米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

11/08 週別の投資状況分析リスト他...

 11月入りの今週は、3大株価指数が共に過去最高額で終了となりました。前週の金曜日(29日)、取り引き終了間際に怒涛の株価上昇となり、今週の動向を注視していましたが、ほぼ予測どおり株高の展開となったことは、驚き桃の木山椒の木です。

週別・月別の投資状況分析リスト

ETFの週間動向

 ETFを見回すと、今週も前週に引き続きハイテク銘柄が株式市場を牽引したことは衆目の一致するところです。データ的にもナスダック100総合指数をなぞる「QQQ」の週間損益額が4,046ドル増(前週 : 3,891ドル増)、率にして103.13%(前週 : 103.11%)、ダントツの結果となりました。唯一マイナスは、金融セクターで週間損益額が▼471ドル減(前週 : ▼707ドル減)、率にして99.40%(前週 : 99.11%)。金融セクターは、金利上昇で収益増が見込まれるとの煽りで株価が上昇しましたが、金利上昇が一服して下落し始めると人気離散となったようです。しかし、押し目買いを厭わない方はチャンス到来かも...。

個別の週間動向

 個別銘柄を見回すと、前週から大きく損益が改善となり、トータル損益でプラス圏へ浮上しました。但し、メルク株の下落幅がメチャクチャ大きく、ファイザー社の新型コロナ経口治療薬の治験報道による影響で▼1,184ドル減とマイナス圏(前週 : 1,269ドル増)へ転落、個別株全体の重石となってしまいました。しかし、クレジット銘柄と防衛銘柄の株価回復は、強気サインの狼煙のような気がしています。

11/08 週別の投資状況分析リスト他...

週間の売買状況

 下図の左辺が週間売買状況、右辺が月間売買状況のリストです。例の如く、全株を売却した銘柄はリストから除外しています。なお、10月は月末と週末が同一日でした。


11/8 週間の売買状況

前週の売買状況

 ETF売買は、平均株価の高値推移が今週も続いていたので全て見送っています。個別銘柄売買の主なところに関しては、次のとおりです。今週の個別銘柄の購入額は2万4千300ドル台と前週と比べ幾分減少しましたが、もう一杯一杯の状況です。

ファイザー株(買い戻し)

 配当権利日の高値時にすべて売却したファイザー株ですが、権利落ち後に43ドル台まで株価が落ちていたので、96株を買い戻しました。更なる買い増しも想定していたのですが、翌日の5日(金)に株価急騰があってその望みも潰えました。
 スポットを浴びている同社は、新型コロナワクチンと経口治療薬の両バサミで盤石の態勢を敷きました。そして、新型コロナワクチン対応に関しては、準備期間がホント短くて即効性の企業体制が光っています。配当率も高いですし...。

アリババ株ADR(新規買い)

 中国の所謂『IT文化大革命』の最大ターゲットになったアリババ株ADR。ピーク時の株価304ドルから、「半値八掛け二割引」(97.28ドル)の最安値を狙っていましたが、そこまでは落ちて来ないようなので諦めました。5日(金)に株価160ドルを下回って来たので、意を決して8株を買い入れました。


米国株セクター別の構成比率グラフ

11/08 米国株セクター別の構成比率グラフ

生活必需品ETFのXLPの売却を検討・・・

 今、米国株が過去最高の高値圏に位置するのは誰もが否定できないところです。Myポートフォリオも評価益が日本円換算で2千万円超となっているので、ジッと傍観するだけでなく適宜売却を考えています。特に、益出しが少額となっている「生活必需品ETFのXLP」を最優先の売却ターゲットに置いています。

個別株はリアルタイムの売却体制

 個別株全体としては取り組みの日も浅いので、売却手数料を差し引いて『益』が生じているなら躊躇することなく、利益確定・売却を進めていきます。まずは、日本株を第一優先として売却します。そして、日本株の売却資金は、一旦手元資金として、次は米国株へと向かことになるでしょう。

日本株に関する雑記

 私は日本株に対して、常に懐疑的な見方をしています。日本企業に対してモノ申すことは多々ありますが、それ以上に、日本株式市場に対して否定的な見解を持っています。一般的に株式証券市場は上がるもの、上げるものですが、方向性が定まらない日本株は、長期保有として考えられていない有価証券の類に落ちてしまっています。これは、玄人の市場参加者が、利益確定を主目的に短期売買を繰り返していること、更に東京証券取引所がこれら参加者を第一義に、彼ら彼女らへ有形無形の便宜を図っているからです。

「ファーストリテイリング」と「ソフトバンクグループ」

 代表的な日経平均株価、これに属する最大手が「ファーストリテイリング」、次が「ソフトバンクグループ」です。計算が難しいですが、この2社で20%近くの日経平均指数ウェート率となっているのではないでしょうか?
 両社は『塀が低く、堀が浅い』企業の代名詞で、中期・長期に亘って虎の子の資産を預けられるような「盤石な安定した企業」では決してありません。レバレッジを利かせ、金の力にものを言わせて、この2社の株価を上げ下げするだけで、東京株式市場をコントロール下に置くことが可能なのです。

気になる時事話

米下院、歴史的な超党派インフラ法案可決-バイデン大統領の勝利


米バークシャーの自社株買い続く-7~9月は営業利益18%増


中国政府が愛したジャック・マー氏、転落劇の内幕


パウエル氏のFRB議長続投、実現率が高そうな情勢