米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/23 配当金等の年間予定額、6万8千ドルを突破・・・

 NY株式市場は何ら力なく、「前日終値を維持するのが精一杯」てな感じで終始動いていました。下げ相場を満喫して、ガッポリと稼ぎたい輩が多過ぎて、ホンに困ったものです。

原油ETF「XLE」分配金が、1.5倍の増額へ...

 昨日、原油ETFである「XLE(Energy Select Sector SPDR Fund)」の2022年度第二四半期分配金が判明しました。1株に付き0.815ドル(税込み)です。前年同期の支払額が0.53ドル(税込み)でしたから、何と153.78%の増加率となっています。
 ロシアに対する経済制裁の解除など夢また夢なので、現状の原油価格動向から将来を勘案すると、原油企業の利益率が直ちに減少に向かうことなど考えられないので、暫くは安定した分配額が続くことでしょう。今や、6/23終値のXLE価格73.38ドルに対して、分配金0.815×4=3.26ドル、分配率は4.44%まで上昇しています。

原油先物価格と原油銘柄の下落は、まさに「僥倖」である...

 原油先物価格への投資を行っている骨太ユーザーは、流石にいらっしゃらないでしょうから、原油銘柄に関してだけを取り上げますが、「XLE」にしてもピーク時から20%程下回って推移しています。これ、原油・天然ガスの実勢価格が上昇しているにも拘らずにです。
 その結果、配当額及び分配額の引き上げと株価(ETF価格)の値下がりの『ダブル効果』で、一株当たりの配当(分配)率が半端なく上昇しているのです。有り難や…^^。


配当金等の年間予定額、6万8千ドルを突破

 上記リストは、日々更新している「配当金等の予定額」です。XLEの分配金増額で一気に6万8千ドル越えとなり、昨今の円安と相まって円貨換算値も高水準まで膨れています。ドルベースの原油銘柄(ETFを含む)価格は低下していますが、原油市場はいたって元気なので『気にしない、気にしない』ことです。どこの誰かが株価を引き下げてくれている間に、配当金・分配金をガッポリといただき、すかさず再投資へ回しましょう。

6月23日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は反落し、前日比47ドル12セント(0.2%)安の3万0483ドル13セントで終えました。よくまぁ、この下げ幅で終わったな、という感じです。ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落。前日比16.222ポイント(0.1%)安の1万1053.080で終了しています。

片手にピストル、他方に聖書を携えて・・・

 パウエル議長は、22日午前、米上院銀行委員会で証言に臨み「インフレ率を2%の目標に戻すことに強力に取り組む」と従来方針を繰り返し、「今後も継続的な利上げが適切になる」と述べています。
 このような証言を行う一方で、ロシアへ経済制裁を課して「その余波をモロに受けて物価が高騰」、誰もが望まない「利上げを行う愚策」を繰り返しています。

MYポートフォリオ

 新規投資は資金難で凍結状態(配当再投資のみ)です。しかし、受け取る配当金と分配金はひたすら増加の一途です。これ、安定して受け取れるので、ホンに有り難いことです。


編集後記

"石炭"という化石が、今よみがえる・・・

 世界の主要国から「既に、切り捨てられた」筈の『石炭』が蘇ってきました。昨今のエネルギー供給不安を受け、欧州では欧州大陸で採掘できる【石炭】への回帰が急速に進み始めています。背に腹は代えられずです。
 クリーンエネルギーは結局のところ、互いに他国頼みであったという事実が露呈してしまいました。この次に化けの皮が剥がれるのは【電気自動車】とみています。

 更に「やる気もない、資金もない」から、クリーンエネルギーへ半歩も前進できていないアジア新興国でも需要が伸び続けています。
 このようにエネルギー需給逼迫から石炭価格が今や急上昇、国際エネルギー機関(IEA)は2022年に石炭への投資が前年比約10%増えるとの見通しを示しています。何のために、みすみす高値の商品を、我々が買わないといけないのでしょうか?

ここでも、ロシアと中国の影が・・・

 なお、ロシアは世界でも有数の産炭国ですし、中国は世界最大の石炭使用国です。ここにもロシアが深く絡み、中国の影がチラチラしています。「地下資源の豊富な国」と「人口が多い国」を相手にする時は腹を据えてかからないと、結局は負けてしまいます。

二重サッシの需要増加。さすがに、自衛し始めた日本国民?

 日本の住宅市場では、高価格帯の窓の需要が高くなっています。一般的なタイプに比べ価格は2〜3倍でも、断熱性や強度に優れた製品に人気が集まっているとのことです。理由は、すばり「電気料金の上昇」が止まらず、「光熱費を抑えられる点が評価」されているからです。二重サッシは「防音効果が高い」ので、私は以前から好んで取り入れています。

繰り返し忠告します…、借り入れは厳禁です❗️

 市場が下がろう下がろうとしている時、安値に沈んだお気に入り銘柄株を借り入れ金でチョコっと買い込んだり、買い増しすることがあります。特に、配当金の権利落ち日が間近になると、少しの間だけと自分に言い聞かせて、ツイツイ手を出し易いので気を引き締めて臨みましょう。究極、他人からお金を借りない限り、借り入れさえしなければ、惨めな自爆や頓死することもありません。

弱り目に祟り目

6/23 配当金等の年間予定額、6万8千ドルを突破・・・6