9/29 NY市場の3大株価指数(株価)が急落・・・
『当店の秋のバーゲンセールは何日間続くのか誰にもわかりませんが、売り切れで急に幕を閉じることもありますので、お客様はお急ぎください。』
このようなアナウンスが聞こえてくるような、突然発生した株価調整、いわゆる「株価下落」でした。皆さんは、お好きな銘柄の新規買い、買い増しを行えたでしょうか。明日も続くやも知れませんから、気長に行きましょう。
私感ですが、今夜の売買を考えていらっしゃる場合、売るなら寄り付きで、買うなら引けがよさそうな気がします・・・。(9/28 今夜のNY市場は、米国10年債利回り次第で急落かも...)
私の見通しが的中することは年に数回程度ありますが、今回、見事にヒットしました。
株価が下げた事由
① 米長期金利が一時、6月中旬以来の水準に上昇し、金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄が売られた。(日経新聞 2021年9月29日 5:29)
② 米連邦債務の上限問題への懸念(米連邦政府の閉鎖やデフォルトの可能性)も投資家心理を冷やした。(日経新聞 2021年9月29日 5:29)
日経新聞には上記のようなコメントが掲載されていますが、「それが一体どうしたの?」って感じです。10年物の金利が年率15%の時代を経たことのある米国ですから、たかが年率1.5%ぐらいどうってこともないのです。倒産などカケラもありません。
そして、法律を制定するのは議会、つまり議員自身です。法律の立案と可決権を持っている「選ばれた議員」が、『国民生活の基になる紙幣を放出する法案』を通すだけで解決する問題です。誰も破産することはありません。
① 米長期金利が一時、6月中旬以来の水準に上昇し、金利が上昇
株価が下がり切る前に、自分だけは逃げたいとの思いが株を売らせます。そして、この投資家心理を見越して、一気に株価を引き下げて(空売り)、資産減少への恐怖心を煽り、「早く売り逃げなければ・・」の愚かな行動を取らせて、儲けを企んでいる空売り屋の存在があります。
② 米連邦債務の上限問題への懸念(米連邦政府の閉鎖やデフォルトの可能性)
毎年の恒例行事となり、共和党と民主党の政争の具になってしまいました。オバマ大統領、トランプ大統領の時代にも「可決だ、否決だ」の論戦が市場を賑わして『大山鳴動して鼠一匹』で毎年落ち着くところで決着します。我々個人投資家は、こんなの無視しましょう。
株式を売却する時とは・・
では、どのような時に保有する株式を売却するのか? 単純に考えて、次の三点ぐらいでしょうか。
- 時機に関係なく、現金が必要になって、やむなく換金売却する時。
- 株式市場暴落時に併せて、保有銘柄を入れ替えるチャンスが生じた時。
- 更なる株価下落が見込まれ、後日の買戻しで保有株式数の増加が確実視される状況で、投資家自身が納得している時。
9月28日のNY市場終値
- ダウ平均は、前日比569.38ドル(▼1.63%)低の3万4299.99ドル。
- ナスダックは、前日比423.29(▼2.83%)低の1万4546.68。
- S&P500種は、前日比90.48(▼2.04%)低の4352.63。
- 米国債10年利回りは、前日比0.010(0.66%)高の1.546%。9/29 07:42現在
- WTI原油先物は、前日比0.08ドル(0.11%)高の74.42ドル。9/29 07:42現在
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は946,247.76ドル(円貨換算額105,506,625円)、株式評価損益額は前週末から18,209.08ドル減、前月末から26,771.39ドル減、年始から118,773.88ドル増の145,237.45ドル(円貨換算額16,193,976円)。ポートフォリオ内のETF構成比率は94.80%でした。大規模な追加購入を実施しました。
本日の主な取り引き
追加購入を行っていない銘柄を挙げる方が早い程、大規模な買い増しを実施しました。丁度、昨日に銘柄の整理売却を行って保有銘柄数を半減していたので、対応がとり易かった利点がありました。
なお、楽しみにして買い増しを続けていた「フェデックス株とナイキ株」ですが、今回の株価調整にまみれてしまい保有する意味が消失したので涙を呑んで売却しました。また、安値となっていた飲料メーカーの「コカ・コーラ株」と半導体ETFの「SMH」を新規購入しています。以前から狙っていた銘柄群の内の2つです。
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「しっぺ返し」
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