米国株 -『正しいものは美しい』

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6/27 簿外管理銘柄の栄枯盛衰...

6/27 簿外管理銘柄

 完成させたポートフォリオを崩すのも忍びなく、新たな銘柄に興味を惹かれることが多々ありますので、その時のために「簿外管理銘柄」を設けたのが6月の特徴でした。1カ月近くなるので、ちょっと検証・分析してみます。*日本株のS株はまたの機会に....。

簿外管理B(低価格帯のETFの集まり)

 私は、株価が高価格帯にあるETFをできるだけ避けるようにしています。基準値を基にしたETF価格が300ドルであろうが、1/10の30ドルであろうが、組み込まれている個別銘柄のETF価格あたりの価値は変わりません。であれば、低価格帯ETFは少額投資家にとって買い易い商品であり、魅力的に映っても仕方ないです。
 この点、ご理解いただけるでしょうか。例を挙げると、「株価3,000円の株式を10分割した株式は、全て1/10となり、比率的に保有する価値は不変である」という意味です。

ETF選択の動機付け

 貴方が個別銘柄ではなく、ETFを選択したということは、次のような動機が貴方を動かしたのでしょう。
 ①日々の価格変動を少なくして心の平静を保ちたい。
 ② 少ない金額で多数の銘柄を保有したい。
 ③リスク分散を図るため、インデックスやセクター全体を保有したい。
正解率100%ではないものの、方向性は何ら間違ってはいません。
 ETFを保有すると、「株式市場が右肩上がりで沸き始めているのに、保有する個別銘柄は売られまくっている。」といった悔しいことはなくなります。しかし、あくまでETFは平均値をなぞるので、大きく株価上昇して利益が転がり込むこともなくなってしまいます。つまり、国の経済発展と多国籍企業群が成し遂げる利益確保の総和に賭けることに他ならないのです。

保有する簿外管理のETF

 保有しているETFは次のとおりです。保有銘柄数を最大10まで引き上げたいので、あと一歩です。簿外管理Bの総予算を2万ドルと見ていますので、10銘柄保有で1銘柄あたり2,000ドル、各10%の構成比率を想定しています。

  • SPDR PF先進国株式(除く米国) / $37.32 / 11.89%
  • SPDR ポートフォリオ 新興国株式 / $45.76 / 12.00%
  • SPDRポートフォリオS&P400中型株式 / $47.75 / 11.63%
  • SPDR Portfolio S&P600小型株式 / $44.40 / 11.65%
  • SPDR S&P1500 コンポジット ストック / $52.85 / 21.79%
  • SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式 / $40.71 / 21.36%
  • SPDRポートフォリオS&P 500バリュー株式 / $39.73 / 9.68%

簿外管理A(統一性のない個別銘柄の集まり)

 初っ端から話が飛びますが、過去『1株株主』という言葉が昭和の総会屋全盛の頃、新聞紙上を賑わせました。これとよく似た『1坪地主』という言葉は成田空港闘争時代のものです。突き詰めると、日本株式市場で「1株」という名称を嫌うのは、拭い去りたい過去を引き摺っているからでしょうか。
 個別銘柄に関しては高価格帯の銘柄も選択肢に入れています。保有する株式を数株程度に止めることもあります。気に入った企業であることが前提ですが、株主としてその企業の行く末を見てみたいからです。

保有する簿外管理の個別銘柄

 このような背景がありますので、現在、保有している銘柄は次のとおりです。株価と価値の折り合いが付いたと判断した時、『買い』を入れました。

  • BRKB / バークシャー ハサウェイ B / $278.38 / 30.13%
  • CS / クレディ スイス グループ ADR / $10.77 / 6.99%
  • FDX / フェデックス / $291.95 / 15.80%
  • MCD / マクドナルド / $232.42 / 37.74%
  • UBS / UBSグループ / $15.68 / 9.33%

 決して、シャカリキになって買い集めようとは考えていません。難を抱えていて評価値が下がりまくっている銘柄を、敢えて取り込んだりしています。一時的な株価急落であれば、いずれ株価が戻りますし、「自分の直観力を試すいい機会かな」と考えたりしています。