8/16 良いニュースは、悪いニュースともなる「米株市場」...
8月15日に発表された「7月の米国小売売上高」は、市場予想(0.4%増)を楽々上回る前月比0.7%増の好結果でした。依然として、米国消費動向は金利引き上げにも拘らず、力強さを保っていることが証明されたのです。
しかし、このような良いニュースは、今や(米追加利上げ観測を強める)悪いニュースと受け止められるので、良識ある投資家にとって「痛し痒し」です。その時々の不都合な事象(今日は中国経済の不調、米銀格付けの引き下げ)と相まって、金融市場をいとも簡単に上下左右に揺さぶります。
今日の米株市場下落は『良いニュースが悪いニュースに豹変したこと』に端を発した「米長期金利の上昇」が全てでしょう...。
8月16日のトピックス
- ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落、前日比361ドル24セント(1.0%)安の3万4946ドル39セントで終えています。一言申し上げると、依然としてダウ平均は高過ぎます。金利低下をはやし立てられて、上がり過ぎたので下落が必然です。
- ナスダック総合株価指数も反落、前日比157.284ポイント(1.1%)安の1万3631.047で終えました。ここも、設備投資額が半端ない半導体銘柄が買われ過ぎています。消費電力も半端なく必要になって来ているので、新製品開発に黄信号が点っています。
米長期金利、一時前日比0.08%高い(債券価格は安い)4.27%へ
米国の長期金利の指標である「10年債利回り」が、一時前日比0.08%高い(債券価格は安い)4.27%まで下落しました。これは、昨年10月以来の水準です。
日米金利は日々拡大しているので、日本政府の為替介入の兆候を横目で見ながら、1ドル=145円台半ばまで下落しています。
反転待ち(円高)で「世界の投機筋の円売り持ち高」が膨れ上がっていることもあり、日本政府の対応(為替介入)が、不埒なFX愛好家でさえ「今か今かと待ち焦がれる」ところまで高まっています。今や「誰も欲しがらない円貨」に成り下がってしまいました・・・。
MYポートフォリオ
マラソン オイル(MRO)32株を利確売却し、得たドル資金で下落し安値となっている「資源関連の優良銘柄」や「ディフェンシブ銘柄へ追加投資を行いました。
昨今の株価下落で、買いたい安値銘柄が多数現れているのですが、手持ちドル資金がなくて閉口しています。さすがに、今のドル・円の為替水準では「新規のドル買いを躊躇」してしまうからです。
編集後記
今日は「京都五山の送り火」が予定されています。つい先ほどまで、台風7号の爪痕が影を落としていたので、この影響はどれ程残っているものでしょう。無事に開催できることを祈っています・・・。
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