米国株 -『正しいものは美しい』

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2/20【番外編】バイデン米大統領、ミサイル飛び交うウクライナを訪問...

 発表によると、米国のバイデン(Joe Biden)大統領は20日、ロシアによるウクライナ侵攻開始後初めて、ウクライナの首都キーウを訪問しました。
 なお、この訪問劇は事前に公表されていません。一応「ロシア側には事前通告した」と公表されていますが、訪問中、首都キーウでは防空サイレンが鳴り響き、安全へのリスクを物語っていたようです。


2/20【番外編】バイデン米大統領、ミサイル飛び交うウクライナを訪問...1

不測の事態が生じれば、急反転して、レバレッジ取引が消滅・・・

 他国の大統領、特に米国大統領が激戦中の戦闘地域であるウクライナ首都を訪問するなど、尋常ではない行動です。人気取り・票取りに繋がる為だけの、このような「政治パフォーマンス」は、次から御免被りたい。

巻き込まれるのは、真っ平ごめん…

 万が一、不測の事態が発生すれば、戦乱が激化して戦局が急拡大、善良な投資家が「無一文」や「借金を背負う」ことになりかねない。日本本土にも影響が及び、住居や生命さえ失う危険性が高まるのですから...。ウクライナ争乱は、米国・英国・欧州・ウクライナ・ロシアのエゴ、陣取り合戦が事の発端、巻き込まれるのは真っ平ごめんです!

数カ月前からの「極秘計画」であった、とのこと・・・

 報道によると、バイデン米大統領は20日のウクライナ訪問を数カ月前から極秘に計画してきたらしく、不測の事態への緊急対応計画を練り、17日に訪問を決断したようです。バイデン氏に同行したのは「極めて少数だった」と発表されています。安全に配慮し、側近の数人と医療チーム、カメラマン、警護隊に限定したという。

 なお、最小人員に「カメラマンが動向した」というのが、如何にも政治ショーであること、米国流儀を示しています。しかし、何度も言いますが、この種の無謀な「賭け」を強行して、我々の投資資金を廃塵に帰すような行動を取ってほしくなかったです。

ロシアに「事前通告済み」と、公表されてはいるが・・・

 サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、ウクライナ訪問をロシアに事前通告していたと明らかにしました。「衝突回避の目的だった」と話し、ロシア側の反応に関してはコメントを控えました。
 なお、この事前通告に関して「事の真偽は不明」です。大統領チームの安全確認後に明らかにされたことなので・・・。武闘派である反プーチンの一派にとって『飛んで火にいる何とやら...』にもならないとは限らず、極めてリスクを取り過ぎた危険な行動です。


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今回の行動は、アフガニスタンやイラク訪問とは異なる・・・

 嘗て、現職米大統領は、米軍が駐留するアフガニスタンやイラクなども事前予告せずに訪問してきました。しかし、ウクライナには米軍が駐留していないので、米国大統領チームと雖も安全・治安を管理できません。
 現在、米マスコミ等の論調では、概ね「バイデン政権は最悪の事態を避けるため、ロシアへ事前通告が必要だと判断したとみられる。」との解釈だけですが、訪問への賛意等を暗に示しています。同じ穴の狢連中であり、米国民の誘導を目論んでいるのです。

電車に乗り換え、10時間近くをかけて首都キーウへ移動・・・

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、バイデン大統領一行はポーランドに到着すると電車に乗り換え、10時間近くを要して首都キーウに到着。御年80歳のバイデン氏、最高齢の米国大統領として、同紙は「骨の折れる旅路だった」と指摘しました。「死去」という二文字が、健康面でも懸念された今回のウクライナ訪問です。


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防空警報が鳴り響く首都キーウ・・・

 大統領チームの首都キーウ滞在中にも、防空警報が鳴り響いたようです。これは、隣国ベラルーシからロシア軍の戦闘機が飛び立ったためと云われています。
 万が一、ベラルーシからミサイルが発射されると、20分以内に首都キーウへ届く距離で、ウクライナが戦時下であることを象徴しています。CNNテレビによると、ウクライナ東部では20日も断続的にロシアの砲撃が続いていたとのことです。

編集後記

 先日の編集後記でも触れたように、著名トレーダーやヘッジファンド連中は、米国株式市場の突然の株価急落に備えて、レバレッジを高めた「コール・ブットのオプション」取り引きを深く深く進行させています。
 今や、市場動向は半分程度のスイッチが入っただけでも「急落の狼煙が上がり」そうなパワーバランス(綱渡り)状態です。今回の訪問が数カ月前から予定されていたということであれば、投機家が安全策を講じたとも考えられます。ともあれ、無事で何よりでした。帰路もお気をつけてお帰りください。

2月20日(月)、米国株式市場は休場...

 2月20日は米国の祝日で、株式市場は休場です。この日は、2月22日生まれの初代大統領ワシントンを記念する日ですが、現在は2月の第3月曜日に設定されています。
 一般的には「プレジデントデー」と呼ばれる祝日で、連邦政府の定める正式名称は「ワシントンの誕生日(Washington’s Birthday)」です。


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