米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

8/6 ナスダック、S&P500種は過去最高値を更新...

 何のことはありません。いつもの如く、昨日売り方に回った彼奴等は、今日買戻しを迫られています。何度も同じことの繰り返しです。そして、もっとも質(タチ)が悪いのは、市場観戦記を書いている記者さんです。今朝の日経に次の記事がありました。我々はもっと深く掘り下げた動向を知りたいのです。


 『ダウ工業株30種平均は反発し、前日比271ドル58セント(0.8%)高の3万5064ドル25セントで終えた。前日は新型コロナウイルスの感染拡大を警戒して300ドルあまり下げたが、経済再開の流れは変わらないとの見方から景気敏感株を中心に買い直された。・・・・新型コロナのインド型(デルタ型)の感染拡大へは警戒されているが、感染者数の増加に比べ死亡者や入院患者数の増加は緩やかで、経済活動が正常化する流れは続くとの見方が改めて広がった。』(日本経済新聞 2021年8月6日 5:36)


 後講釈のオンパレードで、こんなことは今更でもなく、FRB(連邦準備制度理事会)は、何度も「金融緩和は引き続き行う」と言明していますし、デルタ株の感染力は強いですが、「変異株特有の弱毒化」していることは、著名な研究者達から随時発信されています。

ナスダック、S&P500種は過去最高値を更新

 ボヤキはこの辺にして、本日の市場動向は次のとおりでした。ナスダック総合株価指数は4日続伸して過去最高値を更新。なお、最高値更新は7月26日以来です。S&P500種株価指数も反発、2営業日ぶりに過去最高値を更新しています。ダウ平均は上昇したものの過去最高値更新はならずでした。


  • ダウ平均は、前日比271.58ドル(0.78%)高の3万5064.25ドル。
  • ナスダックは、前日比114.58(0.78%)高の1万4895.12。
  • S&P500種は、前日比26.44(0.60%)高の4429.10。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.041(3.48%)高の1.225%。8/6 06:40現在
  • WTI原油先物は、前日比0.96ドル(1.41%)高の69.11ドル。8/6 06:40現在


8/6 ナスダック、S&P500種は過去最高値を更新...

今の株式相場の現状

 『売っても売っても、拾われ買われると、市場参加者の格好のターゲットにされてしまいます。こうなると玉(資金)不足でお手上げですから、さっさと退散するのが賢明です。』売り方がいないのですから、株価は上昇を続けます...。そう、これが今の現状です。
 要は買い方(個人投資家を含む)の手持ち資金が売り方よりも潤沢にあるからです。では、「ずっと上がり続けるのか」の問いに関しては、「今の買い方が売り方に回る転換期が必ずやって来ますが、その時までは上がり続ける。」が回答です。では、「転換期はいつ?」の問いに対しては「?」が回答です。これが分かれば、誰にも教えることなく一人悦に浸ります。そして、利息の計算をしながらのんびりと暮らします。

枠外に2銘柄(ETF)を追加設定

 残り空白2議席に次の銘柄を割り当てました。これで予定の10議席が全て埋まったのです。

  • グローバルX クリーンテック ETF(CTEC)

 Indxx Global CleanTech指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指します。原資産指数は再生可能エネルギー関連技術の開発を主要事業としている企業へのエクスポージャーを提供します。

  • グローバルX 遠隔医療 デジタルヘルス ETF(EDOC)

 ソラクティブ・テレメディシン&デジタルヘルス指数のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指します。当指数は遠隔医療とデジタルヘルスの分野の発展から利益を受ける可能性のある上場企業へのエクスポージャーを提供します。


8/6 枠外に2銘柄(ETF)を追加設定

単独銘柄の評価額が10万ドル超え

 ポートフォリオ内のインベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)が10万118ドル、バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)が10万122ドル、と10万ドルを超えました。
 この2銘柄は過去に売却することもなく、追加購入だけに努めてきましたので、遅かれ早かれ大台への突入は想定内だったのですが...。ここまで平均株価が上昇(回復)するとは思いもせず、初期の頃は買い増しも何もせずに傍観、放置していたことが悔やまれてなりません。

アリババが税負担上昇を警告、中国の締め付け拡大-関係者

 ブルムバーグに中国最大手のアリババに関する記事が載っていました。優遇法人税率の縮小、廃止を中国当局は考えているようで、既に実行されている部分もあります。利益額が大きく変動しますので、投資家にとっては将来の「PER」が修正され、株価変動を受ける可能性が出て来ています。



中国がほくそ笑むIMF「6500億ドル」の史上空前のバラ撒き

 超ド級の記事を見つけました。この時期にここまでやるか、という驚きに尽きます。

特別引出権(SDR)

 特別引出権(SDR)とは、『国際通貨基基金(IMF)が加盟国の準備資産を補完する手段として、1969年に創設した国際準備資産、及びその単位である 。』と説明できますが、分かり難いので簡潔に言うと次のようなものです。
 国際通貨基基金(IMF)加盟に際しては、拠出金(入会金。初期はゴールド)が必要となります。その拠出金は預けっぱなしで利子も付きません。これを何とか利用できないかとの発想で創られたのが「特別引出権」、略してDSRです。但し、あくまで帳簿上のマネーの移動です。

利子は誰が支払う?

 詳細は次の記事を読んでいただくこととして、さわりを申し上げると、「加盟国は拠出金の範囲内であれば、0.5%の金利を支払うだけで拠出金を活用できるシステムです。返済は何と"ある時払いの催促なし"です。
 これを途上国は中国への返済に使う筈、詰まる所、中国は回収不能であったマネーに利子を付けさせて、貸付先の途上国から手に入れることができる」との要旨です。もちろん、IMFへの利子(現行0.5%)は途上国が支払うのです。

黒幕は誰だ?

 共産主義、共産国の延命に国際通貨基基金(IMF)が最大の力を貸すのです。国際政治の舞台裏は何とも凄まじいもの。しかし、忘れてはいけません。中国にドル資金を融通している主体は「米国金融機関」であり、いつの世も最後の利益者が黒幕なのです。