米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/9 米国株、ダウ続伸し168ドル高。約1カ月ぶりの高値...

 米大手ハイテク株が「高値を維持している反面、強気シナリオが崩れつつある兆候が強まっている」との解説記事が、幅を利かせ始めています。

物色銘柄、セクターは変わるもの・・・

 今月に入り、S&P500種株価指数の業種別指数で「テクノロジー株は最悪のパフォーマンス」となっています。年初来33%の上昇率で相場を牽引してきた昨今までとは対照的です。反面、精彩を欠いていた「エネルギー」や「金融・保険」といった銘柄は、6月に入り上昇を主導し始めています。物色銘柄やセクターは、このように変動するのが常なのです。


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さすがに、人工知能(AI)への熱狂度が弱まりつつ・・・

 昨日もコメントしたように「ここ数週間、米テクノロジー株を押し上げてきた人工知能(AI)への熱狂度が弱まりつつ」あります。当然と言えば、当然ですが、人工知能(AI)による「企業利益への押し上げ効果」に関して「青写真が描けない」からです。

GAFAM以外の企業は、資金が続かず...

 開発だけではなく、バックボーン維持にメチャクチャ投資(設備を含む)を続けなくてはいけません。GAFAM以外の企業は資金が続かず、行き着く先は『会社資本の毀損』です。勝ち残りを夢見て、怒涛の開発レースが行われていますが、結局、進展なく終わりそうです。

米国金利の上昇圧力に関する「こじつけコメント」・・・

 米国金利の上昇圧力が「高まった、低下した」と日替わりで紙上を賑わしています。昨日は、他国の中銀がサプライズ的に金利の引き上げを決めたことで、「FRBもその気になりそう」機運が強まり、『金利の上昇圧力が高まった』と解されていました。結果、米国株は売りへの傾倒が顕著でした。

8日は「週間の新規失業保険申請件数の増加」が取り上げられた...

 しかし、今日8日は、週間の新規失業保険申請件数が26万1千件と市場予想(23万5千件)を上回ったことで、労働市場の軟化を示したと受け止められ、『過度の懸念が揺らぎ、金利の上昇圧力が低下した』と捉えられました。結果、3大株価指数は大幅に上昇です。

瞬時に、ドル安・円高局面が現われた...

 米国債10年利回りは急低下。前日から▼1.75%低い3.718%をウロウロする始末です。すると、ドル・円の外国為替ヤジロエは『ドル安・円高』へ振れますから、前日から1円以上高騰して138.917ドル/円を記録しています。

6月9日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比168ドル59セント(0.5%)高の3万3833ドル61セントで終えました。約1カ月ぶりの高値です。


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S&P500種株価指数は、強気相場入り?

 ナスダック総合株価指数は反発。前日比133.629ポイント(1.0%)高の1万3238.524で終えました。更に、S&P500種株価指数も反発...。前日比0.6%高い4293.93で終えています。2022年8月16日以来、およそ10カ月ぶりの高値を記録しています。2022年10月に付けた安値(3577.03)からの上昇率は20%に達し、強気相場への突入を暗示するかのようです。

MYポートフォリオ

 冒頭にあるように、『精彩を欠いていた「エネルギー」』が本当か否かを確かめるために、トロノックス ホールディングス A (TROX) 25株の新規購入を行ないました。
 この企業は、二酸化チタン顔料、特殊グレードの二酸化チタン製品、高純度チタン化学薬品などのチタン製品、及びジルコンを製造する「バリバリの景気敏感メーカー」です。


編集後記

 未来予測業なる仕事があるとするなら、この「鈴木貴博氏」が最も近いところに位置する方でしょうか?

再度、「住民税非課税」に関して・・・

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