8/31 今週、「悪い指標は良いニュース」がやって来るか?...
米国時間の30日朝、「8月のADP全米雇用リポート」が発表されました。非農業部門の雇用者数が前月に比べ17万7千人増に止まり、市場予想(20万人増)を下回った模様です。更に、2023年4〜6月期の国内総生産(GDP、改定値)は前期比年率2.1%増と、速報値(2.4%増)から下方修正されました。 ... 続きをみる
8/31 今週、「悪い指標は良いニュース」がやって来るか?...
米国時間の30日朝、「8月のADP全米雇用リポート」が発表されました。非農業部門の雇用者数が前月に比べ17万7千人増に止まり、市場予想(20万人増)を下回った模様です。更に、2023年4〜6月期の国内総生産(GDP、改定値)は前期比年率2.1%増と、速報値(2.4%増)から下方修正されました。 ... 続きをみる
29日発表の「7月の米雇用動態調査(JOLTS)」で非農業部門の求人件数は882万7000件(市場予想は946万5000件)と、2021年3月以来の低水準となりました。更に、8月の米消費者信頼感指数が106.1と、市場予想(116.0)以下となりました。 9月FOMC、11月FOMCでも金利据え... 続きをみる
8/29 ゴールドマン、1ドル=155円への円安を見込む...
米金融大手のゴールドマン・サックス・グループは、円貨の対ドル相場について、「日本銀行がハト派的な姿勢を堅持すれば、30年余り前の水準まで円安が進む可能性がある」との見方を示しました。 ポイントは、日本政府の為替介入の有無だけ・・・ 同社のストラテジスト(投資銀行や証券会社、投資信託会社、投資顧... 続きをみる
8/26「利上げサイクルの終了が近い」解釈が幅を利かす...
25日、恒例の米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開かれ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が予定どおり講演しました。それは『積極的なタカ派的内容』そのもので、「我々は必要ならば、追加利上げの用意がある。」と年内の追加利上げの可能性を改めて示したのです。 「... 続きをみる
8/25 新規失業保険申請件数の低下が、金利引き上げを連想...
ここまで来ると何をか況やです。ちょっとしたキッカケから、連想的に上げにも下げにも相場の方向性が突然変異しやすくなっています。 「半導体のエヌビディア効果」があっという間に消えてしまったようです。『ニュースで買って、事実で売り』の格言どおりでした・・・。 本日の株売りは、次の連想が強く働いた結果... 続きをみる
23日に発表された「8月の米購買担当者景気指数(PMI)」が50.4(好不況の境目は50)に低下して、半年ぶりの水準に落ち着いたことで、米金融引き締めが長引くとの過度の懸念が和らいだようです。 結果、米10年債への売りが一服して、米長期金利の急上昇が収まり、一時、前日比0.14%低い(債券価格... 続きをみる
8/23 米地銀の格下げ、流通銘柄の業績不振が相場の重石に...
相場報道の主流が「株下げ」に傾いて来ているので、これでもかと云う位にゴロゴロと悪評が湧き出て来ます。皆さん、話題性を強調して生活費を稼がなくっちゃいけないので...。 米地銀のレーティング格下げ・・・ S&Pグローバル・レーティングスは21日、資金調達コストの上昇による収益力の低下を理由にして... 続きをみる
8/22 米金利15年ぶりの高値、されどハイテク株は高い...
週始めですが、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が依然として根強く、「株売り優先志向」が続いています。米長期金利は一時15年9カ月ぶりの前週末比0.10%高い(債券価格は安い)4.35%を付けました。こうなると、株式の相対的割高感が強く意識されますから、株式が値上がる筈... 続きをみる
8/19 ダウ平均は週間で780ドル安、5カ月振りの大きさ...
ご承知のように、米国で進行している(日本ではこれから...)インフレは、資産や通貨の価値を減じるデメリットがあります。しかし、負債を抱えている場合、通貨価値の減少と共に負債状況も減っていくので、「金利」というものを「負債を負っている側」が「資産側に差し出す」ことでバランスを取ります。 資産側か... 続きをみる
8/18 30年債利回りは4.426%、30年住宅ローン金利が7.09%...
今日も米国における利回り高、金利高が鮮明になっています。米30年債利回りは4.426%に上昇(債券価格は下落)して、2011年6月以来、約12年ぶりの高水準を付けています。そして、米30年固定住宅ローン金利が7.09%まで上昇。こちらも2002 年以来、約21年ぶりの高水準となっています。こんな... 続きをみる
8/17 金利上昇(4.28%)が止まらず、1ドル =146円台へ...
とうとう節目の145円台/ドルを軽々と超えてしまいました。米連邦準備理事会(FRB)は、午後から「7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨」を公開しました。その中身がセンセーショナルであったことから、米株が売られて沈んだのです。 グルーっと回って元の位置へ「仕切り直し」・・・ 要... 続きをみる
8/16 良いニュースは、悪いニュースともなる「米株市場」...
8月15日に発表された「7月の米国小売売上高」は、市場予想(0.4%増)を楽々上回る前月比0.7%増の好結果でした。依然として、米国消費動向は金利引き上げにも拘らず、力強さを保っていることが証明されたのです。 しかし、このような良いニュースは、今や(米追加利上げ観測を強める)悪いニュースと受け... 続きをみる
8/15 中国経済の鈍化、不動産市況の崩れを言い始めたぞ...
