12/21 米国株、それ程でもなかった「売り圧力」・・・
ダウ工業株30種平均は3日続落して前週末比433.28ドル(1.2%)安の3万4932.19ドル、ナスダック総合株価指数も3日続落、前週末比188.738ポイント(1.2%)安の1万4980.944で終えました。
共に、週初めからマイナス展開に終始して気が重い一日でしたが、見込んでいた「売り展開」となる程でもなく、一言でまとめると『そこそこ売り』に終始した感じです。この展開では、明日以降、株価復旧も意外と早いかもしれません。
ダウ平均、3営業日で1000ドル近く値下がり
私が「そこそこ売り」と感じたのは、売り方の『売り疲れ』が生じているのか、本腰を入れた「売り」ではなく、即効の買い戻しを想定した売りに終始しているためでは?と思えるからです。
まぁ、この3営業日でダウ平均が1000ドル近く値下がりしていることもありるでしょう。併せて、押し目買い意欲が強い「米国市場の個人投資家」の層が厚く、なかなか売り崩せなかったのかもしれませんが・・・。
クルーズ銘柄が上昇する怪?
密室の高級クルーズ船による船旅、富裕層の最も好む長期旅行ですが、これを主宰する「クルーズ船」株は、新型コロナでコテンパンに打ちのめされた銘柄群の1つです。
米国市場で上場しているクルーズ銘柄では、次の3銘柄が代表的なのですが、何と逆行高で株価が上昇する『怪』を見せました。出来高も平均値より大きく増加しています。また、航空銘柄の「United Airlines Holdings」と「American Airlines Group」も株価上昇で終えています。
米国内では、オミクロン株の蔓延懸念がマスコミ等で叫ばれています。しかし、投資家達の深層としては「オミクロン株の後」を既に見据えて、対応を着々と打っている行動の1つに見えます。
- Norwegian Cruise Line Holdings (NCLH) 20.74+0.41 (+2.02%) 出来高25,259,350株
- Royal Caribbean Cruises (RCL) 72.66+0.25 (+0.35%) 出来高5,870,399株
- Carnival Corporation & plc (CCL) 18.90+0.62 (+3.39%) 出来高57,753,837株
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は950,559.27ドル(108,027,259円)、手許資金と合わせ960,582.82ドル(円貨換算額109,166,395円)でした。株式評価損益額は前週末から▼12,200.28ドル減、前月末から913.43ドル増、年始からみると124,305.21ドル増の150,768.78ドル(円貨換算額17,134,269円)でした。ポートフォリオ内のETF構成比率は74.22%、為替相場(円/ドル)は113.65円/ドルでした。
本日の取り引き状況
資金確保のため、グロース株のETFを次のとおり成行売却しています。しかし、原油ETFと銀行ETFを大きく買い増ししてこれらと置き換えた形です。
新規購入
ブラジルのデジタル銀行である「ヌー ホールディングス (NU)」が、IPO価格を下回っていたので、56株を新規購入しています。
売却
- インベスコ QQQ トラスト ETF 1株
- S&P 500グロース株式 ETF 87株
買い増し
- ブリティッシュ アメリカン タバコ ADR 6株
- フィリップ モリス インターナショナル 3株
- ボーダフォン グループ ADR 109株
- エネルギーセレクト SPDR ETF 132株
- 金融セレクト セクター SPDR ETF 128株
【番外編】日本株の購入
新規購入
日経平均が下がる中、次の金融3銘柄を新規購入しています。
- 8306 三菱UFJ 40株
- 8411 みずほ 16株
- 8750 第一生命HD 6株
Myポートフォリオ構成比率分析グラフ
編集後記
週初めから【緊急】を発出して、読者の方に情報提供を行いました。しっかりとお気に入り銘柄の買い増しができましたでしょうか? クリスマスプレゼントとなればよいのですが、再びプレゼントDAYがやってくるかもしれませんよ。
しかし、午後から騒がれたにもかかわらず、今回のような想定以下の売買状況を見せられて拍子抜けしたのは、私だけでしょうか? 売り方さん達にとっては、『クリスマスを挟んで売り崩し予定のところが、中国から想定外の「利下げ」の槍が飛んできてしまい、重い腰を上げざるを得なかった』のがホンネでしょうか?
アクが抜けたと思われるので、ジリジリと回復に向かい始めると考えていますが、予測だけは外れるのが常ですから、さてさてどうなるものでしよう。
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