米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

12/13【番外編】今夜22時30分、11月米国消費者物価指数(CPI)の公表...

 毎月公表される「前月分の米国消費者物価指数(CPI)」ですが、今年で最もホットなタイミングとなりそうなのが、日本時間の今夜22時30分に公表される「11月の米国消費者物価指数(CPI)」でしょう。
 公表されるや否や米国株式のみならず、債券価格、ドル・円為替など、広範囲に亘って影響を及ぼし、しかもそのスピードが半端ないことです。


12/13【番外編】今夜22時30分、11月米国消費者物価指数(CPI)の公表...1

コンマ以下の数値で、株価の上げ下げが起こる・・・

 ブルムバーグ紙に掲載された「JPモルガン・チェースのセールス&トレーディングデスク」によると、公表された11月分の米国消費者物価指数の数値がコンマ以下の違い(予測値や対前年同月比率)で、魂消るような出来事が起るらしいです。次に全文を引用します。

12/13【番外編】今夜22時30分、11月米国消費者物価指数(CPI)の公表...2

 アナリスト達の予測値は7.3%なので、上の表に照らし合わせると「S&P500種別総合値」は、終値ベースで2~3%の上昇となるとの見込みです。明日の朝、検証してみましょう(笑い)・・・。

  • CPI上昇率7.2-7.4%となり、S&P500種2-3%押し上げが有力
  • CPI上昇率が前年比6.9%以下にとどまる確率は5%とかなり低い

 株式投資家が身構える中で、11月の米消費者物価指数(CPI)が13日に発表される。JPモルガン・チェースのセールス&トレーディングデスクは、弱含みの数字なら米株式相場の急回復のきっかけとなり、S&P500種株価指数の最大10%押し上げもあり得ると大胆に予測する。


  アンドルー・タイラー氏らのチームは、顧客向けにゲームプランをまとめたシナリオ分析で、CPI上昇率が前年同月比6.9%以下にとどまった場合、S&P500種指数が8-10%上昇する可能性を示唆した。ただ同チームによると、その確率は5%とかなり低い。


  だが実際にそのような動きになれば、S&P500種は10月の安値からの上昇率が20%を優に上回り、テクニカルには1年続いた弱気相場が終わりを迎えることになる。


  一方で、最も可能性が高いシナリオは、CPI上昇率が7.2-7.4%となり、S&P500種が2-3%押し上げられるケースだとJPモルガンは想定している。


  タイラー氏は「インフレが低減されつつあるだけでなく、そのペースが速まりつつあるというのが、今のロジックだ。これはヘッドラインインフレ率が2023年に約3%に鈍化する予測の自信を高めるだろう。

 インフレ率が3%になれば、労働市場の状況にかかわらず、米連邦準備制度による5%のターミナルレート(利上げの最終到達点)維持はありそうにない。連邦準備制度の方針転換は株価を上向かせよう」と指摘した。


  米連邦公開市場委員会(FOMC)による今年最後の金融政策決定発表の前日に公表される11月のCPI上昇率は、前年同月比7.3%になるとエコノミストは予想している。(ブルムバーグ 2022年12月13日 12:09 JST)

公表の結果

【速報】米国の11月消費者物価指数は予想を下回り+7.1%

 日本時間13日午後10時30分、発表された米国の11月消費者物価指数は予想を下回り、前年同月比+7.1%となった模様です。(予想:+7.3%、10月:+7.7%)

編集後記

 市場予測どおりであると、平均株価は上昇して終了する手筈らしいです。この記事は僅か7時間前に公開されています。
 しかし、「JPモルガン・チェースのセールス&トレーディングデスク」では、自社の優良顧客に対して、少なくとも前日には通知している筈ですから、信じる優良顧客の投資家達は、既に昨日に購入するなどして仕込み済みの事でしょう。さてさて、どうなるか・・・!

日本時間13日午後11時過ぎ...

 米国株は開始前の時間外取引で急伸しています。売り方への踏み上げで、本市場も爆上げで始まることでしょう。14日はFOMCの最終日です。まず、0.5%の利上げ幅で決着することでしょう。
 万が一、0.25%の利上げ幅ともなれば、米国株は「2段ロケット発射」の推進力を貰って、ダウ平均など3万5千ドル突破が確実になります。兎にも角にも、皆が待ち望んだ『利上げバブル』の始まりです・・・。

是非とも、『サンタクロース・ラリー』活用の検討を...

 米国では、これからも暫く金利引き上げが続き、高金利政策が維持されるにも拘わらず、我々は米国株が高騰し続ける異常な世相を垣間見ることでしょう。
 健全な方なら、是非とも『サンタクロース・ラリー』を活用して、利益確定も検討しましょう。米10年債利回りが3.41%まで低下するなど、お祭り騒ぎの真っ最中です。

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