米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

12/23 これこそがクリスマス・ラリー(買い相場)の渦中にある...

 売りが売りを呼ぶ展開になり、ダウ平均株価は一時、800ドルを超える大幅な値下がりとなっています。前日、ダウ平均株価が500ドルを超える大幅な値上がりとなっていたこともあって、ひとまず利益を確定しようと売り注文を出す投資家が多かったようです。
 今日の下落は、クリスマス前で市場参加者が少なく、値動きが大きくなり易かったことも一因ですかね。『ひとまず売り』がまとまって「力」を持つと、大きな下落圧力になります。小さな塊と雖も侮ってはいけないです。


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言い続けられる、株価下落の理由として・・・

 株価下落の理由は、「来年も利上げが続き、景気が冷え込むことへの懸念」です。本日、株価下落の入力スイッチとして考えられるのは、22日発表の「失業保険の新規申請件数が市場予想を下回ったこと」でしょうか?
 次に、22日に決算を発表した大手半導体メーカーの業績が市場予想を下回ったことも多分にあるでしょう。半導体関連銘柄に売り注文が膨らんだことが市場雰囲気を軟調にさせたようです。

より具体的には・・・

 具体的には「雇用情勢は底堅く、賃金上昇を背景としたインフレを抑えるため、来年も利上げが続くとの見方が広がったこと(景気が冷え込むことへの懸念)」です。当面、下落事由としては『景気落ち込みへの懸念』に集約されます。ちなみに、現在の「米国経済・景気」は非の打ち所のない程、全くもって好調を維持していますが…。

12月23日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比348ドル99セント(1.0%)安の3万3027ドル49セントで終えました。ナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反落して、前日比233.251ポイント(2.2%)安の1万0476.119で終えています。
 同指数は一時的に3%超の値下がりとなり、10月に付けた年初来安値(1万0321.388)を下回る場面があるなど、ナスダック総合は総崩れでした。


半導体が総崩れ、テスラの値引き販売が表面化する...

 ダウ平均の構成銘柄ではないが21日夕に半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが発表した四半期決算や見通しが市場予想を下回った。
 半導体のエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)など半導体関連株も大幅安で、半導体株を中心にハイテク株全般で業績下振れ懸念が強まりました。
 そして、値引きなどが明らかになった電気自動車のテスラの下げも厳しかったようです。

MYポートフォリオ

 今年も残すところ2週間程です。今、税対策を念頭に置きながら売買を行っています。

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編集後記

 クリスマス・ラリーを期待する向きは、今日の株価大幅ダウンはショックでしょう。しかし、例年、同ラリーは株価高騰になり易く、これは「株買いタイミングではなく、株売りタイミング」でしかありません。
 すると、今日みたいな一時的にダウ平均が800ドルも下落するような荒れた株式市場が現れることは、これこそが「クリスマス・ラリー(買い相場)」の真骨頂になります。
 今、我々は同ラリーの渦中にいるのです。ただ、先立つモノは資金なので、これはツト厳しいかと…。

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