米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

8/8 ETF組込比率に応じた銘柄の評価額と保有個別銘柄の評価額との合算(ベスト30位)他

8/8 ETF組込比率に応じた銘柄の評価額と保有個別銘柄の評価額との合算(ベスト30位)

 このリストは、ポートフォリオで保有するETFに焦点を当て、これを構成する銘柄を組み込み比率ごとに抜き出して評価額の降順で並び替え、且つ個別銘柄を保有していれば加算する措置を加えたものです。上図の上段が今週分、下段が前週分となります。現在、個別銘柄の売却を適宜進めていますが、未だ7銘柄の個別株を保有しています。


8/8 ETF組込比率に応じた銘柄の評価額と保有個別銘柄の評価額との合算(ベスト30位)- 円グラフ

GAFAM銘柄をETFで保有する

 インデックス系やグロース系のETFでは、組み込み上位比率がアップル株を筆頭にGAFAM銘柄で占められていることが大半です。これは正しい選択で、株式の時価総額が抜きんでているからに他なりません。
 しかし、個別銘柄は「GAFAM」、米国経済の成長は「インディックスETF」とした場合、ポートフォリオ内がGAFAM尽くしとなりかねません。これではちょっと歪な構成となりますので、今『GAFAM銘柄はETFで保有する』方針を掲げて対応中です。

現在、3万5千109ドルのGAFAM個別銘柄の評価額

 アップル株が1万1千837ドル、マイクロソフト株が1万4千184ドル、フェイスブック株が9千88ドルの評価額が付いています。これを適時売却して全ETFの購入金額に充当させることで米国株全体にリスク分散が図れます。

現在、4万4千531ドルのエネルギー個別銘柄の評価額

 エクソンモービル株が2万4千243ドル、シェブロン株が2万288ドルの評価額が付いています。近い将来、原油は国を挙げて奪い合いになることは確実なんですが、イランやブラジル等は採算度外視の「ならず者」ですから、安値バーゲンセールを嗾けられて中国に取り込まれることでしょう。
 エクソンモービル株とシェブロン株で、概ね5割近く占める「XLE」の構成比率を10%(現在6.24%)まで引き上げることと併せて、これら個別銘柄の売却を進めます。なお、BPやRDSの欧州企業には清々しい想い出がないのでスルーです。

現在、3万7千16ドルの煙草個別銘柄の評価額

 加熱式たばこで後れを取った日本のJTは、投資先としては最早論外なので無視です。日本たばこ産業が過去の輝き(収益率、利益額)を取り戻すことは今後ありません。フィリップモリスの一人勝ちとなり、フィリップモリス社がアルトリア社を併合して世界統一を成し遂げることは確実です。
 フィリップモリス社は併合の際、アルトリア株価にプレミア(+20%~?)を加算して株式統合・買い入れを行いますので、その時までアルトリア株を保有したい気持ちもあります。ざっと見て、アルトリア株価は70ドル近くまで買い上げられることになりそうです。そうなれば、現株価の120%増し、大きなボーナス獲得です。
 問題はその時期ですが、新型コロナ発生でブチ上げた併合を中止した経緯があるので、案外早い時期かもしれません。しかし、次は慎重に事を進めることでしょう。一般的に言って、大企業は一旦決めた事を諦めません。何があってもやり遂げます。まして、フィリップ・モリス社は多国籍大企業なのですから…。

バークシャーの4-6月、自社株買いペース減速-株式売り越しも続く

 話が変わって、優良企業の「バークシャー株」について一言。同社Bクラスの現株価が185ドル前後で推移しています。この株価に対する評価は微妙です。バークシャーを率いるウォーレン・バフェット氏は今年91歳。万が一の時は、保有するバークシャー株の大半を「ビルゲイツ財団へ寄付する」と明言されています。懸念材料は『この一点』だけです。


市中で流通株式数が増加する懸念

 これは彼の遺志なのでとやかく言いませんが、受け取ったビルゲイツ財団は株式を持っているだけでは意味がなく(バークシャー株は無配当)、市場で売却するのは必定です。これを見越して、バークシャー社は保有する優良企業の株式を適時売却して、自社株買いに精を出しています。そうなると、単なる36万人近い従業員を擁する「コングロマリット企業」となるので、マネー創造に長けたバークシャー社でも先行きに不透明感が漂います。


バークシャー株へ投資を始めるには...

 ETF的な企業である「バークシャー株」は大変魅力的なのですが、私は次の2点を確認してから投資したいと考えています。

  1. バークシャー社が配当金の支払いを始めた時
  2. ウォーレン・バフェット氏の保有株式が「ビルゲイツ財団」へ寄贈されて、当該財団の今後の対応が判明した時