5/7 年間1兆ドル(約130兆円)の資金を市場から吸収...
何と、米連邦準備理事会(FRB)は2022年6月から保有資産を圧縮する「量的引き締め(テーパーリング)」で、『年間1兆ドル(約130兆円)の資金を市場から吸収すると同時に、迅速な「市中金利の引き上げ」も進める。』と明言してしまいました。
「金融緩和で始まった米国市場」の株高は、終焉に向かう...
何をどのように転んでも、金融緩和で始まった株高である以上は、米国当局の金融引き締めで無残にも終わりを迎えます。株高は、株式市場へ投下される資金量の過多で決まる要素が、余りにも多過ぎるのです。こうした認識はプロ参加者の共通認識ですから、中長期的に投資家心理を弱気に傾けています。
当分は、配当金・分配金を受け取りながら、ジッとして過ごすこと
結論として、今後、従前のような株高を維持、続けられることはあり得ません。皆が逃げ去れば受ける傷が相当深くなりますので、このような時は『配当金・分配金を受け取りながら、ジッとして過ごすこと』が肝要で最適なのです。
「強気のワナ」の出現...
金融緩和の時であれば、平均株価が下がれば『買う』ことが鉄板で、『押し目買い』が最適な対応策でしたが、今やこれが通用しない時節です。具体時には、次のような動きが目立ってくるのが下げ相場の典型とみられています。
- ショートカバー(売り方の買い戻し)で相場が反発する。
- 安心感から新規の買いも入る。
- その後、再び下落する。
- 新規の買いが入った分、その投げ売りで次の下落幅はさらに大きくなる。
- これが【強気のワナ】と呼ばれる動きである。
- 株価チャート上で、大波・小波の「右肩下がり」が延々とみられる。
5月7日のトピックス
ダウ工業株30種平均は続落し、前日比98ドル60セント(0.3%)安の3万2899ドル37セントで終えました。ナスダック総合株価指数も続落し、前日比173.029ポイント(1.4%)安の1万2144.662で終えた。連日に亘り、年初来安値を更新しました。
4月米雇用統計結果は良好
朝方に発表された「4月米雇用統計」が労働市場の需給逼迫と高い賃金上昇を示しました。良好な結果であったが故に、お決まりの『インフレ高止まりが意識され、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが続くと警戒する売りが広がった』模様です。
市場では11日に発表される「4月の米消費者物価指数(CPI)」で物価動向を見極めたい投資家も多いので、再度、5月11日にも株価が急落する可能性が大です。全く始末に負えなくなって来ています。
取り敢えず、『迷ったら売り払う』に限る...
ダウ平均は午前中に一時523ドル安まで下落しました。前日もインフレ懸念で1063ドルと約2年ぶりの下げ幅で終えており、短期的に売られ過ぎとみた買いで、一旦は下げ渋る場面もありました。が、続かないのが株安時のセオリーです^ - ^。
取り敢えず、『迷ったら売り払う』に限ります。常に身軽にすること...。これ、投資における真理ですが、やり過ぎはダメです。何事も『過ぎたるは猶及ばざるが如し』です。
MYポートフォリオ
年間の配当・分配受領見込み額が6万5千ドルを超えました。先般の株価高騰時、配当率の低い景気敏感2銘柄を売却して得た資金を、今回の株価下落時に高分配率のETFへ移し替えしている結果です。
現預金を1万ドル保有中・・・
個別銘柄の売却額と配当金受領額で、手持ち現預金1万ドル超を保有しているので、更に配当金・分配金を厚めにするための投資が可能になっています。今、幸いに株価も安いですしね...。
今年の配当・分配受領額(税引き)が早くも、5月連休明けに前年受領額1万3千ドルを超えました。予定どおりに進捗できています。
株安の資産額減少を補う配当金と分配金
配当金等の再投資で、近い将来、確実にやって来るであろう「株安」時の資産額減少を少しでも補います。こうすることで、景気循環で次の「株高」時代に移った暁には、私の資産額はかなり増加しているのでは・・・、と目論んでいます。
米国株の平均株価が下落中でも、100万ドル台をキープ...
米国株がピークから10%近くダウンしているにも拘らず、株式時価総額と手持ち現預金額を合わせて「100万ドル台」と「1億3千万円台」をキープできていることが、大変素晴らしいことです。
手前味噌ですが、半年かけて構築し直したポートフォリオにおける銘柄選択に、大きな過ちがなかったことの結果であると考えています。そして、配当金再投資に注力して、初期投資額の増大を目指した決断が今となって大きかったです^^。
・配当等の年間見込み額 $65,066.34
・配当等の年間見込み額(円貨) 8,495,712円
・〃月額見込み(税引き) $3,795.54
・〃月額見込み(税引き、円貨) 495,583円
・現在の為替相場 (円/ドル) 130.57円
・今年の配当等受領済額(税引) $13,254.67
・一時的な借入金(参考) -$1,753.60
・入金予定額(参考) $3,039.62
編集後記
ゴールデンウィーク終了と共に今週が終わってしまいました。この期間、世界では丁丁発止してマネーをぶつけ合い、日本ではマイホームパパ、ママで過ごしています。1度きりの人生ですから、これもまた『楽しからずや』です。
何とか【ペン】の力を見せつけて憎きロシアを撃退し、原油価格や穀物価格を引き下げるべく『マスメディア』は血気盛んに責め立てています。
が、しかし、プーチン大統領は従前のロシア指導者と比較して精神構造が異なると、私は捕まえています。【怪僧】プーチンの名に恥じず、ロシアに何があっても君臨し続けることでしょうし、今、世界で唯一『核ミサイル』発射ボタンを、何ら躊躇することなく、押せる人間だと見ています。
彼が何処の国、何処の都市に狙いを定めるかで、我々の命運が決まります。ホンニ、危険極まりない人物なのです。南極回りでロシア製新型ミサイルが飛行して来れば、落ちる瞬間まで気づかないことでしょう。アーメン…。
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