米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/8 急速に高まる140円/ドル説、円キャリーの復活...

 ますます勢いが強くなる「円売り」の波。深夜帯はニューヨーク市場で、日中帯は東京市場で日々1円刻みで下がり続けています。市場では「引き続く日米金利差」と「円キャリーの復活」で、早期の140円台/ドル出現 が囁かれています。
 「記録的な円安放置の施策」「暫くは続く通貨安」、何もせずに指を咥えているだけでは勿体ない・・・。米国株の取り引きを主体に行っている方にとっては、数十年に一度やって来るか来ないかのGoodチャンスです。女神を手繰り寄せましょう。

円キャリーの復活

 外国為替市場では、日米の金利差もさることながら、2007年~リーマンショック前に盛んに見られた「円を借り入れて円を売り、ドルなどの金利が高い通貨で運用する『キャリー取引』が、次の円安の推進役に取って代わる」とみられており、これを後押しするように黒田日銀総裁は「日本の金利政策に変更はない。」を繰り返し言及しています。


近々、欧州では利上げ

 欧州中央銀行(ECB)とスイス国立銀行が年内に金利引き上げを行うことが確実視されていますので、円貨がゼロ金利政策通貨の一人旅となりそうです。世界株式が軟調に推移することが確実なので、儲け好きな投機筋としては「金融引き締めの意向が日銀政策に全くないのを確認している」状況下、利子のかからない円貨でひと儲けを企むのは自然の流れです。

今後、日本の個人投資家としては...

 自国通貨「円」が外国通貨に対して安く推移するのであれば、円を保有しないのが一番です。基軸通貨ドルに変換して保有する癖をつけるべきでしょう。
 なお、外国人側から見ても、外国通貨から円に換えて保有していると、外国通貨へ戻す時に円が安くなっていたら損するので、最小限しか円を保有しなくなります。円の押し付け合いが投資家の間で始まるのです。

6月8日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は続伸、前日比264ドル36セント(0.8%)高の3万3180ドル14セントで終了しました。米長期金利の上昇が一服したことで、お決まりのハイテク株への買い直しが優勢となった模様です。
 この日の最高値圏で終了していますので、株式へ期待する先高感が見え隠れします。ナスダック総合株価指数も続伸、前日比113.862ポイント(0.9%)高の1万2175.232で終えています。

2度目はなかった「ディスカントストア大手のターゲット」ショック

 5月18日、ディスカントストア大手のターゲットが減益決算を発表しました。これを受けて、投資家心理が大きく冷え込み、同日にダウ平均が今年最大の下げ幅を記録しました。これを1度目のターゲットショックとするなら、6月7日、同社は業績見通しの引き下げを発表したのを受けて、株式相場は下げて始まりました。

比較的、底堅かった?

 が、売りものは続かずに平均株価は上昇に転じたのです。つまり、2度目のターゲットショックはなかったのです。市場では「悪材料が出たにもかかわらず相場の下値の堅さが確認され、買い安心感が広がった」(ボケ・キャピタル・パートナーズのキム・フォレスト氏)との指摘がありました。

フラストレーションの蓄積

 「同じ理由で下げ続ける相場はない」の譬えがあります。今日の動きは、正にこのことでした。下げ相場に対して、参加者にはフラストレーションが蓄積されていて、こちらも正に爆発寸前なのではないでしょうか?

Myポートフォリオ

 本日1日で1万3千ドル程の評価益が上乗せされたこと、132円台の円安が出現していること、これら諸々で過去最高額の評価額となりました。

評価額は日替わり

 これら評価額は、日替わりで消え去る運命ではありますが、米国市場の「ダウ平均等株価指数」が大きく縮小する中で、過去最高額を叩き出したことは特記すべきことだと考えています。手前味噌ですが、取り組んでいるポートフォリオの「方向性」に、間違いがなかったことの証ではないかと感じている、今日この頃です。

過去最高額の評価額を更新

 ドル換算額104万8780ドル(現預金を含む)、円貨換算額1億3912万円746円(現預金を含む)で過去最高額を更新しています。


年間獲得見込みの配当・分配金が過去最高額となる見込み

 順調に推移している中、日本円で配当・分配金が812万円(年間見込み額)まで増えいます。ここから3割引きされても、大分と手許に残ります。

円貨換算での損益額が過去最高値を更新・・・

 順調にプラス圏を拡大中です。2697万4216円が課税対象となっています。特定口座の源泉ありをチョイスしているので、20%+復興税が課税されて天引きされます。

編集後記

イエレン長官、「インフレは高い状態続くと想定している」と証言

 ついに、誤りを認めなければならない時期が来たようです。イエレン米財務長官は国民の生活費上昇に関する議員らの質問攻めに遭い、インフレは高い状態が続く可能性が高いと回答。物価上昇は「一過性」だと昨年述べるべきではなかったとの見解を示しました。
 このため、我々としては、失政を取り戻すための過剰な抑制策を取らない事を祈っています。この点だけが気になって仕方がないです。スロー、何事もスローでお願いします。

1年ほど前を振り返ると...(2022/06/08 17時22分 更新)

 今から、1年程前に当ブログを開設しています。2021/06/23 20:15に上梓したタイトル「2021/6/23 ドル/円が上昇し111円台へ...」を読み返すと、過ぎ去った1年の歳月を思い起こします、

もし1ドル130円になったら...

 あり得ないことですが、もしドル/円が130円/ドル台へ到達したなら、保有する米国株式を全株成り行き売却、そして直ちに円貨に換えて「ひなびた温泉街」へでも出向き、1年間ほど放蕩湯治生活を満喫します。

 相場動向をすべて忘れて、外国人のいない露天風呂を日々占有したいです(笑い)。是非とも、実現できることを祈りつつ...。

 文面から察すると、遥か先の円安状態。有り得ないと考えていた「130円/ドル台」であったことが想起されます。しかし、今日、東京市場では133円台に突入です。
 私はというと、ベクトルが下向きになって来たにも拘わらず米国株を売却せずに保有中・・・。只々、保有株式の円貨評価額の増加にニタニタする日々を過ごしています。

6/8 急速に高まる140円/ドル説、円キャリーの復活...-7