米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

10/22「日銀が為替介入」と日経新聞が報道...

 日本時間の21日(金)23時台、ニューヨーク市場で円相場は一時、1ドル=151円94銭まで値下がりしていましたが、この直後に円相場は一転して円高方向に大きく値上がりしました。日本時間の22日(土)2時過ぎ、ニューヨーク市場で円相場は、147円台前半で取り引きされています。

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ダウ平均は大きく上昇中・・・

 米株は上げ幅を拡大中です。ダウ平均値は600ドル近く上昇する時もあり、日本時間の22日(土)2時過ぎ、対前日終値から526ドルの上昇になっています。ドル高と金利高は暫く一服している感がします。


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編集後記

 急激な円安の進行で、円貨からドル価への確保ができていなかった方々にとっては、ドル買いの好機が訪れたのでまさに朗報でした。かく申し上げる私も、少しですがドル貨を手当てさせていただきました。


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 貴重なドル紙幣を市場へ供給した「日銀の為替介入のお陰」です。米株価戻しもあって、米ドル需要が高まっていたのにもかかわらず、最近満足に「ドル転」が出来なかった投資家にとって、これは『最高の週末プレゼント』です。

次週には、150円台に戻す?

 次週は、週前半でジリジリと値を戻して、週末には150円を突破することでしょう。これ如きの介入規模で、進行中の円安、日本の未来を暗示している円貨毀損、これらを止めることなどできません。
 何せ、金利を引き上げると『日本株暴落』と『日本国債の瓦解』が始まるので、何があっても今の金利水準を維持しなくてはいけません。結局、この矛盾が『円貨の崩壊』に繋がっているのです。

日銀は、無制限で日本国債の買い入れを実施中・・・

 何度も申し上げますが、日銀は金利水準を維持するため、無制限に日本国債の買い入れを行っています。つまり、円貨を市中にばら撒いているので、円安になるのは必然なのです。
 これを止めるには、根底にある「金利の引き上げ」を行う以外にありません。結局、ここに行き着くのですが、しかし、いざ引き上げると「世界経済に混乱の極致を招く」ので、『今更、金利の引き上げ等はできない』との日銀判断が続いています。今や、金利引き上げは、先送りを決める最たる「案件」になって、「後は野となれ山となれ」状態です。

円安を止めるには?...

 円安を止める具体的な術は、「日銀保有の国債を売却、市中から円貨を回収すること(金利引き上げに伴う日本国債の瓦解)」と「日銀保有のETFを売却、株式市場から円貨を回収すること(日本株の暴落)」です。こうするだけで、いとも簡単に円安を止めるだけでなく、見事『円高に反転』できてしまいます。

円高に向かう「初めの一歩は、日本崩壊の第一歩」・・・

 このように見渡すと、日本が『円高』へと向かう道すがらは【いばらの道】であることが、お分かりいただけるでしょうか?
 WEB上では、「1ドル160円台突破、挙句の果てには200円台超」の記事など、ポチポチと目に付くようになって来ています。


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