中国経済に関しては、かなり以前から「不況突入」や「バブル崩壊」が囁かれています。中国政府の高官からも「中国経済はバブルか否かの問題ではなく、いつまで持ち堪えられるかだ。」的な発言が欧米マスコミで常態化しています。 バイデン政権が「中国には米国半導体を使わせない」主義主張を強めて来ていますから、... 続きをみる
8/14 私事乍ら、1ℓ=179円でガソリンを給油しました…
「1ドル=145円台の円安、1バレル=83ドルの原油高、岸田政権のかっぱらい体質と国民<組織ベッタリ思考、中朝>日本の生い立ち」から、旅先の関西圏において1ℓ=179円でレギュラーガソリンを給油しました。世間では200円突破が論じられているところですが、思った程「値上げされていない印象」を受けた次... 続きをみる
8/12 物価上昇は衰えず、米10年物債券利回りが4.1%超え...
11日朝、7月の「米卸売物価指数(PPI)」が発表されました。上昇率(前月比0.3%上昇)が市場予想(前月比0.2%上昇)を上回ったことで、再び米国のインフレ猛威が意識され、米長期金利が上昇(一時、前日比0.06%高い4.17%)したのです・・・。 結果はお決まりの「ハイテク株売り」となって、... 続きをみる
8/11 原油生産において、サウジ対米国のせめぎ合いが続く...
原油価格の先行き見通しは、その筋のプロであっても難しい。簡単に予測できるなら、金儲けに誰も苦労しません。著名紙に投稿する原油価格に精通しているアナリスト達は、いずれも誰かが「その者のケツを持っている」のが通例で、そのお返しに「ケツを持ってもらっているグループ、団体へ気兼ね」して『提灯記事を買く』... 続きをみる
8/10 米30年物固定金利が7.09% 22年ぶり高水準に迫る...
今日の米株式市場は取り立ててお伝えするトピックスはありません。頑固なインフレの猛威は衰えず、「米経済の軟着陸と歩調を合わせてインフレを解消すること等、やっぱり出来ないのでは…。」と考えはじめるこの頃です。 米国債の格下げ騒動以降、米国債への売りが留まることを知らず下落し、遂には「米30年物固定... 続きをみる
8/9 UPS、時給49ドルの衝撃! 米インフレ収まらず...
昨日、米物流大手「イエロー・コーポレーション」が自力再建を断念したとの報道を紹介しました。トラック運転手3万人を抱える大手企業です。 本日は、更に規模の大きい「米物流大手UPS」が四半期決算を発表、意に反して『米消費の減速』が響いた模様です。採算面では大幅な賃上げが足を引っ張っており、2023... 続きをみる
8/8 ハト派とタカ派、FRB高官の放言が再び始まった...
ボウマンFRB理事(タカ派寄り)は5日、「インフレ率を目標の2%まで低下させるためには『追加の利上げが必要』になる。」と述べ、7日にも同様の見解を示しました。このタカ派発言は、米国債格下げの激震と併せ持って、金融市場への逆風になっていました。 しかし、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁(ハト派... 続きをみる
8/5 アマゾン株へ見直し買い、クラウド成長に強い期待感...
今日の主役はアマゾン株、ただ1銘柄と言い切っても過言ではありません。昨日の四半期決算発表から同株への「見直し買い」が続き、本日の終値は139.57ドル、これは昨日の終値から+10.66ドル高(+8.27%高)で、出来高1億5千264万株程を伴っての高値です。これは、平均出来高の凡そ3倍となります... 続きをみる
大魔神バフェット氏が咆えました。著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ社は、フィッチ・レーティングス社が「米国債を格下げ」した後も変わらず「米国債を引き続き購入する」と宣言しています。 米国債を買わずしてどうする?『不埒な悪行(フィッチ・レーティングス社による米国... 続きをみる
8/3「米国債の格下げ」報道が、株売りのキッカケを提供...
先週末には、8月にFOMC開催の予定はなく、9月開催のFOMCでは「利上げ見送り観測」が当然のように語られ始め、米国の政策金利が暫く維持される見込みが強く醸し出されていました。好決算が続く第一四半期決算の後押しと併せ、米国株の値上がる動向が日増しに高くなって来ていたのです。 米国債を、最上級の「... 続きをみる
8/2 円安が進み143円台へ。2営業日で何と5円の下落...
先月の28日、日銀は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を公表しました。具体的には、日銀が誘導する目安としての長期金利の上限を0.5%から1.0%に引き上げるものでした。 元いた位置(1ドル=144円台)へ戻りつつ・・・ この措置の発表を受けて外国為替市場では、28日午... 続きをみる
8/1 米国株式市場、今まさに『上げ潮の適温相場』なり...
前週末に発表された「6月の米個人消費支出(PCE)物価指数」が、インフレ圧力の高まりを示さず、まさに『FRBによる現在の利上げサイクルが終了するとの期待』を強めることになりました。株式市場へのアゲンストが減少し続けています。 週内に「7月の雇用統計」の通過を控えている・・・ 今週末に発表される... 続きをみる