米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/11 ナスダック総合株価指数、意地の切り返し...

 ダウ工業株30種平均は4日続落、前週末比162.79ドル(0.4%)安の3万6068.87ドルで終えました。一時は590ドルを超える下げとなりました。ナスダック指数は5営業日ぶりに小反発、前週末比6.926ポイント(0.04%)高の1万4942.828で終了しています。

気休めですが・・・

 「売り疲れ」という市場用語があります。買い向かうより、売り向かう方が何かと神経を使い、心身とも疲れやすいのは誰でも同じです。一角の利益が生まれてくると猶更、ここらあたりで一旦手を引きたくなるのが人情(外国人にもあるのかどうか、分かりませんが...)です。4日~5日連続の続落ともなると土日を含めて1週間、一旦小休止の時期に差し掛かかります。 そして、思いがけずに市場雰囲気が反転することも多々あるのです。


1/11 3大株価指数

米国10年物債券利回り、1.8%台を維持できず...

 ナスダック指数は一時2.7%安まで売られましたが、米国10年物債券利回りが1.8%を2度抜けたものの、再び1.7%台へ低下すると、これを機に高PER銘柄の買戻しが強まり、この後は踏み上げの買戻しも巻き込んで、同指数は終了間際にプラス圏へ転じました。


1/11 各種株式データ

金融引き締めの「前倒し観測」が強まる...

 米国政府ご用達企業との噂が高い「ゴールドマン・サックス」は、FRBの今年の利上げ回数予想を従来の3回から4回に引き上げ、資産圧縮の開始時期も12月から7月に早めました。代弁者の役割を担って、彼の企業から発信された見通しなので、かなり信ぴょう性が高いと思われます。

1/11 ナスダック総合株価指数、意地の切り返し...

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は916,380.75ドル(105,585,390円)、手許資金と合わせ1,007,590.55ドル(円貨換算額116,094,583円)でした。株式評価損益額は前週末から1,330.49ドル増、前月末から23,435.95ドル増、年始からみるとこちらも23,435.95ドル増の167,744.07ドル(円貨換算額19,327,471円、過去最高額を記録)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は64.78%、為替相場(円/ドル)は115.22円/ドルでした。

1/11 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 寄り付き直後から、ナスダック市場の下落スピードが半端なく「これでは、何のための寄り付き値なの?」って感じでした。何故なら、寄付値で購入すれば「損」、売れば「得」が既定化すると、取引市場が成り立たないように思えたもので...。みるみる内に評価損が増加する阿修羅のような値付でした。

  • CRM セールスフォース ドットコム 8株買い増し
  • MSFT マイクロソフト 6株買い増し
  • PINS ピンタレスト A 23株買い増し
  • SNAP スナップ A 17株買い増し
  • TWTR ツイッター 21株買い増し
  • SPLG ポートフォリオ S&P500 ETF 34株買い増し
  • SPYG ポートフォリオS&P 500グロース株式ETF 27株買い増し
  • QQQ インベスコ QQQ トラスト ETF 4株買い増し
  • VTI トータルストックマーケット ETF 7株買い増し
  • VZ ベライゾン コミュニケーションズ  2株買い増し

1/11 本日の取り引き状況

最も勢いが強かったセールスフォースドットコム(CRM)株

 一時、220ドルを大きく下回った同社株でしたが、強い買い意欲が始終見受けられました。52週最高値(311.75ドル)からの下落率が29.8%まで来ると、目を皿にした投資家が集まって来ています。

ハイテク株の押し目買い

 株安が連日続くような時期になると、決まって「押し目買いの善悪」に関する議論が活発になります。押し目買いとは『株価の上昇トレンドが続く銘柄が一時的に下落した際、そのタイミングを狙って買いを入れること』と言われています。
 大事なのは【株価の上昇トレンドが続く】まさにこの点にあります。しかし、このことは時間が経過してみないと判明しません。自分の判断を信じて、大けがをしない範囲で突入することです。利益はリスクを伴わなければ得られません。

52週最安値にタッチしたSNS3兄弟

 あっという間の出来事で、SNS3兄弟(PINS ピンタレスト株、SNAP スナップ株、TWTR ツイッター株)はそれぞれの52週最安値をいとも簡単に更新、更に安値をめざして下落しました。しかし、後半以降はプラス圏を維持するまで急激に値を戻しています。

52週最安値銘柄の蒐集

 別名「投機銘柄の蒐集」とも呼んでいます。次のリストの銘柄(限りなく、52週最安値付近の株価で購入)を取り込みました。現在36銘柄を保有している状況で、13銘柄がプラス転換しています。全て1株保有です。


1/11 52週最安値銘柄の蒐集

【番外編】日本株の動向

 日本市場は、1月11日(月)が成人の日の祝日で休場でした。よって、1月7日(金)データと変わりありません。

1/11 【番外編】日本株の動向

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 「他」のカテゴリーに入れている無配株集団への投資額額は、2万1千ドルを超えていますが、「配当率が0.03%」とゼロに等しい数値です。やれやれってな感じですか...。

1/11 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-1

 ナスダックス総合株価指数が大きく下落したこともあり、久し振りに「VTI」「QQQ」を揃って買い増ししました。共に中期・長期的に価格上昇を約束されたETFなので、安値となった時には拾いたい銘柄です。価格的には今や「値嵩株」に属するので、おいそれとは手が出し難いですが・・・。

1/11 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

1/11 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-3

 ハイテク系銘柄の株価下落スピードが速いので、初期投資額の増加スピードも尋常ではありません。付かず離れずで並走している感じです。ここらあたりで、一旦、株価変動の小休止を希望します。

1/11 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-3

編集後記

 今日のハイテク系銘柄の反発は一時的なのか、そろそろ底打ちなのか、解釈の仕方が難しいです。銘柄保有している方は「底打ち」、保有されていない方は「一時的」と捉えることでしょう。私は、売り方が本気モードで売り崩しに動いている筈がないと、心の底では確信しています。
 自分たちの売りで相場が崩れて、新たな相場が出来上がれば「それでよし」ですし、そこまで行ってもらっては「株価上昇で儲けが吹き飛んでしまう」からです。何故なら、売り方の技法は空売りであり、自分たちも当該ハイテク銘柄をゼロ株にせずに保有を続けているからに他なりません。売り・買いの両建てを進めて、プロは相場反転に常に備えているに違いないです。
 日本時間の午前1時頃の株価データでは、Myポートフォリオの評価損益が▼1万ドルのマイナス域へ落ちていましたが、午前6時の時点では△1千300ドルのプラス域へ回復していました。いつもながら、米国市場は上がる時、下がる時も含めてダイナミックに動きます。

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