米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...

 24日、米S&Pグローバルが発表した「1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値」は46.6となり、景気拡大と景気悪化の分かれ目となる『50』を7カ月連続で下回りました。「1月のユーロ圏総合PMI速報値」は50.2で、前月の49.3から上昇して、好不況の分かれ目となる50を昨年6月以来初めて上回っています。一方、「1月の英国の総合PMI速報値」は47.8で、前月の49.0から低下して2年ぶりの低水準となった模様です。

データ的には、米国経済が一番劣化しつつある状況

 「欧州や日本のPMI」は成長を示す50を回復する一方、米国PMIは7カ月連続で50を下回っているので、このデータで見る限り、世界の中で「米国経済が一番劣化しつつある状況」となっています。傍若無人に金利引き上げが行われ、賃金や自国通貨が高く、多国籍企業にとっては踏んだり蹴ったりです。が、しかし…

ジリジリと下値を切り上げる米株

 暗雲垂れ込む今こそ「中期投資に最適な時期」であるとして、買値の分散投資をコツコツ行なっている個人投資家が、世界に沢山いらっしゃいます。保有するボリュームが第一義として、さほど買値にナーバスになり過ぎず、淡々と買い増すことが大事です。長い月日が数ドルの買値差異など、見事に噴き飛ばしてしまいます。何故なら、米国株は上昇することが約束されているに等しいからです。


1月25日のトピックス

 米連邦準備理事会(FRB)が「近く利上げ停止を検討するりではないか?」との思惑などから、前日までハイテク株などが買われ、強い相場が現われていました。
 24日の取引終了後、マイクロソフト社の四半期決算発表か゚予定されていることもあり、発表前に利益確定の株売却が盛んでした。但し、次のチャートのように、終了間際「切り返し買い」が一気に入ったようです。
 なお、この半年間、GAFAM銘柄の株価下落は、ピーク時から20%はザラです。よって更に下押しとなってもたかが知れています。


1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...1

米マイクロソフト、2022年10〜12月期決算・・・

 マイクロソフト社が引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回りました。警戒されていた「クラウドの売上高」が、予想を上回ったことが好感されている模様です。決算を受けて、時間外取引で株価は約4%上昇しています。


1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...2

1万人のレイオフ、新興オープンAIに数十億ドルを投資・・・

 エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は声明で「成長投資を続けながら、業務効率を高めていく」と述べました。マイクロソフトは1月に従業員の5%弱にあたる1万人の削減を決めた一方で、チャットボット(自動応答システム)「Chat GPT」に数十億ドルを投資すると発表しています。


(10-12月・第2四半期)
■1株利益:2.32ドル(予想:2.30ドル)
■売上高:527.5億ドル(予想:529.3億ドル)
  クラウド:271億ドル(予想:267.5億ドル)
  プロダクティビティー&ビジネスプロセス:170.0億ドル(予想:168.1億ドル)
  インテリジェント・クラウド:215.1億ドル(予想:214.3億ドル)
  モア・パーソナル:142.4億ドル(予想:147.4億ドル)
■営業利益:204.0ドル(予想:210.0億ドル)
■設備投資:62.7億ドル(予想:66.3億ドル)


(NY時間16:19 アフターマーケット)時間外取引
マイクロソフト 252.44(+9.86 +4.06%)
次の図は、GAFAM銘柄の営業利益率の対比グラフです。事前予測では、そこそこのできなのですが・・・。


1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...3

MYポートフォリオ

 マイクロソフト株を20株、場中で追加購入を決めました。242ドル前後の株価で買い増しです。個人的に、どうも気になって仕方ないのが、チャットボット(自動応答システム)「Chat GPT」です。早い段階でマイクロソフト社は、人工知能(AI)ツールを自社の全製品に搭載すると明言しています。

1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...4

1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...6

1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...7

1/25 米経済が減速に向かう中、粛々と買い進む投資家たち...8

編集後記

 NY株式取引所で、市場開始直後に不具合が発生したようです。この影響なのか不明ですが、ゴールドマン・サックス株が1株、約定していました。341.58ドルで1株の指値を入れていたのです。約定時刻は2023/01/24の23:30、つまり「始値」です。
 しかし、この日、ゴールドマン サックス(GS)の公式の記録は「Day's Range 340.00 - 350.30」です。始値は340.00ドルと記載されていること、この値は私の約定値よりも低位なので、341.58ドルではなくて340.00ドルで約定していないと、バランスが取れないのです。
 私の売り手は「成り行き売り」だったのでしょう。ここんところが、米国社会特有の【曖昧さ】です。多分、永遠の謎で終わることでしょう。

2023/01/25 ゴールドマン・サックス株

 ニューヨーク証券取引所で24日の取引開始時に多数の大型株が突如急激に変動し80以上の銘柄の取引は約20分弱一時停止した。

 主に影響を受けたのはモルガン・スタンレーやウェルズ・ファーゴといった大手銀の株式。

 そのほか、ナイキやウォルマート、マクドナルドの取引も中断されていた。現在全てのシステムは正常に稼働しているが、ニューヨーク証券取引所は「技術的問題」として調査中だ。(25日金融短観)