米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

8/19 ダウ平均は週間で780ドル安、5カ月振りの大きさ...

 ご承知のように、米国で進行している(日本ではこれから...)インフレは、資産や通貨の価値を減じるデメリットがあります。しかし、負債を抱えている場合、通貨価値の減少と共に負債状況も減っていくので、「金利」というものを「負債を負っている側」が「資産側に差し出す」ことでバランスを取ります。
 資産側から見ると『金利という利息』を得るわけです。実際の社会においては、このような単純に割り切れるものではありませんが、原理原則は変わりません。


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インフレ亢進時、株式投資には耐久力がある・・・

 例えば、インフレが10%進行すると、企業は10%超の値上げを断行しますから、1万ドルの売り上げが1万2千ドルとなり、利益率やが変わらないとすれば、物価が上昇する以上に企業利益が増加するのです。
 インフレーションが進行する中で株式投資家は、値上げの可能な「絶対的王者」を選別して、その企業へ資金投下を行っていると、次の景気変動時(インフレ収束)に保有資産が大きく膨れ上がる可能性が格段に高くなります。高金利が続くインフレ時であっても、果敢に株式投資を試みる投資家の心意気はここにあるのです。

インフレ亢進時、債券の発行母体(政府等)が最も利益を得る...

 一般的に、3%の物価上昇が20年続けば、現預金の実質価値は半分近くまで減ってしまいます。国債を発行している「政府は負債比率が減少してウハウハ」、逆に「国債保有者は価値が減少して泣きの一手」です。だから、国債を満期まで保有する輩が少ないのです...。


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8月19日のトピックス

  • ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに小反発して、前日比25ドル83セント(0.1%)高の3万4500ドル66セントで終えています。ダウ平均は週間で780ドル安でした。週間の下げ幅としては、3月6~10日(1481ドル安)以来の大きさでした。

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  • ナスダック総合株価指数は4日続落して、前日比26.156ポイント(0.2%)安の1万3290.776で終えました。長期金利が依然として高水準で推移する中、高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に相対的な割高感を意識した売りが続いています。

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MYポートフォリオ

 平均株価の上げ下げは、一人の投資家がコントロールできるものではありませんから、あまり気に掛けない事です。株式の買い時は「欲しい時」に勝るものは無く、淡々と余裕資金を積立貯金のように投下すればよいのです。
 その為には、100株単位の日本株を避け、1株単位の米国株を選択するだけで『人生の半分は勝ったも同然』なのです。そして、残る半分の勝利は「この投資姿勢を続ける」ことに他なりません。そう、たったこれだけなのです。


編集後記

 利益率の高い企業の株式をコツコツ投資で拾っているつもりですが、「そうは問屋が卸さない」のも事実です。株価が忽然に下がり続けると、情報不足の中では「この投資は間違っているんじゃないか?」の疑心暗鬼が強くなり、放り投げたことも今まで数多くあります。

見切り千両、損切り万両

 相場の世界においては「見切り千両、損切り万両」とアレンジされた言葉が格言として定着している。

 言葉の意味は、保有している投資物件や株式等の損失が少ない内に見切りをつけることは千両の価値があり、損失が更に大きくなる前に損切りすることは万両の価値がある、という意味だが、この考え方も会社経営においてとても重要である。.

今週もお疲れ様でした。土日連休をお楽しみ下さい。


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