米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

5/27 流れに任せるか Or 降りて眺めるか、決めねばなるまい...

 債務上限問題、イエレン財務長官が「資金は早くて6月5日にも枯渇する可能性」に言及するなど、米国政府当局者は躍起になっています。
 素人目線の私などは、「資金が枯渇して困るなら、金を借りることなど辞めて、持っている奴等から源泉徴収するか。あるいは、端から支出を制御すれば事足りる」と考えます。無い袖を振りまくるから、至る所にヒビ割れが生じるのです。


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債務上限問題の本質を忘れ去った「カナリア」達...

 嘗て、往時の議会勢力が『米国の債務上限額に制限を設けた』のは、都度、債務上限額を引き上げることでは決してなく、少なくとも「この範囲内でやりくりする」ことを義務付けたからです。これを蔑ろにして、巣食う「カナリア」達は引き上げ議論を繰り返しては、世相を混乱させています。

タンス預金など愚の骨頂、通貨は働かせてこそ、使ってこそ意味がある...

 更に、この状況下にあっても「週末の米国株が大幅に上昇したこと」に対して、米国民の「米ドルに対する思い = 単なる決済手段の紙幣に過ぎず」と見て取ってしまうのは、私だけでしょうか? 米国人にとって、日本人の好きな「タンス預金」などは愚の骨頂...。『通貨は働かせてこそ、使ってこそ意味がある』との思いなんでしょう。


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カネを借りるなら、ドカンと借りろ!

 所謂、『少額な借入なら返済に際して汲々しなければいけませんが、分を超えた借り入れともなると強気一辺倒になる。』これなど、まさに今の現状です...。
 これのバックボーンとしては、「何をどうしても、どうなっても、中・長期目線で米国株式は値上がる宿命にある。」これも歴史が証明しています。

やってはいけない事 = 米国株式市場から撤収、撤退すること?

 であれば、シンプルに考えて、米国株式が下がれば買い進み、程々に上昇すれば売却し現金化することに尽きます。「酢の蒟蒻と云った屁理屈ではない」のです・・・。
 米国の投資層へ加入を許されると、繰り返される循環に身を任せるだけで、経過する時間が作用(インフレーション)して『お金持ちに近づき』ます。唯一、ここでやっていけないことは【米国株式市場から撤収、撤退すること】です。

5月27日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、前日比328ドル69セント(1.0%)高の3万3093ドル34セントで終えました。ダウ平均は前日までの5営業日で770ドルあまり下落していたので、反発力が貯まっていたのでしょう。
 ナスダック総合株価指数も続伸しました。前日比277.594ポイント(2.2%)高の1万2975.688で終えています。この後、米市場は3連休(5/29 Memorial Day)です。


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米国株の3連休、蹴散らすが如く・・・

 一言、米政府の債務上限問題を巡る協議が進展していることへの期待から、買いが優勢だったということです。3連休など蹴散らすが如くです。朝方発表の経済指標が米経済の底堅さを示したことも、相場を支えたと市場スズメ達は申しています。これなど、「金利引き上げ継続のデメリット」がスコーンと無視されています。勝てば官軍です。

日経平均も続伸中、3万3千円台が視野に?...

 先週の初め頃、日本のアナリストは「ドル・円が140円台を超えて来ると、日経平均は3万3千円台が視野に入って来る」と申しておりました。何故、活字にできるのか不思議でなりませんでしたが、彼の主張に沿って日経平均が動き始めていることに驚きです。

円安時の今、青い目は日銀保有のETFを狙っている?

 まとめて日本株を保有している者と言えば日本銀行です。今、猛烈に買いまくっている青い目の保有分と合わせると、どれ程までに占有率が高まるのでしょうか? 更に自社株買い分もあるので、貴方の勤め先の実質オーナーは最早誰なのか、分からなくなってしまっているやも知れません。

MYポートフォリオ

 GAFAM銘柄に再び大量の資金が入り込んだようです。金利動向などお構いなしに「ハイテク株」に買いが向かっています。次に買う者は、必ず高値で買う筈だとの信念があるのでしょう。「決して、買い値を下回ることがない」は、別名「独りよがり」と呼ばれます。


編集後記

 何をキッカケにして株価上昇が止まるのか? 振り返ってみると、すぐ「あれだ、これだ」と分かるのですが、渦中にいる時には見え辛いのです。ちょうど良い機会なので、株売買と円安で手に入れた『新しい不動産』でまったり過ごします^ - ^。

新高値に達した銘柄は、更に株価が上昇し易い・・・

 相場の世界では、新高値を更新した銘柄の株価は下がるどころか、上昇するスピードが増すことが多いのです。これは「新高値を超えた価格ゾーンには『売り待ちのシコリが少なく』、『ヤレヤレ売りも存在しない』ことから、更に一段高を目指し易い」といわれるものです。逆の「新安値まで売られた銘柄は、更に株価が下落し易い」ことも事実なのです。

日経平均の3万円2千円超えは、シコリが存在しない新規ゾーン...

 この意味で、数兆円の資金を日本株へ投下して、寄ってたかってお友達集団を引き連れ、日本株買いに精を出している外人は正にこれです。但し、数兆円の株資金は本国から持ち込んだものではなく、日本の銀行筋から「円」の短期融資で調達したマネーかも知れません。

日本の個人投資家から甘い汁を吸う、壮大な計画が存在する・・・

 とどのつまり、タダ同然で仕入れた「円貨」半分で日本株を買い漁り、残り半分の「円貨」でドル買い・円売りを仕掛けて「ドル買い金利までを得」、後日、円買いの精算売買で円高へ誘導して「為替差益を獲得」、タイミングよく円高状態で日経平均を売り浴びせて「株式譲渡益を享受」、円建て融資を金融機関へ返済して日本を後にする…。

博才のない私は、降りて眺めるだけ…

 このような青い目をした外国人たちの「儲けのシナリオ」を考えてしまいます。そこそこの相場経験の中、日本市場が佳境に入ったら最後、博才(バクチ)に打ち勝つ能力がないと自認している私は、いつも『眺めるだけ』『現物株の売りだけ』に止めています。
 では、楽しい週末をお楽しみ下さい。

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