と同様に「安値=買い」のスタンスを取っています。今後数年に亘り、成長率が対前年度比20%強見込まれている『顧客関係管理(CRM)ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業』です。

保険持株会社のシンシナティ ファイナンシャル(CINF)株

 場違いな保険持株会社が1銘柄紛れ込んでいます。「なにこれ?」って感じですが、とある米国のWEBを閲覧している時にCINF株推奨記事を見つけたのです。推奨理由は、

  1. 金利上昇の恩恵が転がり込んでくること。
  2. 資産として保有する株式銘柄に「アップルが4,855,000株の6億8千6,982,500ドル」、「マイクロソフトが2,351,600株の6億6千2,963,072ドル」が含まれていて、簿価が1/10程度であること。
  3. 保有する株式だけで76,211,623株の94億6千4,831,479ドル、平均簿価が1/3程度と低く、財務基盤が安定していること。

 日本語訳すると「黙って買い」の範疇入りとのことでしたから、値下がりしていた時に6株を買い込んでみました。以下は、CINFのWEBサイト、第三四半期データです。
https://cincinnatifinancialcorporation.gcs-web.com/static-files/ac6996e8-993f-46a1-9937-27bb4462434b
 なお、米国の損保、生保は保有する株式を無下に売却、現金化したりしません。対照的に日本の損保や生保は株式を売りまくって、その資金で欧米亜の企業をM&Aしていますが...。

52週最高値から半値まで下落したSNS3兄弟

 最後にSNS3兄弟(PINS ピンタレスト株、SNAP スナップ株、TWTR ツイッター株)も可愛がってやって下さい。共に52週最高値から半値、銘柄によっては半値以下へ下落しています。この辺りから『買い下がり』を始めても、決してバチは当たらないと踏んでいます(^ν^)。わたしの好みでは、ここへ日本のLINEが食い込んで欲しいです。
 ユーザーやグループがこの種のソフトウエアを使うか使わないか、嗜好の問題もありますが、Facebookと株価対比をしてみると「ここまで差が生じるのだろうか?」の思いが一杯です。姑息ですが、私の判官びいきに火が付いています。
 更に、新規に買い込みたい高PERハイテク銘柄を胸に秘めています。ファンドが安値で売り切るなら拾ってみたいです。

1/8 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-3

煙草3銘柄と通信3銘柄への買い増しを停止中...

 煙草3銘柄と通信3銘柄への買い増しをストップ中です。さすがに、ここから買い上げることは性格上できないのです。この点が弱さなんでしょうかね。天邪鬼なので、避けられている「高PERハイテク銘柄」に興味を持っています。まぁ、身を崩さない程度にしますが・・・。

1/8 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-4

アップル株、アマゾン株、アルファベット株は?

 アップル株はもう二段程の安値を待っているところです。少なくとも150ドル以下は譲れないです。この時、MSFT株は270ドルを下回っていることでしょう。であれば、2銘柄へ全力投球ですね。
 アマゾン株は2800ドルを切れば買い対象に組み入れたいですし、アルファベット株は2000ドルを「買いボーダーライン」に置いています。ファンドも売り倒すなら気なら、中途半端ではなく、ここまでやって欲しいものです。

1/8 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-5

編集後記

 年初の1週間もあっという間に過ぎ去りました。ハイテク株を限りなく高PERの高値まで買い上げたファンド達は、今、株価水準を崩すべく売り続けているようです。
 今週は『ハイテク売り、バリュー買い』がトレンドでした。一般的に株式市場は【再帰性】を伴い循環するのが常ですから、いつの間にかハイテクへ嗜好が戻ってきます。
 個人投資家を自任する方々で、「提灯をつけて」ハイテク売りへ追随している方もいらっしゃることでしょう。急転してケガをしないようにして下さい。では、3連休をお楽しみください。【2022.01.09 午前10時10分 記事を追加・更新】

気になる時事記事

米雇用統計:失業率3.9%に低下、賃金急増-利上げ圧力強まる


ヘッジファンド、バリュー株へのエクスポージャーが4年ぶり高水準


米利上げ、3月開始の見方が急速に強まる-JPモルガンなど予想変更


オミクロン変異株の流行、パンデミックの終わりを示唆-南ア研究


ゴールドマン、超富裕層顧客に米株投資を推奨-幹部インタビュー