2/5 NY原油先物93ドル台、アマゾン株が14%上昇...
日々、GAFAM銘柄の話題が尽きない米国株です。今日は真打の【アマゾン株】の登場で、ハイテク株の買戻しが目立った一日でした。
[アマゾンの10~12月期決算]
米アマゾンが3日発表した2021年10~12月期決算は、売上高が前年同期比9%増の1374億ドル(約15・8兆円)、最終(当期)利益は約2倍の143億ドルとなり、いずれも過去最高を更新した。新型コロナウイルス禍に伴う物流網の混乱や人手不足の逆風を投資先の株式評価益で補った。
米アマゾンは3日、有料会員サービス「アマゾン・プライム」の米国での年会費を2月に119ドルから139ドルに引き上げると発表した。それでも物流コスト上昇を吸収できず、22年1~3月期の営業利益は33~66%減少するとの見通しを示した。(毎日新聞 2022/2/4 10:21)
ダウ工業株30種平均は続落、前日比21.42ドル(0.1%)安の3万5089.74ドルで終えました。ナスダック総合株価指数は反発して、前日比219.189ポイント(1.6%)高の1万4098.007で終了しました。
1月の雇用統計
発表された非農業部門の雇用者数は、前月比46万7000人増と市場予想(15万人増程度)を上回り、更に【平均時給の伸びは市場予想以上】でした。これは米労働市場の逼迫を示したとして、FRBの利上げに弾みがつくこと間違いなく、10年債券利回りは1.9%台に急騰して、ダウ平均に影響を与えた模様です。
NY原油市場、一時1バレル93ドルへ上昇...
原油先物価格は、7年4か月ぶりに1バレル90ドルを超えた前の日に続いて上昇し、一時93ドルを超える高値水準に達しました。世界的な原油の供給量不足を背景にウクライナ情勢が緊迫する中、1月の米国雇用統計の「非農業部門の就業者数」が市場予想を大幅に上回るなど、原油需要がさらに高まることが警戒されて、買い注文が集まった模様です。
原油と天然ガスは、暫くは戦略物質としてデンと鎮座しそうな雰囲気です。今からでも関連株を買い進めることは理にかなっている?理にかなっていない? それは貴方自身が決断することです。『噂で買って、事実で売れ』『噂で売って、事実で買え』の箴言が古くから相場にあります。
手許待機資金と配当予定総額...
現時点の手許の現預金はドル貨で$26,658.92、円貨で¥3,071,108です。保有する株式銘柄の配当(分配)予定額はドル貨で$39,676.52、円貨では¥4,570,735と前日から小幅増加しています。なお、AT&Tの予定配当額は、既に減配発表後の配当予定額に変更しています。
また、速報値ですが、株式利益剰余額は$114,952.08、円貨で13,242,480円です。株式銘柄評価額は$974,738.45、円貨で112,289,869円となっています。
売買の詳細
今週の動向は、大きく売られた「AT&T株」と他はこまごまとした個別に絞って拾い集めています。購入に向かっても翌日には再び下がる銘柄が多くて再び買い下がるなど、この一週間はバタバタ続きで寝不足気味です。
こまごま銘柄の蒐集
過去、ダウ平均と連動性が高かった「IBM株」が、昨今は平均株価の動向にほとんど影響を受けないことに驚いています。私事ですが、朝の食事に何十年間もお世話になっている「ケロッグ株」を買い集めました。ケロッグ・オールブランの愛好家です。
米国の金利先高観が強いことで、日米ともに保険銘柄の株価が高値・堅調です。なお、2/5時点の【こまごま銘柄】の銘柄名と株数は次のとおりです。
- ALLY アライ フィナンシャル 1株
- AMX アメリカ モービル ADR L 4株
- BEN フランクリン リソーシズ 11株
- BHP BHP グループ ADR 34株
- BRFS BRF ADR 100株
- CINF シンシナティ ファイナンシャル 6株
- CSCO シスコ システムズ 5株
- F フォード モーター 12株
- FB メタ プラットフォームズ A 5株
- GILD ギリアド サイエンシズ 4株
- HON ハネウェル インターナショナル 37株
- IBM インターナショナル ビジネス マシーンズ 2株
- IVZ インベスコ 8株
- K ケロッグ 70株
- LHX L3ハリス テクノロジー 11株
- LYG ロイズ バンキング グループ ADR 15株
- MBT モバイル テレシステムズ ADR 15株
- MCY マーキュリー ゼネラル 35株
- MDU MDU リソーシーズ グループ 11株
- MMM スリーエム 50株
- PBR ペトロレオ ブラジレイロ ADR 51株
- SBUX スターバックス 2株
- TSN タイソンフーズ A 6株
- UVV ユニバーサル 17株
- VEON ビオン ADR 123株
- VIV テレフォニカ ブラジル ADR 16株
- WBA ウォルグリーン ブーツ アライアンス 15株
- WU ウエスタン ユニオン 32株
- XLP 生活必需品セレクトセクターSPDRファンド 10株
長期金利上昇しても、ハイテク銘柄への買いが続くのか?
長期金利の上昇デメリットを、1月からあれほど煽って煽り捲ったアナリストとマスコミが、【3月利上げが確定】した1月の雇用統計発表後、何の音さたもありません。WEBを探したんですが、見つからずです。彼らの論法で行くと、今日のような「ナスダック総合指数の上昇」はすぐに化けの皮が剥がれるのがオチなので、今、ナスダック指数に基づくETF購入はご法度の筈なのです。
しかし、過去のデータを紐解くと『金利上昇後の米国株は、上昇する確率が高いこと』が知られています。下がるのではなく、値上がりする確率がかなり高いのです。そりゃ、街角景気が良いから利上げするので、これは当然の帰着です。
編集後記
ヘッジファンドお気に入り銘柄のメタ株(旧フェイスブック株)。史上稀に見る下落となった翌日、評価損額に見入る彼らの姿が偲ばれます、合掌・・・・。しかし、タダで起きないのが彼らの真骨頂ですから、どのような策を講じて反撃に出て来るのか楽しみです。
発表された1月雇用統計の非農業部門雇用者数の伸び率より、「平均時給」にスポットを当てる方が大事です。NYの最低賃金が日本円で1800円弱、これを2000円に引き上げてもアルバイト職でさえも満足な応募がない状況とのことです。
高給を求めてさまよい続ける労働者たち。新型コロナが人々の考え方、行動様式さえ変えてしまったのです。ショッピングストアーの陳列棚には「補充が効かず、売り切れ表示の札だらけ」と、米国にお住いの日本の方の嘆きがWEBへ投稿されていました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。