9/30 NY市場は『踊(おどりば)り場』で足踏み状態?
誰もが昨日の反発を期待して、NY市場開場前の「プレ市場」では3大株価指数が揃って買い上げられて上昇。期待感を抱かせる状況になっていました。しかし、寄り付き後、この期待感を背負った情勢がしばらくは続いたものの、ジリジリと買いが萎み始め、まず陥落したのがグロース銘柄を多数抱える「ナスダック」でした。
市場予想を下回る業績見通しを発表した半導体のマイクロン・テクノロジー株の下落(▼2%)が重しとなり、グロース銘柄からディフェンシブ銘柄へ物色の矛先が向かったのを境にマイナス圏を徘徊する展開となりました。逆に、大型銘柄やディフェンシブ銘柄を抱える「ダウ平均とS&P500種」は、航空機のボーイング株の上昇(△3%)が力強く作用するなど、終始プラス圏を維持しました。
先安懸念が市場にくすぶっているので、上昇に向かって踊り場を脱するには日柄が必要と思われます。この辺り、バイデン大統領とトランプ前大統領との投資家を引き寄せる力量の差異が現れ始めています。
- ダウ平均は、前日比90.73ドル(0.26%)高の3万4390.72ドル。
- ナスダックは、前日比34.24(▼0.24%)低の1万4512.44。
- S&P500種は、前日比6.83(0.16%)高の4359.46。
- 米国債10年利回りは、前日比0.012(▼0.81%)低の1.524%。9/30 07:00現在
- WTI原油先物は、前日比0.10ドル(0.13%)高の74.80ドル。9/30 07:00現在
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は949,582.65ドル(円貨換算額106,353,257円)、株式評価損益額は前週末から17,112.82ドル減、前月末から25,675.13ドル減、年始から119,870.14ドル増の146,333.71ドル(円貨換算額16,389,376円)。ポートフォリオ内のETF構成比率は94.74%でした。
本日の主な取り引き
会社が公表する半導体メーカーの先行き見通しが芳しくないことで、株価が依然として下げ続けている半導体ETFの「SMH」の買い増し、米国外の株式市場が下落しために評価額を下げている「バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)」の買い増し、未だ下げ止まらない「アリババ(BABA)」のチョイ買いを進めました。
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