米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/21 再び、終了間際に平均株価が急落...(追加)

 今日は波乱なく一日が終わると思っていたところ、連日の平均株価急落が見られました。米国株式市場は【自信喪失の状態】に陥ったようです。不安心理が増大し、投資家の積極的な買いが続かなくなっています。このような時、我々素人投資家は気分が滅入るものです。何をするにもブルーとなって、短絡的に物事を考えてしまいがちになります。今は気を引き締めて向かわなくてはダメです。
 親切心を垣間見せてボウフラのように湧いて来る、お決まりの【株価暴落説】【世相不安説】が、早くも次のようにWEB上でチラホラ見うけられます。

取り引き終了間際、3大株価指数が揃って急激に下げる...

 ダウ工業株30種平均は5日続落、前日比313.26ドル(0.9%)安の3万4715.39ドルで終えました。ナスダック総合株価指数は3日続落。終値は前日比186.235ポイント(1.3%)安の1万4154.020と昨年6月以来の低水準で終了しています。
 なお、S&P500種株価指数は下値の支持線となっていた【100日移動平均】を割って終了しました。チャート上では【弱気シグナル】が点灯してきています。


1/21 3大株価指数

1/21 原油等の各種データ類

これからは、好決算銘柄と高配当銘柄へ物色が向かう?

 これから更に、高PER銘柄や利益が出ていない(赤字)銘柄へ「売りの矛先」が確実に向かうことでしょう。内部資金をたっぷりと持っている「リッチ企業は比較的軽症」で済みそうですが、「無配当銘柄が次の売りターゲット」になる気がします。
 投資家や投資ファンドは、「目の前に現金をどれだけ積ませられるか」に判断基準を置いて投資先を選別するといった具合です。

3月〜4月には税還付金を受け取る米国民

 アメリカは日本と違って、所得税の源泉徴収はありません。サラリーマンの年末調整もないので、年明けの1月になれば米国民は所轄の税務署に税金の納付申請を行います。年に4回程は前納納付を行うらしいのですが、州によって税法も違うので、大概は税理士が代行するとのことです。
 数年前のデータでは、米国市民一人あたり2千ドルほど税還付を受けたとの事でした。数兆ドル規模でこの還付マネーが動くのが3月から4月になります。いわゆる春先には、米国株式市場にこの何%かは流入してくるので、気候が暖かくなると共に勢い付いて来ます。貴方も、滅入る時ですが何とか踏ん張って、狼狽売りだけは避けて下さい^^。

1/21 再び、終了間際に平均株価が急落...

バフェット氏が言う『市場5年閉鎖説』

 今のように保有株式の評価額が削り取られる時期(「状況」ではなく、循環説をとるなら「時期」と表わした方がベスト)に当たった場合、今更動いても打つ手が限られます。
 ポートフォリオの1%程度が株式で組成されているなら、全株売却も理にかなっています。しかし、このようなブログへお越しいただいている方なら、概ね50%超が米国株式となっていることでしょう。ここで神様にお出まし願います。彼のウォーレン・バフェット氏は、次のような言葉を株主に発しています。

  • 仮に、株式を購入した翌日に株式市場が閉鎖され、その後5年間に亘り株式取引が行われない事態になっても、私は一向に構いません。

 この意味は次のとおりです。『銘柄選好と資金管理を行って購入し保有を始めた銘柄については、当該株価がどのように変動しても一向に気にしない。企業が成長し拡大するには少なくとも5年の歳月を必要とするので、私の関心は売却する時の株価だけである。』
 【補足】バフェット氏は「売却時は高い株価を必要とするが、道中は安い株価が続いた方がよい。何故なら、買い増し時は安値がよいからである。」とも発言しています。

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は979,205.49ドル(111,776,307円)、手許資金と合わせ999,067.60ドル(円貨換算額114,043,566円)でした。株式評価損益額は前週末から▼24,472.56ドル減、前月末から11,568.02ドル増、年始からみるとこちらも11,568.02ドル増の155,876.14
ドル(円貨換算額17,793,261円)でした。なお、ポートフォリオ内のETF構成比率は62.37%、為替相場(円/ドル)は114.15円/ドルでした。
 なお、配当受領の予定額(税込み)が3万2,318ドル(3,689,186円)へ上昇しました。本日、新規購入を行った「キャンピング ワールド ホールディングス A」も高配当銘柄に属するので、一気に3万2千ドルを超えました。皆さん方も、株価動向が不安な時は【配当受領】に焦点を当てるのが良いかもしれません。少しですが、心の平静を保つことができるので落ち着きますよ^^。

1/21 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 低めの指値を入れていた銘柄が終盤に次々と成約した一日でした。また、RVの製作・製造企業の「CWH キャンピング ワールド ホールディングス A」が久々に売られていたので、買戻しの新規買いを行いました。
 しかし、売りが想定外に強くて長く続いたので、買い過ぎてしまったことが今日の懺悔です。株価変動ベータ3の正に実力発揮です。原因は定かではないですが、次のWEB記事が連想売りを誘ったのかもしれません。RVやキャンプ関連銘柄は総売りの状況でした。

1/21 本日の取り引き状況

 ずらっと高配当銘柄を選別しています。これら企業が予定どおり毎期に配当支払いを続けられればOKですが、長い企業活動の中で減配も想定しておかなくてはいけません。
 栄枯盛衰や好事魔多しの言葉を常に自分自身へ投げかけて、共に魑魅魍魎の株式市場で土俵を割らないようにしましょう。私の好きなジョージ・ソロスの言葉に『生き残れ、儲けるのはそれからでよい』があります。

1/21 個別銘柄構成比率グラフ

 配当受領額は、このスケジュールで進むと前年実績から倍増する予定です。天引きされる税控除額は痛いですが、資本主義を継続する費用、株式取り引きシステムが乗っかる社会基盤の維持費、併せての保険料と考えて諦めるしかないです。

1/21 ETF銘柄構成比率グラフ

 バランス取りは結構うまく進んでいるようです。今、ナスダック市場のグロース銘柄は意気消沈しています。12月までのあの勢いを株価に感じられないのです。何てコッタ!

1/21 セクター別銘柄構成比率グラフ

 ETFに関しては、市場終わり間際の平均株価急落時に纏めて成約しました。これは、長期に亘る【指値予約】を入れているからです。

【番外編】日本株の動向

 平均株価は値上がり傾向でしたので、購入は陸運のみとしました。配当率も低く株価の値上がりを待つ身です。他力本願の所がウィークポイントです。

1/21 【番外編】日本株の動向

編集後記

 政府関係者や中央銀行事務方から、市中金利の引き上げが漏れ伝え聞きますが、日本を含み各国は金融緩和を長く続けていて低金利で国債の発行を行っています。市中金利が上がれば新規国債の利率を引き上げなければいけません。上げなければ誰も購入しませんので...。
 低金利の現状からコンマ以下の利率であっても、発行者側が好き好んで発行利率を引き上げる事なんか、本来は考えられません。しかし、確実に新規国債の利率が引き上げられていきます。政府にとって、年単位の増額負担額はどえらいことになりそうです。FRBは、本当に予定どおりに引き上げるのでしょうか?


*2022/01/21 午後0時30分頃、ブログ記事を追加しました。

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