米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

12/14 一瞬で、アダ花と消え去った米国消費者物価指数『CPI』...

 日本時間13日の午後10時30分過ぎ、さっそうと登場した「11月分の米国消費者物価指数(CPI)」。市場予測を下回る数値で、投資家はこの結果に飛び乗ったのです。ちなみに、発表された米国の11月消費者物価指数は前年同月比+7.1%(予想:+7.3%、10月:+7.7%)でした。

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次は、殿(しんがり)の大物「FOMCの結果」待ち・・・

 しかし、時間経過と共に今から「24時間+6時間」ほど経過すると、待望の「FOMCの結果」が控えていることからも、賢明な投資家は早々と持ち高調整の株式を売り抜けて、株式市場から一時避難した模様です。
 昨日、ダウ平均が528ドル高で終えていたこともあって、中盤以降、株価の伸びが急速に縮小しました。何事もダラダラと続けるのは、パチンコ遊戯と同じく馬鹿げています。

焦点は、FOMC参加者が示す「2023年の政策金利の見通し」...

 今年最大の天覧試合の中で焦点となってるのが、FOMC参加者が示す「2023年の政策金利の見通し」です。一体全体、これが「どこまで引き上げられるか」に尽きるのです。

JPモルガン・チェースの嗾け(けしかけ)...

「JPモルガン・チェースのセールス&トレーディングデスク」は、公表されるCPI数値でS&P500種別がどのように上下するのかをシミュレーションしていました。公表された11月の米国消費者物価指数がコンマ以下の違い(予測値や対前年同月比率)で、次表のように米国株(S&P500種別)が動くというものでした。

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結果検証

 結論から申し上げると、米国株(S&P500種別)は下図のような結果でした。0.73%の上昇です。予測では、CPI値が7.1%でしたから4%~5%の上昇となる筈の所、1%以下とは残念です。まぁ、記事には「直ちに...」「公表日に...」のコメントがないので、暫くは様子見で行きましょうや・・・。


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12月14日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は続伸し、前日比103ドル60セント(0.3%)高の3万4108ドル64セントで終えています。ナスダック総合株価指数は続伸し、前日比113.076ポイント(1.0%)高の1万1256.814で終了しました。


11月の米消費者物価指数(CPI)が、市場予想を下回る...

 朝方発表の11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化への警戒が和らぎました。もっとも、朝方にダウ平均を700ドルあまり上げた後は急速に伸び悩んで下げに転じる場面もあり、不安定な相場展開でした。

債券利回りは急落...

 CPIを受けて米長期金利が前日の3.61%から一時3.4%台に低下、高PER(株価収益率)のハイテク株の買いを誘いました。原油高を受けて石油銘柄も小高く推移して、インフレ懸念が後退したことで、消費関連株や景気敏感株の一角も買われています。また、日米金利差が縮小したことから、ドル・円の外為は2円程の円高が出現しています。

MYポートフォリオ

 保有銘柄が全面高の中、「PBR ペトロレオ ブラジレイロ ADR」と「NU ヌー ホールディングス」が前日終値を下回って推移していたので、これら銘柄を追加購入しています。


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編集後記

 日々の「ドル・円相場の変動幅」が大き過ぎて、投機家にいいように弄ばれているのがハッキリしています。腰の据わっていない政治家、欧米の顔色を伺う無能な官僚たちが日本を牛耳っているからこそなので、こいつらこそ狙撃されるべき対象者です。