米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

10/6 今夜、NY市場は総売り状態になりそうな予感・・・

今日、日経平均が一時500円を超える下落

 10/6の東京市場、お決まりどおりでは「日経平均が上がって閉場」を迎えるはずのものが、寄り付き後、程なくして大きく株価が下落。欧米の短期筋からすると、中国上海市場が10/6と10/7が休場となることを利用した『売り仕掛け』の臭いがプンプンします。今日、日経平均が下がる理由なんて何もないのに・・・です。

何故、日本のメガバンクの株価が堅調なの?

 その根拠として、日本のメガバンクの株価は、昨日と今日も堅調に推移しています。「え、米国の長期金利がコンマ以下でも上昇しているから、日本の銀行筋の利益が増える。だから株価が下がらないetc...。ちょっと待て、メガバンクやメガ損保が保有している膨大な10年物米国債券は、金利が上がれば評価益が減少、銘柄によっては評価損が発生するんだぞ!・・・です。」何か、オカシイと思いませんか?
 金融機関への売り崩しは「第二弾」として用意されているのかもしれません。中国の経済減速、東アジアを起点とした供給網混乱、半導体の確保難、挙げればキリがないですが、今、第一弾としてモノづくりの広い意味での製造業にターゲットを絞られたか? 分割後の旗艦トヨタが狙われています。

日本政府は、日本郵政株を追加で10億株余売却の意向を表明

 このタイミングで政府保有株を放出すると発表する輩がいることに私は理解できません。資本家にとって株式市場は『資金を調達するところ』です。このこと自体は教科書にも記載のとおり正しいことです。
 が、今や先進国の株式市場は国民資産を逓増させて、アンチエイジの時代、老後資産を確保する場となっています。この役割からすると、『株式市場の時価総額 = 国民の総資産額』となり、常に株価を引き上げる施策を政府が打って出る必要があります。
 何故なら、我々の税金で養っているのが役人であり議員だからです。その真逆をこのタイミングで公表すれば、大型株を筆頭に長々と売られるのは必定です。

夜間取引のダウ平均は3万3千ドル台へ下落・・・

 現在、夜間取引のダウ平均は3万3千ドル台へ突入、S&P500種の先物価格は4300を下回り始めました。昨日の上昇分にたっぷりと利子を付けて、今夜のNY市場はひたすら下に向かう、イヤ、向かわされることでしょう。
 各国の株式市場を混乱に追いやれば、『政府から景気対策の資金を引っ張り出せる、その資金を株価の値上がりで分捕る。』このような図式が描かれているのかもしれません。今夜の世界市場の動向は見ものですが、予感が見事外れることを願って・・・。


10/6 今夜、NY市場は総売り状態になりそうな予感・・・