米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/13 兎にも角にも、逆流を駆け上る世界の株式市場...

 欧米における金利引き上げなどお構いなく、先陣を切った米国市場に続けとばかり、欧州各国の株式市場、極東の日本市場も押しなべて上昇気流に乗っています。株売りの買い戻し範囲を超える「新規投資」をカバーし始めた動きを感じるのです。

「悲惨な」欧州経済にも拘わらず...

 欧州企業は、ガス危機とインフレ亢進、金融引き締めの厳しい状況下にあります。ウクライナやエネルギー問題は依然として何も解決できておらず、広範囲に影響を受けます。このため、景気後退が欧州各国で確実視されているにも拘わらず、『株高』や『ユーロ高』に湧いているのです。こんなの長続きする筈ないじゃないですか?

ストックス欧州600指数は、米S&P500種指数を下回る見込み...

 今年のストックス欧州600指数(欧州先進国の証券取引所に上場している流動性が高い上位600銘柄で構成された株式指数)のパフォーマンスは、ドル建てベースで「S&P500種指数」を下回ると見られています。


8月の米消費者物価指数(CPI)が、低下を予感させる兆候あり...

 9/13、米国で発表が予定されている「8月の米消費者物価指数(CPI)」において、『インフレ低下傾向を示す期待感が強く滲み出ている』ことが、前週末及び本日の米国市場の株価上昇に『強い安心感』を与えているようです。市場独特の解釈ですが、そのフロートに皆が乗っかかり、浮かんでいるのです。

 米国では重要インフレ指標のひとつ消費者物価指数(CPI)の8月分の発表に注目が集まる。


 原油価格が6月に高値を付けたのち下落基調にあるため、ヘッドラインインフレ率は伸びの鈍化が示されると想定される。

 一方で、連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を巡るインフレ指標として注視している食品やエネルギーを除いたコア指数は、前年比で+5.9%から+6.1%へ伸びの拡大が予想されている。


 ・FRBが目標とする2%の3倍近い水準を、依然として推移している。

 ・FRBの利上げで、物価上昇の圧力を更に弱める計画を正当化する。


 インフレピーク達成感やインフレ期待の鎮静化にもかかわらず、FRBが積極的な利上げペースを維持するとの思惑は強く、短期金融市場ではFRBの9月FOMCでの3会合連続での0.75%利上げを9割程織り込んだ。

 ドルも上昇基調を維持すると見られる。(Powered by フィスコ、2022年09月13日 5時12分)

 9月の金利引き上げ見込みの0.75%は、「変更なく実施される」と見られています。今や、市場関係者の視点は「11月FOMCの金利引き上げ幅」に移っています。なお、12月にもFOMCが予定されています。

9月12日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は4日続伸、前週末比229ドル63セント高の3万2381ドル34セントで終えました。ナスダック総合株価指数も4日続伸して、前週末比154.104ポイント高の1万2266.411で終了しています。



 8月中旬以降の調整局面で下げがきつかった「ハイテク株」や「景気敏感株」を買い直す前週の流れが続いた模様です。但し、現地時間の明日の午前9時前に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいムードが強く、株価上昇の勢いは限られたようです。

WTI原油先物価格は、1バレル88ドル付近まで上昇...

 需要に対する期待は弱回っているものの、冬季に向けての供給懸念が高まっていることで、週始めに幾分上昇した模様です。なお、米エネルギー省は12日、先週時点の「緊急原油在庫量」が840万バレル減の4億3410万バレルと、1984年10月以来の低水準となったと発表しました。

MYポートフォリオ

 前週末と本日の2日間でパフォーマンスが大きく改善しています。9日(金)の評価額増加が$18,873.97、円換算で1,383,757円。12日(月)が同$11,472.77、円換算で1,748,226円でした。12日の円換算値がより大きいのは円安の影響です。また、手持ち資金と合わせると初めて1億4千万円を超える140,189,303円へ時価評価総額が到達しました。

ドル/円の動向次第で、パフォーマンスが大きく上下する...

 ドル/円の為替に関しては、前週末の円高騰でMYポートフォリオ円換算値が縮小しましたが、週明けはジリジリと戻して来ています。しかし、明日の「8月の米消費者物価指数(CPI)」で『インフレ動向が鎮静化の兆しあり』が強く示唆されると、暫くは円高傾向へ反発することでしょう。

配当金の権利落ち日前、「MO アルトリア グループ」を買い増し...

 9月14日が権利落ち日(配当金支払いは10月11日)のタバコ企業「MO アルトリア グループ」が、終了間際に株価下落していたので、45ドル半ば付近(手数料含む)で33株を追加購入しています。高配当銘柄の代表でもある同社は、配当利回り(税引前)が株価下落もあって、8.2510 %まで上昇しています。

3社から配当金を受領(890.68ドル)、9月計が2,132.77ドル(税引)

 12日付でブラジル原油企業の「PBR ペトロブラス」、小売り企業の「WBA ウォルグリーン」、ブラジル鉱山企業の「VALE ヴァーレ」の3社から、配当金890.68ドル(税引)の口座入金を得ました。これで9月における「配当金+分配金の合計額」は、2,132.77ドル(税引)です。幸いに、当月も順調に推移しています。

円貨換算における損益額と売却時の手取り額...

 株価戻しと円安(143.10円/ドル)の影響で、円貨換算における損益額が久々の2千万円越えの21,119,753円となりました。本日、市場の最終株価でMYポートフォリオの保有銘柄を全て売却すると仮定したら、この 21,119,753円が課税対象になるのです。


 これに「(所得税+住民税+復興税)率」が課税されます。よって正味の手取り額は、「売却総額」-「21,119,753円」× 「(所得税+住民税+復興税)率」= 「手取り額」の計算式で求められます。


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編集後記

 私事ですが、ガレージへの自家用車の出し入れで「右前フェンダー」をガレージ内壁にぶつけてしまいました。ハンドルに伝わって来たその時の衝撃が、今も忘れられません。自宅のガレージは公道に対して「斜め+幅狭」設計なので前進駐車がベスト、公道へ出す時には左へハンドルを緩く切りながら後進(バック)する操作です。

何か「不吉な予兆なるもの」を感じた...

 この時、車を動かす前ですが、何か「不吉な予兆なるもの」を感じたのです。それなのに、敢えて車を動かした自分がホンに情けない。言葉では説明できないですが、確かに「不吉な予兆なるもの」を数秒前に感じたのです。事故るんじゃないか?
 このような時は、少なくとも一時的に行動を控えること、運転を替わってもらうこと等。この咄嗟の退避行動が、保身に繋がることを再認識しました。次あれば、同じことを決して起こしません!

自動車事故「20代6人乗る車 道路脇に突っこみ2人死亡4人重傷」

 悶々としている中、とても不幸な事故の報道が飛び込んで来ました。トヨタ・ハイエース(レンタカー)の原形をとどめない事故の写真に驚くばかり。「不吉な予兆なるもの」を感じた直後だけに、この車両を運転されていた方も、私のように何か事前に感じなかったものか、フト思った次第です。


弱り目に祟り目

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