2/11 日銀総裁に、元東大教授の植田和男氏を起用へ・・・
すったもんだの末、植田和男氏なる方が日銀総裁の椅子にお座りになるようです。この方は、御年71歳の学者さんで、日銀の審議委員を務めたことのある経歴をお持ちです。
東京大学理学部を卒業後、マサチューセッツ工科大学大学院などで研究活動に取り組み、東京大学経済学部の教授を務めました。その後、日銀の審議委員を務め、「ゼロ金利政策」や「量的緩和政策」の導入を理論面で支えました。2017年からは共立女子大学の教授を務めています。
副総裁の人事案は、前金融庁長官と日銀理事の2人...
前金融庁長官の氷見野良三氏と日銀理事の内田眞一氏を起用する意向です。政府は、3人の人事案を来週14日、国会に提示することにしているとの報道がありました、日本経済新聞からで、電子版ではありません。
6日、日経の速報「日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診」は誤報に・・・
ドル・円為替に大きな影響(急激な円安動向へ)を与えた2月6日の午前2時の『大誤報記事』。権威ある日経新聞であるが故に信じ切って、為替取引に向かった御仁も多かったことでしょう。
穿った見方だけど・・・
今思えば、NY取引の真っただ中の時間帯(日本は丑三つ時)に、日本側の最大事案(日銀新総裁)を速報すること自体、奇異なことで、「何か裏がある」と詮索すべきでした。
本件の関係者は、万が一責任を負って辞表を提出、あるいは懲戒解雇になったとしても、当日の種々の取引で【満腹=金満腹】になっているので、もう十分でしょう。お疲れ様...。
編集後記
学者さんが日銀のトップに座るとは驚きました。世界の趨勢からは全く当然のことですが、縄張り争いのある日銀総裁であるが故に、次は日銀出身者と考えていたのです。
反金融緩和主義の日銀が脇に逸れたことで、当分は金融緩和を継続すると内外に宣言したも同然です。植田和男氏はジリジリと金融緩和を停止・反転させ、正常化の道筋を付けるために颯爽と登壇。残りの寿命を日本国民へ捧げるのでしょう。そう思いたいです・・・。
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