米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

8/7 週別投資状況分析リスト他...

8/7  週別投資状況分析リスト

 このリストで「週間の保有株式動向」を把握、「週次損益」欄を最も注目しています。最上段のETF銘柄が+7,771ドル、2段目の個別銘柄が+87.88ドルで終了。3段目の簿外ETFが+224ドルなので、個別銘柄はETF群に大きく差を付けられた1週間でした。市場全体が上昇している時は、総体の和であるETFが俄然威力を発揮します。
 なお、余談ですが、簿外管理に収載しているETF銘柄はSPDR系列が大半で、枠外管理のそれはGLOBAL系列が主体となっています。これは敢えて選別した訳ではなく、偶然の産物です。


ディフェンシブ銘柄の不調が顕著

 全体を見渡すとディフェンシブ銘柄を抱える「生活必需品セクター」のマイナス成長が目立っています。「XLP」「アルトリア株」「フィリップモリス株」が該当します。また、デルタ株の感染拡大に伴いNYのオフィス復帰計画が遅延、先延ばし議論が出始めたことで不動産リートETFの「RSET」が停滞し始め、中国当局の『ゲームは精神的アヘン』発言で急落したゲームETFの「HERO」など、なにがしかの事由があって、マイナス成長となっています。

今週はでき過ぎ?

 最下段の「前週からの増減額」欄が全てプラス数値となっています。このようなことは全くの初めてのことで、やろうと思ってできることではありません。運よくタイミングがあったのでしょう。

米国株セクター別の構成比率グラフ

 2週間振りの登場です。この2週間でETF構成比率は、2.32%の上昇となりました。ここまでくると1%を上昇させることすら大変なことなんです。まず、個別銘柄の適時売却とETF購入をセットで行わない事には目立った上昇がありません。

「SECTOR」と「簿枠(簿外・枠外)」の構成比率が上昇・・・

  • SECTORが0.88%の上昇

 GAFAM銘柄の一部売却(アップル株を▼5株、フェイス株を▼2株、マイクロソフト株を▼3株)に併せて、XLE、XLF、XLP、XLU、XLYの購入を進めたことで、このような増加となりました。

8/7 前週末との保有株式数の増減リスト

  • 簿枠(簿外・枠外)が1.08%の上昇

 簿外管理銘柄の買い増しと併せて、枠外管理銘柄の新規採用に伴う追加購入が主たる理由と推測します。

余談ながら・・・

 昼食後、藤井2冠棋士の記事をWEBページで読み漁っていた時、2016年5月27日に平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花した米オバマ大統領(当時)の演説内容に触れる機会を得ました。6日の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式のあいさつで、『菅義偉首相が事前に用意されていた「原稿」の1ページ分を読み飛ばした事件』を、自分なりに整理しておきたい気持ちが強かった時です。情報を得たのは、日刊スポーツ紙面の「政界地獄耳コラム」からです。以下、長いですが引用します。

 ・・・謝罪した。お手軽なものだ。被爆者をはじめ戦争体験者が少なくなってきている現在、政府にとって広島・長崎はどういう位置づけなのだろうか。政治家ならばここぞとばかり平和を訴えようとするものではないのだろうか。・・・

 ・・・思えば昨年8月11日、官房長官だった菅は、当時の首相・安倍晋三の広島と長崎の平和式典でのあいさつが酷似しているのではとの問いに「哀悼の気持ちや唯一の戦争被爆国としての立場を申し上げるのは両式典でどうしても同じような内容になる」と述べている。

 そこで思い出すのは16年5月27日、平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花した米オバマ大統領(当時)の演説だ。


 「私たちはこの街の中心に立ち、勇気を奮い起こして爆弾が投下された瞬間を想像します。私たちは目の当たりにしたものに混乱した子どもたちの恐怖に思いをはせようとします。いつの日か証言する被爆者の声が私たちのもとに届かなくなるでしょう。しかし、1945年8月6日の朝の記憶を決して薄れさせてはなりません。その記憶があれば、私たちの道徳的な想像力をかき立てるのです。その記憶があれば変化できるのです」(抜粋)


(2021年8月7日8時33分 日刊スポーツ 政界地獄耳コラム)



 そもそも、人間しての器が違い過ぎるのです。そして、このような凡庸な政治家しか総理大臣に選出できない、現行の議員内閣制という政治体制の限界が、目の前に来ているのかもしれません。