米国株 -『正しいものは美しい』

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3/6【番外編】私のカードローン契約の借入可能額…

 私は、投資人生における予見不能な不測の事態に対応するため、締結済みのカードローン契約を10件以上所持しています。これは10~15年程前に取り組んだ行動で、主に中古ワンルームマンション投資を積極的に手広く行っていた時分です。
 業者から売り物の声が掛かれば、『買う、買わないの即断』を求められ、買う場合は手付けが必須ですし、グズグズしていると業者は話を持って来なくなります。

 余談ながら、投資用マンションを売却・購入したい方に気を付けていただきたいのは、売主・買主を均等・平等に扱う担当者などいないという事実です。

 成約手数料などたかが知れていますので、如何に短期間でまとめ上げるかが、担当者の腕の見せ所です。最早、大手業者などやらなくなった『中間登記省略』など、今でさえバシバシやってますから...。

 最後に、私の経験から申し上げると、個人が行う「アパートローン、投資ローンなどの融資を受けての不動産購入」は、お勧めしません。【投資不動産購入 = 現金購入】に限ります。現金取引に徹していると、何かと余裕のよっちゃんで暮らしていけます。

 契約総額は3千万円を超えます。契約上は「提携銀行ATM」から全額引き出せることになっています。「なっている」と曖昧なのは、未だ引き出したことがないからです。

勤め先の与信を最大限活用

 私は、年収は低いですが転職の経験もなく、ネームバリューのある日本企業に長年勤務していることもあり、この勤務実績と借入実績がない【与信を最大限活用できる時期】【借入可能枠を設定】しておきたかったのです。詰まるところ、投資活動を行っている時に起こるかもしれない【予見不能な不測の事態に対応するために】です。

契約内容の中でも『無料の臨時返済可能』の箇所が最も大事!

 年利・融資額改定などあって、現時点では1件あたり最大借入可能額が5,000,000円(貸越金利年4.5%)から1,000,000円(貸越年利9.8%)まであります。全て、月末締めの月均等払い、無料で臨時返済可能な契約です。『無料で臨時返済可能』の箇所が最も大事です。できないならば、契約してはいけません。

断る時はキッパリと断ること!

 なお、申込時に貸金業者(企業)から貸越年利10%を超える金利を提示された時は、直ちにカードローン契約そのものを辞退しました。断る時は「年利が高い」ことを相手にキチンと伝えます。こちら側が貸し出し企業(業者)を選別する行動の最たるものです。この時、相手の表情が「キョト~ン」としていたのが印象的です。
 お金を借りたい申込者が提示されたローン契約を断るなど、彼の担当者としては今まで経験なかったのかもしれません。何故なら、当時でも年利10.8%は安い部類で、更に名が通った1部上場企業でしたから...。

人の足元をみるのが貸金業者(企業)

 その類は何社もありました。常に人の足元をみるのが貸金業者(企業)です。事前に手に入れたパンフレットには「貸し越し年金利は3.8%~17.8%、融資額8,000,000円まで」等の記載があり、相手の信用度合い、返済可能度合いに応じて、彼らの胸三寸次第で変動するのが決まりです。

借りる必要のない相手に貸したい貸金業者(企業)

 貸金業者(企業)が確実に利益を得るためには、実直に返済を長く続けてくれる借入先(者)を持つことが大事です。そのためには、借り入れる必要のない相手、例えば富裕層、に貸すことが一番確かなのです。借りた経緯がある相手に対しては、貸金業者(企業)は強気に出てきますので、年利交渉など期待できません。
 今まで、貴方が一度も借金した経験がなければ、カードローン契約の融資条件を確認してみるのも一考です。どれぐらいの【人としての値がつくのか】を知るだけでも人生の勉強になります。

貸金業者(企業)との交渉内容の一例

 交渉内容の一例として、某貸金業者(企業)との電話対応を紹介すると、次のような感じでした。

  • 担当者から「お客様は既に何社とも契約されていますね?」と来たので、
  • 「不測の事態に備えて契約だけを済ませています。安い金利の企業から優先的に借入するためです。信用調査を行っていただければ判りますが、(*1)住宅ローンは返済し終わっていますし、長短融資の借入残はありません。」と返答し、
  • 暫くすると「分かりました。年利9.8%で最大1,000,000円までなら、ご契約が可能です。如何でしょう?」と提示されました。

 担当者の物腰が柔らかく、頭ごなしの言動でもなかったので「それでお願いします。」となり、郵送で契約を済ませました。

信用情報

 (*1)貸金業者(企業)ネットワークの信用情報には、真偽は定かではないですが、直近5年までの借入・返済状況が登録されていると聞いていました。

これで打ち止めとする

 もちろん、最も高い年利なので、今まで一度も利用したことなどありません。律儀に、今でも「更新済みのカード」を郵送して来ます。夕食の時、妻にこの経緯を話していると、彼女から「恰好悪いから、もうやめてほしい。」と怖い顔で言われたので、この貸金業者(企業)を最後にして、以降は申し込み行動を止めました。

交渉内容を録音する

 何故、事細かに交渉内容を覚えているかと言えば、電話対応の場合は全て【電話録音】して保存しているからです。これも身を守る方策の一環です。面前で交渉の時には、可能な限り内ポケットに【録音機を忍ばせて】臨んでいます。

おわりに...

