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12/20【番外編】日本銀行が金融政策の緩和修正を決議!

 日本銀行が現状の大規模緩和を修正すると発表しました。これは、日銀による事実上の「金利引き上げ」となります。
 この発表を受けて、日経平均は後場で大幅に下落しています。前場引けに比べて、一時600円超の下落となりました。めちゃくちゃ、投資家にとって迷惑な突然の決議です。株式、FX、債券取引で自殺者が出てもおかしくない程の混乱です。ジョージソロスの名言『先ずは生き残れ 儲けるのはそれからでいい』・・・


12/20【番外編】日本銀行が金融政策の緩和修正を決議!-1

緩和修正の要旨

 日本銀行は、長期金利の変動許容幅を従来の0.25%から0.5%に拡大します。このことから、株式市場では、銀行業が大幅に買われています。市場では「ネガティブ要因。銀行や生保、損保以外は株式が全面安となる。日経平均が前日比1000円程下げてもおかしくない。」との見方が大勢です。
 大規模な方針変更が、年末に行われました。「円キャリートレード」にまで影響が及ぶと、今夜のNY市場へも足跡を残しそうです。

欧米の金利水準は?

 単純計算では、特に0.25%近く米国金利が上昇してもおかしくありません。何故なら、世界最低水準である日本の長期金利が0.25%引き上げられるのですから、欧米の実質金利水準も引き上がる筈です。今夜の欧米株式市場は、かなりの確率で【下落】します。

長期国債の買い入れを増額

 長期国債の買い入れ額を来月から3月まで、これまでの1か月あたり「7兆3千億円」から「9兆円に増額すること」を決めました。これって、黒田総裁の残任期間における最後の抵抗かな?

編集後記

 いずれは方針変更が行われると、誰もが考えていましたが、まさかこんな年末に「緩和修正」を発表するとは想定外でした。いよいよ、日本でも金利が上昇し始めます・・・。


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