米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/30 137円台に下落、何と24年ぶりの円安...

 投機筋と金融当局とのせめぎ合いが続いている外国為替市場。29日、円が対ドルで1998年9月以来およそ24年ぶりの円安、1ドル=137円台に瞬間タッチしました。
 イケイケドンドン調で【円売りへの勢いが勝っている状況】が続いています。米国は物価高で暫くは『ドル高歓迎』です、少なくとも秋の中間選挙までは・・・。

米FRBは、7月も0.75%利上げへ...

 米FRBは、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の大幅利上げを実施する可能性が囁かれており、世界の主要中央銀行の中で唯一大規模な金融緩和を続ける日本の円を売る動きが引き続いています。円を持っていても利息が付かないので、意味ありません。

先月末から8円以上値下がり

 円相場は1ドル=128円台の水準だった先月末と比べてドルに対して8円以上値下がりし、6月以降、円安ドル高が一段と加速しています。
 市場関係者からは「FRBは来月の金融政策を決める会合でも大幅な利上げを行うと見込まれ、アメリカの金利が高止まりする中、ドルが買われ易いので、円安がどこまで進むのか見通せない。」のコメントが湧き出ています。何度も言うようですが、利息が付かない通貨を持っていても、しょうがないじゃないですか・・・。

ここまで来たなら、是非とも140円を抜けて150円にタッチを・・・

 日本が変わるためには、次のような考えられない「ショック療法」が必要でしょう。そのために、ここまで来たなら【一時的な超円安を招くこと】です。
 ドル資産を持つ者、円資産しか持たない者、そのいずれも持たない者。3者3様、その後の人生が大きく異なる社会を超円安で出現させて、パンチを与えるショック療法を、私は強く期待しています。

  • ハイパーインフレの到来
  • 高金利・高利息社会の到来
  • 企業倒産と事業縮小のラッシュ
  • etc・・・

6月30日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発、前日比82ドル32セント(0.3%)高の3万1029ドル31セントで終了しました。特段、何の材料もなかったようですが、四半期末近しとあって機関投資家の資産配分見直しに伴う「買い」が入るとの期待が相場を支えたようです。これ、正に終わってからのこじ付けですが・・・。



 ナスダック総合株価指数も小幅に3日続落し、前日比3.647ポイント(0.03%)安の1万1177.893で終えています。S&P500種株価指数は3月末から6月28日までに16%下落している状況です。全般的に【膠着状況観が強く】、様子見姿勢が続いています。

MYポートフォリオ

 保有銘柄全体が弱気モードへ突入した感じです。グロースもディフェンシブも関係ないです。バンバン売られているので買い上がっていきたいのですが、さすがに、先立つものが無いので『我慢に次ぐ、我慢です』。取り敢えず、今は・・・。


編集後記

 『とうとう、日本国債の売り仕掛けを仕込まれ...』で始まる、ドル/円の外国為替における勝負以外にも、日本国債をターゲットにしたここ一番の大勝負が海外投機筋と日銀とで始まっているようです。日本の投機筋はこんな連中と初期段階で組むことはありません。バレたら村八分されるのは必至ですし、奴等は今まで負け続けているからです・・・。

勝てば官軍...

 しかし、今回勝てば、半端なく天文学的な儲けになるは超確実。債券市場だけでなく、為替市場や株式市場をも巻き込んで大規模な影響を及ぼすことでしょう。そして、オプション取引の教科書に実名入りで登場して、後世に語られるやも知れませんよ。


バークシャーが、オクシデンタル・ペトロリアム株を買い増し…

  「バークシャー・ハサウェイはオクシデンタル・ペトロリアムの株を買い増し、保有比率は16.4%に達した。バフェット氏がオクシデンタル買収に乗り出すとの観測が出るかもしれない。」と、あのバロンズ紙が論じています。

バークシャー社が、オクシデンタル社へ融資アプローチ?

 事の真偽はともかく、オクシデンタルがバークシャーと接点を持ったのは、シェブロンと某シェール企業の買収合戦になった際、バークシャーから買収資金の融資を受けた時です。確か、武漢で新型コロナ騒ぎが起こる前で、公表された融資条件は、金利、バークシャーへ自社株売却、自社株の定額購入権付オプション等、複数案件が絡み合ったものでした。

「お金にものを言わせましょう」の典型...

 想像されたように、初期段階からバークシャーはオクシデンタル社丸呑みを想定してる感じでした。まさに『お金にものを言わせましょう』を地で行く感じです。欧米人はこのような時は、ホンに露骨な行動を取って裏の顔をこれでもかと、見せつけます。

そして、何と「金の卵として大復活」を遂げる...

 そして、コロナ禍で原油価格がよもやの暴落、オクシデンタルは利払いさえ出来ずに代わりに株式払いの屈辱、バークシャー社 & バフェット氏はケチョンケチョンに貶されて名声地に落ちましたが、見事に【オクシデンタル社が「金の卵」として大復活】して、今に至るのです。

結果として、初心貫徹がベストであった好例?

 御歳90歳を超えても超リスク選好のバフェット氏です。投資には、本件のように
初心貫徹が大事なことはわかりますが、誰でにでも簡単に出来るシロモノではありません。少なくとも、私には無理です。

弱り目に祟り目

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