9/18 ここ数日間の株価下落は、買いの好機でしょうか?
今、プレ市場(市場開始前の株式売買)の段階から『今日も売りますよ』姿勢で、多くの投資家が株式市場に臨んでいるように見えます。振り返ると、8/16にダウ平均は過去最高の3万5,625ドルに到達しました。この数値は年始から16.2%の上昇、直近30年の平均値である9.5%を既に大きく超えてしまった状況です。未来永劫、このような環境が続くことはなく、翌月(9月)に売り買いが交錯する「株価調整」が現れて、『株価の踊り場』が出現しても驚くことはありません。私は、ここは『年末株高へ向けての「押し目買い」の好機』と前向きに捉えています。今まで、さしたる買い場もなく、一本調子で上がり続けて来たのですから・・・。
トリプルウィッチング
17日(金)は、株式取引の出来高が最高潮に高まる「トリプルウィッチング」に当たります。トリプルウィッチングとは、個別株および株価指数のオプションの満期が指数先物の取引期限と重なる四半期に一度のイベントのことです。個人投資家の現物株取り引きなんぞ、可愛いものです。「売った、買った」と株価の上げ下げに賭ける行為が平均株価の価格攻勢に大きな影響を与えています。
ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、17日に満期を迎える株式オプションを約3兆4000億ドル(約373兆円)相当と試算。そのうち7200億ドル相当は個別株オプションで、9月としては過去最大となる見通し。
このイベントを前に、オプショントレーダーは相場の先行きに不安を募らせており、プット(売る権利)の価格は過去最高付近にある。
四半期ごとの満期は通常、S&P500種などのベンチマークのリバランスと重なり、出来高が1年間で最大級の水準に膨らむ。試算によれば、同指数のリバランスだけで550億ドル相当の株売買の要因となり得る。(ブルムバーグ 2021年9月17日 10:52 JST)
例年、夏の株高、9月は荒れる月間となる
何故、こうも株価が下げるのか。買い意欲が弱いことに他なりませんが、年間を通しての株式譲渡(売買損益)課税の問題もあって、全般的に市場が下げるなら持ち高整理、銘柄整理を行うチャンスです。よって、9月はなにかと便利な月間なのです。つまり、『秋口の株価調整を経て、年末に向けて株高へ進む序曲』なのです。上げるためには、一旦株価を下げなければいけません。逆もまた然りです。
- ダウ平均は、前日比166.44ドル(▼0.48%)安の3万4584.88ドル。
- ナスダックは、前日比137.96(▼0.91%)安の1万5043.97。
- S&P500種は、前日比40.76(▼0.91%)安の4432.99。
- 米国債10年利回りは、前日比0.007(▼0.49%)安の1.363%。9/18 08:20現在
- WTI原油先物は、前日比0.59ドル(▼0.81%)安の71.97ドル。9/18 08:20現在
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は960,371.91ドル(円貨換算額105,612,099円)、株式評価損益額は前週末から$3,976.45減、前月末から10,943.63ドル減の161,065.21ドル(円貨換算額17,712,341円
)、ポートフォリオ内のETF構成比率は94.12%でした。
本日及び今週の主な取り引き
平均株価が値下がる中で「QQQ」「VTI」など、基幹ETFの値下がり幅が物足りないので追加購入を見送りました。終了間際、公益企業体の「XLU」が一気に売られたので買い出動しています。フェイスブック株とアルファベット株の「XLC」は定額購入的に日々、買い入れしています。
簿外管理と枠外管理等
Myポートフォリオでは、簿外管理と枠外管理に関して、既に大まかな枠組みと株式の蒐集を完了しています。よって、今後は、株価の大幅な上下変動がない限り、売買を見合わせることになりそうです。今、従前から狙っていた個別、ETF銘柄をコツコツと安値拾いに努めています。(下段、未来管理と希望管理を参照のこと)
未来管理と希望管理
個別銘柄に関しては『未来』と命名、ETF銘柄に関しては『希望』と名付け、今回の株価下落に合わせる形で銘柄蒐集を進めています。まだまだ、枠組みが出来上がっていないので、『下がれは買う』事で肉をつけていきます。今やMy ポートフォリオの主力としての位置付けです。
未来管理(個別銘柄)
現在の保有銘柄は、次のとおりです。ごく少量の株数です。3年~5年後の「未来」を夢見て保有しています。値嵩株がメインとなっています。
- ① BABA 阿里巴巴集団(アリババ グループ)ADR
- ② BRKB バークシャー ハサウェイ B
- ③ COWN コーウェン インク A
- ④ GD ゼネラル ダイナミックス
- ⑤ LMT ロッキード マーチン
- ⑥ V ビザ A
希望管理(ETF銘柄)
現在の保有銘柄は、次のとおりです。ごく少量の株数です。取り巻く環境が改善されることを強く「希望」して保有しています。ユーロ通貨の覇者「ドイツ」の恩恵、習近平失脚後の「資本主義中国」・・・。
- ① CXSE ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーF
- ② EWG iシェアーズ MSCI ドイツ ETF
- ③ FXI iシェアーズ 中国大型株 ETF
気になる時事記事
フランス、駐米・駐豪大使を召還-オーストラリアの潜水艦契約破棄で
フランスは駐米大使と駐豪大使を召還した。オーストラリアと結んでいた潜水艦の建造契約が破棄されたことに対する不満の表れとみられる。フランスのルドリアン外相は契約破棄について、「裏切られた」と述べていた。
フランスは米国の古くからの同盟国であり、今回の動きは潜水艦の契約破棄を巡りフランス側がいかにいら立っているかを示唆している。(ブルバーグ 2021年9月18日 6:00 JST)
次期FRB議長、パウエル氏でなければ株安に-エコノミスト調査
バイデン米大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を再任しないという驚きの選択をした場合、投資家は米株の低迷に備える必要があるだろう。
ブルームバーグが実施した最新のエコノミスト調査では、バイデン氏がパウエル議長を続投させるとの予想は約90%となり、6月時点の調査から大幅に増えた。誰が次期FRB議長に指名されると思うかとの問いでは他に、ブレイナードFRB理事との予想が9%、ファーガソンFRB元副議長が2%となった。調査は9月10-15日にエコノミスト52人を対象に実施された。
エコノミストの約3分の2は、パウエル議長が再任されれば短期的に株価が上昇するとみている。一方で、ブレイナード氏が次期FRB議長に指名された場合は、半数以上が短期的な株安を予想している。(ブルバーグ 2021年9月18日 4:13 JST)
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