8/10 米30年物固定金利が7.09% 22年ぶり高水準に迫る...
今日の米株式市場は取り立ててお伝えするトピックスはありません。頑固なインフレの猛威は衰えず、「米経済の軟着陸と歩調を合わせてインフレを解消すること等、やっぱり出来ないのでは…。」と考えはじめるこの頃です。
米国債の格下げ騒動以降、米国債への売りが留まることを知らず下落し、遂には「米30年物固定金利が7.09%、何と22年ぶりの高水準に迫る状況」まで迫って来ています。
この金利水準では、住宅ローン借り入れを一時延期する「住宅一次・二次取得者」がワンサカ溢れてしまって、経済波及効果の高い米国住宅市場が停滞している状況です。
何事も「金利」ありき・・・
世間末端では、何もかも『アップ、アップ』の状態になっています。米国では、労働者がストライキ権を前面に押し出して賃上げを獲得、この波が代替の利かない分野(特に物流ドライバー)へ強く波及して、とんでもないレベルまで時給単価が上がり続けています。
そして昨日、このようなタイミングで「米地銀の格下げ」が、格付け民間会社から発表されました。暫く、米金融市場は『金利、金利』と呪文のように叫び続けることでしょう。
明日、7月の米消費者物価指数(CPI)の発表・・・
10日朝、7月の「米消費者物価指数(CPI)」が発表されます。前年同月比の上昇率が3.3%と見込まれ、これは6月(3.0%)から「伸びが加速する」と利上げ停止の面から懸念されています。原油価格上昇が続いているので、物価数など下落する兆候すらありません。
米バイデン政権、執拗に中国へ圧力を掛け続ける・・・
バイデン米大統領は、中国の一部ハイテク技術に対して、投資制限する大統領令を発動した模様です。米民主党は徹底的に周政権に圧力を掛け続けて弱体化させる魂胆です。
8月10日のトピックス
- ダウ工業株30種平均は続落し、前日比191ドル13セント(0.5%)安の3万5123ドル36セントで終えています。
- ナスダック総合株価指数も続落。前日比162.308ポイント(1.2%)安の1万3722.016で終えました。
MYポートフォリオ
編集後記
さして、お伝えする意味はないのですが、月々公表される「米経済指標に一喜一憂する相場」が暫く続きそうです。それが「仕事」の方も多数いらっしゃるので・・・。そうそう、今のように蒸し暑い時は、沈滞した世相をブッ飛ばすためにも、華々しく衆議院解散を断行して欲しいです。
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