米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

11/09 中間選挙後、米国株上昇の歴史は繰り返すのか?...

 昨日と本日、米国株式市場は寄り付き後から売り買いが交錯、それぞれの思惑を内に秘めて取引が進んで行きました。長期金利が幾分下がったとはいえ、10年債券は4%を優に超える程の利回りで推移しています。しかし、ここ2日程は急激に利回りが下がり始め、ドル安が目立ってきています。
 関係者は「特に今回の中間選挙の結果は、アメリカの経済政策を大きく左右するため、激しい競り合いとなっている『上院』の結果も注視されている。」とコメントしています。


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中間選挙の年の10-12月、選挙後1年が「最も好調な米国株」...

 歴史的に見ると、『米中間選挙が行われる年の「10-12月(第4四半期)」と「選挙後1年」は、4年間の大統領任期中、最も株式相場が好調な時期である』とのデータが示されています。
 更に、今回は『ねじれ議会』が出現する可能性が高いとのことですから、政治的変動幅が最も少ない時期と重なりますので、株式市場にとっては大幅にプラスです。

主要企業は、固定負債の人件費削減等に動き始めた・・・

 企業は積極的に経費を削減する動きに出始めたようです。意の一番に手を付けるのは、もちろん「人件費」です。次のような記事、氷山の一角らしいですが・・・。
 このような削減・抑制という言葉が溢れて来ること自体か尋常じゃないので、金利引き上げも打ち止めに近づいていそうです。

11月9日のトピックス

 米株式市場では、ダウ工業株30種平均は3日続伸(この間の上昇幅は1100ドルを超えました)し、前日比333ドル83セント(1.0%)高の3万3160ドル83セントと、8月下旬以来の高値で終えています。ナスダック総合株価指数も3日続伸、前日比51.680ポイント(0.5%)高の1万0616.200で終了しました。
 なお、平均株価は、昼頃に528ドル高まで上げた後、前日終値付近まで急速に下げる場面(仕掛けを受ける)がありましたが、すぐさま反発して底堅さを示しています。
 外国為替市場では、アメリカの長期金利が低下したことなどから、ドル売り・円買いの動きが出て、円相場は1ドル=145円台前半まで値上がりしています。

10日、10月の米消費者物価指数(CPI)が発表される...

 11月10日には、先月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。前月9月よりも落ち着き、更に、前年10月よりも低い数値であれば、利上げペースがマイルドになる推測が強くなって、株買いに拍車が掛かります。
 CPIの発表・内容を見極めたい投資家も多く、積極的な買いを見送食っている投資家も割といたようです。


米民主党の劣勢が、選挙結果の主流になっている・・・

 中間選挙では、バイデン政権の与党・民主党が下院で少数派政党に転落するとの見方が大勢です。これで、民主党が主張してきた「増税や規制強化など企業業績の逆風になる政策」が成立し難くなるとの見方が強くなって、株買いを促していると見られています。
 そうなれば、選挙後は「政治を巡る不透明感が薄れる」ので、株式市場が好景気に沸き易いとの【経験則】も株式買いを後押ししています。

WHY?『ねじれ議会』が好まれる?

 8日の米中間選挙で政権と議会の多数派の政党が違う『ねじれ議会』になれば、株買いを促すとの見方から、本日も先回り的な買いが優勢となった模様です。
 『ねじれ議会』ともなれば、政権党が急進的な政策推進や税制変更等を独自に立案・可決できなくなるので、自ずと「中立的な妥当な面」が重要視されます。このような理由で、ヘッジファンドなどの投資家連中にとって、『ねじれ議会』の米国政治は、安心できる環境にある株式市場と映るようです。

反面、『決められない政治』のレッテルが深く刻んで来る?

 『ねじれ議会』は、何もいいことづくしではありません。優柔不断な政治、何も決められない政治状況となって日々悶々、株安に悩んで過ごさなくてはいけない日々が現われるやも知れません。まぁ、バイデン大統領の気力と米民主党の党勢が落ち着いてくると、ウクライナ・ロシア紛争が案外早く片付くやもしれません。
 何故なら、ウクライナ侵攻をロシアにけしかけたのは「バイデン政権と米民主党のネオコン勢力、それに相乗りしたジョンソン英国首相」と見ていますから・・・。これ、私の勝手気ままな見解です。

MYポートフォリオ

 今年も残すところ2カ月を切っているので、国税・住民税の戻しも考慮しながら取り引きしています。数年待てば、下落した株価を戻す銘柄もありますが、そう悠長にしていられないので、記録的下落(私の見立てですが...)となっているGAFAM銘柄に、損切りしたベライゾン株売却資金を入れています。

GAFAM銘柄(~11月8日)保有株数・・・

  • AAPL アップル 10株、取得値 : $138.58/株
  • AMZN アマゾン ドットコム 122株、取得値 : $92.35/株
  • GOOGL アルファベット A 73株、取得値 : $90.39/株
  • META メタ プラットフォームズ A 5株、取得値 : $92.55/株
  • MSFT マイクロソフト 5株、取得値 : $217.84/株

 保有するGAFAMの時価総額は、11/8終値で換算して20,488.96ドル、▼(マイナス)313.92ドル、▼(マイナス)1.51%になります。

JEPIとJEPQの分配金受領・・・

 毎月分配の雄である「JEPI JPモルガン エクイティ プレミアム ETF」と「JEPQ JPM NDAQ エクイティプレミア インカム ETF」の10月分配金が入金されました。税引きでJEPIが1457ドル、JEPQが95ドルでした。両銘柄とも安定して稼いでくれています。


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編集後記

 嘗て、「人寄せパンダ」の異名を自ら用いた政治家が日本にいました。その名は、故田中角栄元首相です。行く先行く先が人だかりで、聴衆は彼の言葉や振る舞いに耳を傾け、目をくぎ付けにしたのです。
 しかし、公の選挙期間に入ると、彼の元には選挙応援の要請がピタッと来なくなります。何故なら、彼は東京地検から「刑事被告人として起訴されている」身であり、平成7年の一審判決後は「有罪判決を受けた控訴保釈者」の立場であったからです。
 接点のある、あるいは同類とは見られたくないという立候補者の身勝手な手のひら返しです。これ、日本の裁判史上で最大の汚点、黒点と呼ばれている『ロッキード事件・最高裁の検察介入』の一コマです。


人寄せパンダ、トランプ前大統領


 それに比べると、トランプ氏は至って自由で元気いっぱい。プライベートジェット機を繰り出しては、直前まで選挙応援に米国内を飛び回り、あたかも『共和党党首の如く』の立ち居・振る舞いです。
 今日は彼の隣に佇む奥様とのツーショットを載せます。彼女は元モデル、イタリアの隣国スロベニア共和国出身、1970年生の52歳。サングラス姿がとても似合う美しい方です。トランプ氏にとっては3度目のご夫人です。


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