米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

8/22 米金利15年ぶりの高値、されどハイテク株は高い...

 週始めですが、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が依然として根強く、「株売り優先志向」が続いています。米長期金利は一時15年9カ月ぶりの前週末比0.10%高い(債券価格は安い)4.35%を付けました。こうなると、株式の相対的割高感が強く意識されますから、株式が値上がる筈がありません...。


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はや、ハイテク株は「底値近辺に到達」した?

 但し、金利高にメチャ弱い「ハイテク銘柄」ですが、「安値で買い得感が強く」なっているらしいです。ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発しています。
 これなど、ハイテク株は企業収益が比較的安定していることがベースにあって、種々の思惑が渦巻いていることが背景にあります。相変わらずEVのテスラ株が7%、画像処理半導体のエヌビディア株が8%上昇するなど、活発に株売買が蠢いています。

8月22日のトピックス

  • ダウ工業株30種平均は小幅に反落、前週末比36ドル97セント(0.1%)安の3万4463ドル69セントで終えています。これは、7月中旬以来の安値となります。
  • ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発、前週末比206.814ポイント(1.6%)高の1万3497.590で終えました。前週末、6月上旬以来の安値を付けたことで、主力株に「押し目買い」が入りやすかったようです。

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MYポートフォリオ

 原油銘柄の「TCエナジー(TRP)」と米銀の「バンク オブ アメリカ(BAC)」を全株売却して、安値になっている他銘柄の追加購入に充当しています。


編集後記

 世界各地で山火事の発生頻度が例年と比べて桁違いに多く発生しているとのTV報道がありました。日本国土の半分程度まで火事で焼失するなど、まだまだ序の口のようです。
 ハワイ島の山火事に関しては、「街に80台以上ある火災警報が鳴らなかった。」や「オバマ元大統領、ビル・ゲイツ氏、ジェフ・ベゾス氏、レディー・ガガ氏等、著名人の別荘地は無傷で火災を免れた。」等、不可思議なコメントが出始めています。
 ハワイ知事は「山火事で不明者1050人」と発言するなど、『高温の火災によって遺骨が焼けてしまい、回収できない事例も多数あると考えられる。』と述べています。


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(バイデン大統領、マウイ島の視察のため現地に入り)


 ハワイ島の山火事は深刻な災害となり、島西部の観光地ラハイナでは2170エーカー(約8.8平方キロメートル)が焼けました。米連邦緊急事態管理局(FEMA)などは、同地域の再建に8千億円以上が必要になると推計しています。


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