米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

10/29 米国株は急上昇! 終始、買い戻しが続く・・・

 今日のニューヨーク株式市場は、取り引き開始直後から買い注文が膨らむ展開となりました。敢えて、このような市場を表現するなら、下段のようなフレーズがお似合いでしょう。
 株マニアにとっては、今日が週末であろうがなかろうが、翌週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、連続して0.75%の金利引き上げが確実視されていようがいまいが、せっつかれても、欲しい時が買い時なのです。


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  • いつの世も、株式は『紙屑ではなく資産』である・・・
  • 優先順位、株式は現預金を上回る・・・

 今年、株式が最も高騰している国はトルコです。「現預金は持っているだけで価値が下がる」とばかり、国民は株買いに邁進しています。トルコはインフレ下であっても、利下げを実行している国としてツトに有名です。トルコの政策金利は9月末時点で12%。同月の消費者物価は前年比83.5%だったため、何と実質金利の水準は▼70%近くになります。
 国が発行する国債ではなく、私有企業の株式が尊ばれます。換金制に優れた株式は『投資の最右翼』に位置しています。。

 そのトルコで、実は株式市場が活況に沸いている。トルコを代表する株価指数であるイスタンブール100は、今年の取引開始日となる1月3日の終値が1926.66であった。

 それが9月30日の終値は3179.99に達し、9カ月間の上昇率は実に65%に達した。直近10月17日の終値は3847.62と、株価はさらに上昇している。(プレジデントオンライン / 2022年10月20日 18時15分)

  • ミミズもカエルも、皆ゴメン・・・
  • そこのけ、そこのけ『株持ち人』が通る・・・

 9月の「米個人消費支出(PCE)コア価格指数」は、前年同月比で伸び率が加速し、個人消費支出は堅調に増加した模様です。これで米国民総生産の70%を占める個人消費は安泰となりました。

11月のFOMC会合(11/1~11/2)で、再び大幅利上げ確実...

 物価上昇圧力の広がりと、需要の底堅さが示されたことで、米連邦公開市場委員会(FOMC)が11月の会合(11/1~11/2)で再び大幅利上げを行うとの見方が確実視されています。しかし、米国株式市場は全く【意に介せず】、株式市場では『株価爆上げ』している事実が目の前に横たわっています。

 今月発表された9月の消費者物価指数(CPI)と同様に、PCEも米国のインフレの強さと広がりを浮き彫りにした格好。

 米金融当局はインフレ率を目標の2%に引き下げるため、11月の会合でも0.75ポイントの利上げを行う可能性が高いとみられている。これらの統計はこういう市場の見方を補強した。(ブルムバーグ 2022年10月29日 0:50 JST)

  • 損失は、こってりした理屈をも超越する・・・

 年始以来、金利が上昇するその都度、「利上げは、高PER銘柄の株価を押し下げる。」と云うこの種のフレーズで、ハイテク系銘柄の株価下落が続いていました。

自分自身の株買いで、更に相場が上昇する...

 しかし、今日のように理屈を超えて駆け上がる株価は「空売りの損失」を増加させ、阿鼻叫喚の中、『売り方投資家』は損失額を限定するため、止むを得ず株式の買戻しを実行します。すると、自分自身の株買いで更に相場が上昇するのです。

言葉で説明し尽くせない事柄が、時にして起る...

 米国TV映画「24 -TWENTY FOUR-」の映像の中で、主演のジャック・バウアー捜査官は「テロ対策は米国憲法の条項をも超越する」と述べ、捜査活動に従事していたことを思い出しました。米国では『言葉で説明できない事柄』が、時として起るのです。

10月29日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は6日続伸、前日比828ドル52セント高の3万2861ドル80セントで終えています。この間の上昇幅は2500ドルを超えました。8月25日以来、およそ2カ月ぶりの高値です。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発、前日比309.78ポイント高の1万1102.45、2.8%の大幅な上昇で終了しました。
 景気減退が囁かれていた中で、個人消費支出は引き続き堅調に増加している(米個人消費支出コア価格指数がプラス)ことが示されたため、安心感が助長されたようです。


アップル株が、ハイテク銘柄を『売り波』から救い上げる・・・

 GAFAのアップル等、四半期決算が市場予想を上回った銘柄が大幅高となり、ダウ平均の上昇を牽引しています。アップルが27日に発表した2022年7~9月期決算は売上高と1株利益が市場予想を上回り、株価は大幅高となっています。
 同社は、米株式市場で時価総額が最大の銘柄だけに「投資家心理を強気に傾けた」ことは間違いなく、アップル株の上昇は『アマゾン・ドット・コムを含む、決算今イチ銘柄の株価下落を救う役目』を果たしました。

WTI原油先物は88ドルを維持...

 週を通してドル安となっていたこともあって、NY市場のWTI原油先物価格は86-88ドルを維持していました。寒さは厳しく向かう11月に向けて、何処まで原油価格が上昇するのかが気になるところです。

ドル/円の為替動向は147円台で終了...

 28日、黒田日銀総裁が金融政策決定会合の後の会見で「今すぐに金利の引き上げや出口が来るとは考えていない」などと述べたことを受けて、円売りに繋がっています。日米の金利差は依然として大きく、再び円安が進むと見ています。

米10年債長期金利は4.01%で終了...

 景気悪化の兆しありとして債券買いが続いていたこともあって、4%を下回る金利低下が続いていた週間でしたが、株価上昇と歩調を合わせるが如く週末終値は4%をキープして終了となりました。

MYポートフォリオ

 ポートフォリオの管理は米ドルなれば、最終的にはドルから円へ変換することになります。よって、ドル換算値と円換算値共に資産額が増加することが望ましく、今週はドル資産増加となっていたものの、円換算値ではマイナス幅となっていました。週末金曜日、円貨の戻り(円安)もそこそこになって来たので、共に増加・戻し傾向が顕著でした。

アマゾン・ドット・コム【AMZN】、前夜時間外価格からの反発...

 前夜、時間外で20%近く下落していたAMZN株価でしたが、本日の寄付時には11%安近くまで戻して取り引きが始まりました。株価の戻りが早過ぎて、98ドル半ばで1株を手配するのが精一杯となったことが、ホント残念でなりません。

アップル株、孤軍奮闘の陰と陽・・・

 ここ数日間、GAFAM銘柄の株価下落が顕著で、取扱高が急増、「お祭り」状態であったことが懐かしく、数日間で終わってしまったことがホント残念です。アップル1社の株価反発が、GAFAM銘柄、ひいてはハイテク銘柄全般の株価下落を救ったも同然です。

今週、2718ドルのGAFA銘柄、571ドルの日本株へ投資!

 第3四半期決算が集中した関係で、グーグル22株、メタ5株、アマゾン1株の購入が適い、何とか3銘柄の新規確保だけは適いました。また、日本株は中外製薬20株、シスメックス2株の2銘柄の新規等を始めました。


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編集後記

 朝、目が覚めて新聞記事に目を通すと『佐藤天彦九段、マスク不着用で反則負け』が飛び込んで来ました。
 マスク不着用とは…。驚きであるのと、「将棋村」という選抜された棋士の小さい世界の中での出来事にビックリしたこと。更に記事を読むと「一言、二言の言葉を投げかけるだけで...」事前解決できた【軽い問題】である事。にも拘らず、即失格の処分とは衝撃です。
 そして、今の世相において、マスク不着用で「失格や罰則となる規則」が、今なお存在すること自体にも、大変な驚きを感じました。コロナ禍はまだまだ渦中なのです・・・。

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