米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/15 米国3連休前の持ち高調整、ハイテク株が小反発...

 ダウ工業株30種平均は続落、前日比201.81ドル(0.6%)安の3万5911.81ドルで終えました。ナスダック総合株価指数は反発して前日比86.941ポイント(0.6%)高の1万4893.753で終了しました。


1/15 3大株価指数

12月の米小売売上高は前月比1.9%減、当てが外れる...

 公表された12月の米小売売上高は、前月比1.9%減と市場予想(0.1%減)を大幅に下回り、10カ月ぶりの大きな減少率でした。新型コロナウイルスの感染が広がる中でインフレが高進し、消費への逆風が強まったことが示唆され、15日からの米国3連休を前にポートフォリオ調整の動きが見られたようです。
 特に、「小売り」「金融」セクターが軟調な動きとなりダウ平均は下落、しかし、前日の反動から「ハイテク銘柄」に買いが入り、ナスダック市場の終盤を支えました。


1/15 株式取り引きデータ類

JPモルガン・チェースが第4四半期決算発表、金融セクターが軟調に...

 米銀最大のJPモルガン・チェースが公表した2021年10-12月(第4四半期)の決算内容は、トレーディング収入が市場予想以上に落ち込みました。併せて、商業ローンと消費者ローンも前年同期を下回った模様です。
 トレーディング収入は全体で前年同期比11%減、中でも債券トレーディングの減収が顕著でした。反面、M&A助言手数料は86%増えアナリスト予想を上回り、純利益の増加に寄与しています。純利益は104億ドルと市場予想の90億ドルを上回った模様です。
 しかし、市場の反応は「否」でした。貸倒引当金の戻し(取り崩し)が利益を押し上げたことが好感されずに株価終値は157.89ドル、前日比 ▼10.34(▼6.14%)と下落、出来高は40,130,260株でした。更に、この余波で、来週に決算発表のゴールドマン・サックスなど他の金融株にも売りが及んでいます。

1/15 米国3連休前の持ち高調整、ハイテク株が小反発...

ハイテク銘柄へバーゲンハンティング的な買い...

 米ウェドブッシュ証券は、会員向けに「ここ数日間の売りで大きく株価を下げたハイテク銘柄に対して、バーゲンハンティング的な買いが見られる。」との談を配信したようです。特に指標的銘柄としてマイクロソフト株が上がっており、本日のMSFT株は、終値310.20ドル、前日比 △5.40(△1.77%)と上昇、出来高は39,825,124株でした。

1/15 米国3連休前の持ち高調整、ハイテク株が小反発-2...

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は952,562.07ドル(108,820,691円)、手許資金と合わせ1,021,998.26ドル(円貨換算額116,753,081円)でした。株式評価損益額は前週末から13,935.12ドル増、前月末から36,040.58ドル増、年始からみるとこちらも36,040.58ドル増の180,348.70ドル(円貨換算額20,603,035円)でした。ナンダカンダと言いながらも、評価額がしっかり維持出来ているのに驚きです。
 なお、ポートフォリオ内のETF構成比率は64.29%、為替相場(円/ドル)は114.24円/ドルでした。構成比率は個別株4割、ETF6割がベースとなりそうです。為替動向は一時的に113円台後半まで円が急騰しましたが、NY市場で長期金利が上昇し始めると114円に戻りました。

1/15 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 日々、タバコ銘柄と通信類柄のバランスを考えて、均一的に数株単位で安値となった銘柄への買いを入れています。いわば定期購入的な動きです。今日のマイクロソフト株は反発したので静観、スターバックス株の続落による買い増しでバランスが偏った感がします。QYLDカバード コールETFはナスダック市場の反発もあり、5株の買い増しが精一杯でした。

新規購入の銘柄

 次の銘柄に新規買いを入れました(手数料込み)。主に小売りセクター等の消費関連銘柄ですが、1株の打診買いもあります。なお、YUM ヤム! ブランズはお馴染みの「ケンタッキー」や「ピザハット」の持ち株会社です。

  • CWH キャンピング ワールド ホールディングス A 66株、平均36.43ドルで購入
  • JPM JPモルガン チェース 1株、平均158.05ドルで購入
  • MCD マクドナルド 3株、平均259.35ドルで購入
  • PSFE ペイセーフ リミテッド 8株、平均3.74ドルで購入
  • SKIN ビューティー ヘルス 1株、平均15.34ドルで購入
  • YUM ヤム! ブランズ 2株、平均127.25ドルで購入

1/15 新規購入の銘柄

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 前日から2千600ドル程評価益が増加しています。連日に亘り、こんな感じで増加し続けています。今まで株価が低過ぎた反動なのか、今回発生しているディフェンシブ銘柄へのバブル投資の影響なのか、全く不明です。長くは続かないのが相場なので、束の間の夢です。

1/15 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-1

 3千ドル程の評価益が前日から増加していますが、主なところは「エネルギーETFの増加分」に他なりません。今や、WTI原油先物価格は1バレルあたり84ドルを超えています。三桁への高騰を煽る報道も出始めています。

1/15 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-2

 ベライゾン株の評価額が次週には10万ドルを超えて来そうです。追加購入を続けているのと、ディフェンシブ銘柄への買い意欲が強いことが主因です。昨今、英国株高で英国ADRの買い増しがままならない状況となっています。

1/15 Myポートフォリオ構成比率分析グラフ-3

編集後記

 「生活保護受給の増加が止まらない」との報道記事が出ていましたが、これからの日本では、親からの遺産がなく毎月サラリーだけで、賃貸住まいの独身の身では、余命年齢の上昇と共にかなりの確率で【貧困】に陥ることになりそうです。しかし、貧困にも程度の差がありますから、我慢の範囲で受け取り方が異なるのは言うまでもありません。
 【投資(お金にお金を産ませる)の教育】がカリキュラムにない日本の学生に向かって、私は次の言葉をよく投げ掛けます。興味を示す者は2割にも満たなく、平々凡々と生きている感じです。

  • 貴方が会社で頑張って働き、会社利益を2倍にしても貴方の給与はすぐ2倍にならない。しかし、その会社の株価はすぐ2倍になる。それが株式です。
  • 世間不況で会社利益が半分に減っても貴方の給与はすぐ半分にならない。しかし、その会社の株価はすぐ半値になる。それが株式です。
  • 会社利益が前年並みでも貴方には決まった給与が支給される。しかし、会社の成長が止まれば、その会社の株価は下がる。それが株式です。但し、配当継続ができていれば、株価を維持できることもあります。決めるのは株式保有者のあなたの行動です。

 日本の将来を慮ると、若いうちから、株式市場へ資金を投じて運用に取り組まなければ、60歳の還暦へ到達した頃には【資産形成の成否】に大きな差が生じてしまっていることでしょう。長い月日を味方にして行う【積み立て】が最も効果的です。
 政府に頼っても何も解決しません。日本政府ができるのは、彼ら彼女らの背中を押してあげる事と、税制や投資システムを整えて支援する事ぐらいです。何故なら、政府が貴方自身の分身だからです。

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