米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/14【番外編】長期投資に必要なのは「胆力」のみ…

 株式投資で成功して財をなすことができるのは、所謂「変わり者」と呼ばれる人達です。残念ながら、真っ当な歩みをして来た方は「株式投資に不向き」な生き方に染まってしまっています。振り返ってみると、まず、株式市場から財を得るには、基本的に次の2つの方法しかありません。

  1. 他の参加者から財(お金)をぶん取る。
  2. 会社利益から財(お金)をぶん取る。

 暫く、米国株を含めて『株式市場』は下落傾向が続くので、腹を据えて【次の飛躍するチェンス】に向け、「胆力」を膨らませ待機しましょう。

他の参加者から財(お金)をぶん取る

 株式を他の投資家に買値以上の値段で買い取って貰うことです。この利益を「キャピタルゲイン」と称します。保有していた資産(株式)を売却することによって得られる売却益のことです。

実はこれ、簡単そうで難しい・・・

「安く買って高く売ること」や「高く売って安く買い戻すこと」を行っている方は、株式参加者の99%近い人口比となっている筈です。勝ち続ける秘訣は「我慢」の心理戦で、動じない「胆力」の強さも求められます。
 指南本の発行も数多く、この種のブログでも多数を占めますが、生来の【勝負強さ】が勝敗を決めることも多く、鍛錬している間に資金ショートして潰れる者も多いです。

「ディトレーダー」や「スイングトレーダー」はチト異なる...

 世間で言う「ディトレーダー」や「スイングトレーダー」も「キャピタルゲイン」を得る事は同じなのですが、どちらかというと【タイミング選好】や【銘柄選び】にかける比率が高いので幾分異なります。

正反対の事例もある...

 株売買に慣れていない方が戸惑うのは、次のような株取引で「お金を稼ぐ方法」があるのです。これを「空売り手法」と呼び、株式市場の攪乱要因の最たるものです。一言で空売り手法を言い表すと、次のようになります。

 株式を他の投資家に売値以下の値段で売って貰うことです。この利益を「キャピタルゲイン」と称します。空売りしていた資産(株式)を買い戻すことによって得られる売却益のことです。

「攪乱」とは...?

 株式取引は「心理戦」と称される時があります。アナリスト達は「株式市場は3カ月~6カ月後の経済動向を映し出す」と力説します。めちゃかっこいい言葉で響きも良いのですが、初心者の方にとっては、これが『攪乱要因』となってしまうのです。

例えば、某銘柄が急落した時...

 何の前触れもなく、某銘柄が寄り付きから急落した時を想定して下さい。一気に取引高が数倍にも急増、買いが入っても入ってもズルズル下がる株価を前にすると、素人投資家は決まってこのように思い巡らします。
「私の知らない悪いことが、某企業で発生したに違いない。早く、売却しないと・・・。」
 しかし、これが「ワナ」であることも多く、仕掛けたプロは、上記引用欄に記したキャピタルゲインを堂々と、且つ楽々と得るのです。

会社利益から財(お金)をぶん取る

 溢れかえる企業利益を毎年上げて、法人税と年4回の配当金を株主へ支払う優良企業群。米国企業は、50年超連続で配当金を増やし続けている「配当王」、25年超連続で配当金を増やし続けている「配当貴族」と称される企業が多数存在します。
 一例として、これら企業の株式を買い込み、あるいは買い増しすることで、年数を掛けてお金持ちになることです。この利益のことを「インカムゲイン」と称します。継続的に受け取れる収益のことです。

一粒で2度おいしく味わえる

 米国の優良企業は、企業規模を増加させて利益の増加に合わせるように株価も上昇していきます。「インカムゲイン」だけではなく、長い年月先には「キャピタルゲイン」も狙える、【一粒で2度おいしく味わえる】株式投資デビューを成し遂げましょう。

長い時間を味方に、急がない「胆力」が必要...

 「配当王」の企業などは倒産の危険などカケラもないので、世が不況になって株価が安くなった時に大きく買い込むことが、花を開かせる秘訣です。これには「長い時間を味方にすること」と、決して急がない「胆力」が求められます。

バフェット氏とジェフ・ベゾス氏の会食時の一コマ

 複利マジックで巨大な富を築くバフェット氏と時の雄アマゾンのオーナーであるジェフ・ベゾス氏が会食した時、ジェフ・ベゾス氏がバフェット氏に「何故、みんな貴方の投資戦略を真似ないんですか?」と質問したところ、バフェット氏は次のように答えたということです。「ゆっくり、金持ちになりたい人なんていないよ。」
 複利マジックで資産を2倍、5倍、10倍と増やせることを理解していたとしても、多くの人は、かかる時間を我慢できないのです。ここでも我慢する「胆力」がまさに大事なのです。

編集後記

 【胆力】という言葉、口から捻り出すのは容易いですが、長い坂道を一歩一歩と上り切るが如く「辛い」ものです。まして、保有株式の評価損が増加している場合、歩幅を進めても果たして坂道を上っているのか、下っているのかさえ分からず、重い足を引きづっているだけの時があります。このような投げてしまいたい時こそ、【胆力を試されている時】だと感じて下さい。

弱り目に祟り目


7/14【番外編】長期投資に必要なのは「胆力」のみ…