 10社以上のカードローン会社(銀行、信販、流通、クレジット)との事前契約で、総額30,000,000円を超える金額を、提携銀行ATMから即日引き出すことができる資金管理体制をとっています。
 但し、これらカードローンで借り入れたのは某著名企業1社のみ(年利4.5%、融資限度額5百万円)です。これ以外の会社とは書面契約だけを済ませて、今ではもう年月がかなり過ぎ去りました。こんなもの、使わないことに越したことはありません。

【外伝】某信用組合と自宅担保の不動産カードローン締結

 皆さん方の参考になるか否か判りませんが、これも不測の事態に対応した時の備えとして地元の某信用組合と8年程前に「自宅不動産担保カードローン契約」を締結した時の話です。今まで利用実績はありません。込み入った内容でもあるので【外伝】としました。

融資契約の内容

  • 融資金額2千万円まで。
  • 10年間の月均等払い。
  • 年利固定3.8%。
  • 半年後からのみ、無料で一括返済が可能。
  • ATM随時返済は、無料で可能。
  • 印紙代は、信用組合の負担。
  • 根抵当権の登記は、初回借り入れ後に行い「係る費用」を負担。
  • 初回返済時、「事務手数料3万円+消費税」を負担。
  • 初回のみ、窓口借入とする。

 との内容です。こちらからアプローチしたものではなく、先方から借りてほしいとの話が舞い込んできたのが事の発端です。

当初は「事業用資金」としての信用組合から勧誘

 発端というのは、当初は「事業用資金」としての勧誘だったのですが、それを「個人の不動産担保のカードローン」に趣旨換えしました。事業用資金は相手(今回の場合は某信用組合)の言いなりの契約になりがちで、借主にとっては全く不利です。

個人事業で大きな臨時収入

 内容は明かせませんが、ネットを利用した個人事業(副業)がヒットして、入金先に某信用組合を指定していたこともあって、入金先と入金額に驚いて、先方から「融資話」が持ち込まれました。つまり「お金を借りませんか?」ということです。

契約交渉

 自宅担保の不動産カードローン契約へ趣旨換えなら受けても良いと返答して、交渉が始まりました。一番難儀したのは、個人実績3期分の確定申告内容、各種帳簿を提出してくれというものでした。

 表の顔(本店向け)は事業用資金融資、裏の顔(支店向け)では不動産担保融資で動いていたからです。

 その事由は貸し出し年利を大幅に引き下げる私の希望のためであり、もちろん、担当者の契約を成立に持っていきたい意向を汲んだものです。

 何故なら、今回は一発事業で後先が何もないからです。当年度だけの事業であって、私は事業継続する気など毛頭ありませんし、相手も同様です。『確定申告B表』の税務署への提出は1期のみです。まして、帳簿類など預金通帳以外にありません。何せ、俄かの個人事業主でしたから...。しかし、事業税を支払うほど、規模が大きかったのです。

確定申告B表の取り扱い

 税務署へ確定申告書を提出したことのある方でしたら経験あるでしょうが、確定申告書の控えを持参すると、税務署はその控えに「収受年月日の印」を押印して返してくれます。その時、忙しいのでやむを得ないのですが、正書類と控え書類の整合性を厳密にチェックしません。あくまで「確定申告書を受け取った年月日」の証なのです。
 よって、手元にある確定申告書の「控え書類」を某信用組合に提出しても、事業証明にならないと嘆く担当者は、次のような奇想天外なプランを出してきました。

  1. 確定申告関連は1期のみでOK
  2. 貸借対照表の作成
  3. 損益計算書の作成
  4. 事業概要書の作成
  5. 取引先明細書の作成
  6. 納税証明書

医療費控除の更生申告を行う

 確定申告期限後に申告等をした税額等が、実際より多かった時に正しい額に訂正することを求める場合、「更正の請求手続」を行うことができます。同居家族の医療費が10万円を超えていたのですが、邪魔くさかったことで行ってませんでした。
 詰まるところ「医療費控除」を自身の確定申告へ追加、つまり「更生の確定申告」を行いました。これを行うと、後日、税務署から「更生通知書」なるものが郵送で届きます。
 この税務署が作成した書類には、私の確定申告内容が「更生前と更生後」に区分して全て記載されています。とどの詰まり、その時点で税務署が受理している私の確定申告内容であることが、これで証明されるとの解釈です。

事業内容の証に流用

 某信用組合の担当者はこれをもって、私の事業内容の証として決済を得たようです。2~5を作成して、6は税務署と市町村で納税証明書を取り完了です。交渉ごとは裏でいろいろとありましたが、無事に「自宅担保の不動産カードローン締結」と相成りました。

編集後記

 無担保カードローン契約が3千万円、自宅不動産担保カードローン契約が2千万円、合わせると5千万円の融資がカード引き出しで直ちに受けられる、一攫千金の準備だけは怠らないようにしました。
 本当にカード一枚で契約金額までを引き出せるのか、試したことがないのが欠点です。個人で数千万円もの大金を右・左に動かすなんぞ、大それたことを行うのはご法度であること、常々肝に銘じています。
 世間では融資に対する銀行の姿勢が、「かぼちゃの馬車」事件で批判され、スルガ銀行の担当者が血祭りにあっていますが、一端の年齢になっても、真っ当な対応であれば【持たざる者】はお金を借りること等できません。しかし、何事にも裏もあれば、いろいろと抜け道もあります。それを利用して貴方が一攫千金の夢を見て、その実現に向けて繋げていけるのであれば、利用しない手はないでしょう。
 少しでも、皆さん方へ参考になれば幸いです。では...。


3/6【番外編】私のカードローン契約の借入可能額…