米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/27 米GDP(10月-12月)が2.9%増、個人消費は失速...

 昨年10月ー12月(第4四半期)における米実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率2.9%増でした。但し、米国経済の最大部分を占める個人消費は2.1%増に止まり、予想値(2.9%増)を下回りました。なお、前四半期は2.3%増でした。

  • 2022年通年のGDPは2.1%増加
  • 2021年通年のGDPは5.9%増加

 ブルームバーグの月間調査によると、エコノミストは「米経済が2023年第2四半期と同年第3四半期には縮小(GDPが減少)に転じる」と予想しており、今後1年内のリセッション(景気後退)確率を65%と弾いています。


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次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げ?

 今回の米GDPデータは、連邦公開市場委員会(FOMC)が来週(1月31日〜)の会合で、利上げ幅を0.25%に縮小するとの見通しと整合します。FOMCは『4会合連続で0.75%利上げを実施した後、12月には0.50%にペースを落とし』ています。

金利高騰で、住宅投資が年率26.7%減・・・

 新規住宅投資は年率26.7%減と、7四半期連続でマイナスを記録しました。住宅ローン金利の急上昇を背景に、昨年の住宅販売は2008年以来の大幅減でした。そりゃ、30年変動金利で6%を超えてくるとキツイです。

1月27日のトピックス

 朝方に発表された、2022年10月~12月期(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回り、米景気の大幅な減速懸念が幾分和らぎました。

FRBが所望する形で景気減速が確認され・・・

 更に、個人消費が予想値を下回ったことで、FRBが所望する形で景気減速していることが投資家に好感され、本日のハイテク株の総買いとなったようです。
 ウ工業株30種平均は5日続伸、前日比205ドル57セント(0.6%)高の3万3949ドル41セントで終了しました。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発、前日比199.056ポイント(1.8%)高の1万1512.413で終えています。


テスラ株は11%高で終了・・・

 前日25日夕、決算を発表した電気自動車(EV)のテスラ株が大幅に上昇、ハイテク株全般に買いが波及した感じです。EV需要の鈍化懸念が後退したテスラ株は、11%高で終了となりました。
 中国や米国、欧米で同社の「値引き販売」が強化されたことで、一時期大幅に売られた同社株価は『何もかも忘れたように』急騰して、本日の取引を終えています。

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MYポートフォリオ

「SCHW チャールズシュワブ株」を買い増し・・・

 私が次の主役では?、と見ているネット証券のチャールズ・シュワブ。アナリストが同株の投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の92ドルから75ドルに大きく引き下げました。この最悪な「SCHW チャールズ・シュワブ株」を14株まで買い増しました。
 同アナリストは「投資家は金利に敏感な証券会社から離れるべき時だ。」とし、「同社の経常収益および利益の伸び率は、年内に減速すると考えている。」と指摘していますが...。

テスラ株が牽引し、GAFAM銘柄が反発・・・

 GAFAM銘柄の損益額が一気に1万2千ドルへ急騰するなど、買戻しの勢いが付いたテスラ株に背中を押される形で急上昇しました。


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編集後記

 彼奴のふてぶてしい面を眺めて下さいな! これで、ツィツターが復活でもしたなら「スーパーマン」の称号を付与されて『皇帝』、日本では『今太閤』と呼ばれることでしょう。


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 今の日本に是非とも必要な『直前までブレーキを踏まない猪突猛進』の頭であり、『勝ち癖(くせ)を決して手放さない』棟梁の姿です。
 但し、私は米国テスラ車両を購入して、愛車にすることはありません。何故なら、如何なる時でも、車は動いて、止まって、曲がって、走り続けなければならないものだからです。いままで、日本車礼讃を繰り返し、貶し続けていたアメ車・米国製造業は、残念ながら私の中では永遠にパスなのです。